国会図書館の図書がディジタル資料として館外の一般の私たちにもアクセスしやすくなったということは一般に知られるようになってきた。
今日の朝日新聞にもそのことが記事として出ていた。何の登録もしなくても簡単に読めるようになった書籍もあれば、登録すれば、読めるようになった書籍も多いらしい。
これは昔のことで遠山啓博士の著作目録を作成していたころでもう十年くらいも前のことだが、館内の端末で彼の書いた受験参考書をディジタル資料として参照したことがある。ページ数とか発行年月日とかを知るためである。
大学受験の参考書としても面白いことが書いてあるのではないかとも思うが、中身を詳しく読んだわけではない。そういった受験参考書のあるものは古本として購入したものもあるけれども。
受験参考書もある段階ではよく読まれるのであろうが、その段階を過ぎると誰でも関心を寄せないのが通常であろう。だからいけないということはない。
ただ私はそういう中でもひょっとしたら、数学として役立つことがありはしないかと思っている一人である。