物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Tout est bien qui finit bien.

2023-11-20 14:46:23 | 本と雑誌
                  Tout est bien qui finit bien. 
     (トゥ エ ビャン キィ フィニ ビャン)

   (フランス語のできる人は読みのカナを無視してください)

直訳すると「よく終わるものは、すべてよい」とでもなろうか。これは私が高校生の頃に覚えた英語のことわざ
     All is well that ends well
に対応しているであろう。日本語でも「終わりよければすべてよし」と言われるだろうか。wellはフランス語でbienと言えばいいのだとわかる。isはestになる。

またendsはfinitとなっている。終えるのフランス語の不定詞なfinirであるが、3人称単数に対応した変化はfinitとなっている。この場合にフィニットとは発音しない。フィニである。フランス語では単語の語尾の子音は特別な語以外は発音しないから。

単語の語尾にあっても発音することのある子音の語はc, f, r, lである。carefulと覚えなさいとフランス語の先生によく言われる。
 

『三次元の世界』

2023-11-20 10:12:53 | 本と雑誌
『数と図形の話』(岩波書店)の「地球儀の幾何学」を読むのを諦めたと先日書いたが、その代わりに『三次元の世界』(ほるぷ出版)を読んでいる。

こちらの方がずっとわかりやすい。第6章「球面の幾何」と第7章「経度・緯度・地図」のところである。地図の箇所は十分にはまだわかっていない。

それと球面三角形の内角の和は2直角=180度より大きく6直角=540度より小さいという定理がある。この本の図には内角が170度の描いているらしいのだが、あまりよくわらない。ここはもう一つ工夫が必要に思われる。

この本は最近日本図書出版から復刻出版されている。そのとき数教協の主要なメンバーだった人々がこれらの本を読んで再編集しているので、新しい版ではそこらあたりが改善されているのどうかはわらないが、改善されているかもしれない。すくなくとも私は修正したほうがいいという見解である。

愛媛県立図書館にはこの復刻版があると思うので借り出して読んでみたい。もしそこらが改善されていないならば、その改善したものを作っておきたいなどという気持ちが起こっている。

先日書いた『立体幾何学』(日新出版)はよく読めばわかるのだろうが、読むのに苦労しそうである。

球面の幾何学とか球面三角法とかのわかりやすい本がほしいと考えている。新沼恒次郎の『球面三角法』(冨山房)の現代版をつくる必要があるだろうか。