物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

いま至急見直しを

2024-01-13 12:26:46 | 物理学
いま至急見直しをしている。これは昨日書いた「四元数(補遺3)-四元数とパウリ行列-」のことである。昨日も書いたように11ページもあり、私の自慢の数学エッセイの一つのつもりだったが、これが見直しが不十分であまり自慢にはならない代物だった。

大分、見直しができたのだが、まだ見直しは終わっていない。これからがちょっと時間がかかるかもしれない。

これとは別だが、パウリ行列を導出した数学エッセイも他の機会に書いている。これは有名な朝永振一郎先生の量子力学の補巻といわれる、『角運動量とスピン』(みすず書房)のパウリ行列の箇所をフォローしたものである。

朝永さんが書いているのだから、いまさらとか言われても困る。たぶん朝永さんの書いているよりはわかりやすくなっているはずだ。

   (\sigma _{i}\sigma _{j}+\sigma _{j}\sigma _{i})^{2}=0 なら
   \sigma _{i}\sigma _{j}+\sigma _{j}\sigma _{i}=0

が成り立つと朝永さんは書いているのだが、それについて編者の原康夫(筑波大学名誉教授)さんが注をつけている。だが、それの詳しい証明を知らなかった。それで自分流の証明を付録につけてある。これの明解でエレガントな証明は知らないのだが、そういう証明を知りたいと思っている。

パウリ行列の導出については他の文献をフォロして導出したことはあるはずだが、そのノートはどこにあるかはわからない。いつかはいくつかの文献によってパウリ行列の導出についてまとめておきたいなどと考えているのだが。

これらは「数学・物理通信」に掲載しているのでインターネットで検索してみてほしい。「四元数(補遺3)-四元数とパウリ行列-」の方は後半の部分がちょっと粗雑であるのだが。賢明な読者なら判読可能だろうか。