『読む数学』(ベレ出版)という本がある。
この本は私が『四元数の発見』(海鳴社)を書いてその1部を兄に送ったときに、お前の本はわらないが、『読む数学』ー通読できる数学用語事典ー、は読むことができると言われたことがあった。
この兄も数年前に亡くなってしまった。それはともかくとして、わかりやすいと定評のある私の本よりもわかりやすい本はどんな本だろうと思って購入したらしい。
いま、ぱらぱらっとこの本をめくってみると確かに私の本のように数式一杯の本ではないが、結構難しいことを取り扱っている。
ただ、数式がないことがやさしいことではないことはだれにでもわかっているはずなのに。