私は球面三角法を学んだことがない。これはもちろん学校でということである。なんでも学校で学ぼうと思ったりすることは退廃の極みであろうか。
「岩波科学の本」というシリーズの中に『数と図形の話』(岩波書店)という本があり、その中に「地球儀の幾何学」という章がある。全体で70ページくらいなのだが、これが読めない。特に最初の節が読めない。それでそこを飛ばして読もうとしている。
昨夜少し読んだがまだ20ページには行かない。読めるだろうか。今さっき調べたらまだ10ページほどしか読んでいなかった。もっともこの後の方には前に計算をフォローしたらしい紙片が挟まっていた。
私は短気で根気がなく、かつせっかちと来ている。これくらい短所がそろっていては偉い人にはもちろんなれない。まあそういうことは自分自身のことだからよくわかっているつもりではあるのだが。
ともかく球面三角法はいつかは納得したいと分野の一つであることはまちがいがない。
それと球面三角法の短い記述が秋山武太郎『わかる三角法』(日新出版)にある。これも30ページそこそこなのにまだまったく読めていない。