『量と数』(愛媛県数学教育協議会)は80ページにもたらない小冊子ではあるが、これは故矢野寛(ゆたか)さんの渾身の書とでもいうべきものである。
この書と『中学・高校における水道方式』(愛媛県数学教育協議会)は、ともに私どもが手元において、常に参照すべき書であろう。
矢野先生には別に『量と数』の前身の書とでもいうべき、『矢野寛研究論文集』(四国地区数学教育協議会)もある。これには『量と数』で取り扱わなかった、テーマも扱っている。それでページ数も160ページを超えている。
この書の前半の部分が『量と数』に収められている。もっとも『矢野寛研究論文集』は手書きの原稿であったが、『中学・高校における水道方式』も『量と数』もワープロ原稿になって格段に読みやすくなっている。
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