日本文学者のドナルド・キーンさんが96歳で亡くなった。それで今朝の朝日新聞の天声人語で彼の代表作『百代の過客』にふりがながついていて、「はくたいのかかく」とあった。
私などは「ひゃくだいのかきゃく」だと思っていたのでびっくりした。ところがその話をしたら、妻がスマホでその文句がどこから来たのかを知らべて、その続きを読んでくれて、逆旅を「ぎゃくたび」と読んだのでそれは「げきりょ」ではないのと私からの注意が入った。
すぐに間違ったと思った妻は、逆旅とは旅館のことだと補足をしていた。
まあ、これは50歩100歩を笑うか、その逆であるので、べつに褒められた話ではない。
それにしても、日本人である私たちもこういう間違いをときどきする。長兄が生きていたころだから、もう25年くらい以前の話しになるが、「順風満帆」を私もそうだが、兄も「じゅんぷうまんぽ」と読むと思っていた。これは「じゅんぷうまんぱん」と読むのが正しいらしい。