今日の朝日新聞ではいくつかの今までの報道について、朝日新聞の自己反省が大々的に載っていた。
これは私自身は週刊誌の記事を直接読んだことがないのだが、新聞広告に載っていた、朝日新聞の批判記事とも関係している。
そして、その批判がすべてあたっていたということらしい。これは一部の報道にあたった記者や編集部の問題では多分ないであろう。
やはり組織の劣化が進んでいる結果としか考えられない。それにしても朝日新聞は今後右寄りにその主張をシフトしてくることが考えられる。
世間が全体的に右寄りであることはまちがいがないが、そのためにいずれの社会も経済界とか政界とかにわたって保守主義路線の論者が闊歩している。
1000万円以上の収入のある人に限ってとかいうが、残業代を払わないとかいう提案を経営者団体はしているらしいし、これまで個人の所有権を認めてきた特許権を全部会社の所有権にするとかいう。
これらは直ちに悪影響があるかどうかはわからないが、徐々に企業の活力を奪っていくだろうことは想像に難くはない。
そしてそれを現在の政治は追認したり、または勧めたりするようだ。
アベノミクスもここに来て陰りを見せ始めたようである。アベノミクスというが私の印象では日銀の金融緩和はある程度の成功を収めたが、それ以外の政策は一向にはかばかしくないのではないか。
政府が一時的に大幅な支出をすれば、見せかけの景気づけにはなるが、それはただ一時的な景気づけにしか過ぎない。
どうしたらいいのかについてはだれも明確な処方箋を持ち合わせていないのではないか。
先日新聞で読んだところではglobal企業ではある程度の成果を収めたとしてもlocal(地方)産業はたいていがサービス産業であってその政策は現在ではglobal企業を押し上げる政策だけではそのおこぼれにあずかるようにはなっていないという意見であった。
もしそうであるならば、現状の日本の2重構造に対して、複眼的な(または2面的な)経済政策が求められるということだが、実際はどうなのであろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます