ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

政調復活の会、「法案の事前審査」は撤回へ

2010年03月05日 23時28分16秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導

[写真]民主党衆院議員の平岡秀夫さん

 2月中、衆院予算委員会をずっと聞いていて、さすがに疲れてしまいました。3月上旬は休み時なので、しっかり休みたいと思います。

 興味をもって追いかけている「政調復活」についても、予算の年度内成立が決まったら動き出す、と聞いていたのに、昨日の「政府・与党一元化の下での政策調査会(政調)の設置を目指す会」の会合の日程は、おさえてなくて、報道をみて、アレーと思いました。

 それで、2月17日のペーパーと、3月4日のペーパーとを比較したいので、ペーパーを入手しなければと思いながら、いろいろ面倒なので、休んでいたら、平岡秀夫さんのブログに全文が載っていました。ペーパーの入手のしかたと、その管理については、政治ジャーナリストの生命線のようなものです。その辺の技術に関して僕は優位性を持っていると思うけど、僕はこれからの日本のために、また僕が楽だということもあり、平岡さんのようにブログで公開する方向性を支持します。

 で、前回のペーパーは自民党のような「法案の事前審査」ととれる項目があり、マニフェスト違反の可能性がありましたが、今回は、「閣法の立案協議(決定は内閣)」と明記され、議員立法と法案修正について、対応する機関だということになりました。政調会長は閣僚が務めることも、初めて入りました。

 平岡さんは2009年7月21日に公認料500万円を現金で渡されたことや、政務3役入りに失敗したけれど国会戦略室入りを目指していることをブログに書いてくれています。民主党の透明性を確保してくれているすばらしい当選5回生です。

 平岡さんのようにくそ真面目な人が、民主党財務委員長になって、党本部から各総支部への交付金の銀行振り込みの状況をネットで公開してくれたら、「民主党らしさ」が出てくるような気がします。夜明けにはまだ時間がある。

 さて、東京新聞(3月5日付朝刊)の12頁・13頁の見開き「日米外交密約問題特集」は読み応えがありました。特に生々しかったのは、次のシーンです。

 1971年の沖縄復帰後の米軍用地の原状回復のおカネを日本が肩代わりする密約について、吉野文六さんがアメリカ局の局員に向かって「公電がこの局から漏れていたら、私は辞職するつもりだが、漏れたとは思っていないので心配しないでくれ」と語り、衆院に行き、横路孝弘さんのコピーと公電の原本を照合すると本物だったというくだり。そして、自民党の有力政治家2人から「外務省はなんて世間知らずなんだ。公電のコピーなんてわれわれの所にもこんなに来ているぞ」と言われたと。そして、東京新聞(中日新聞)記者は、「日常茶飯事だった公電流出には、政治家に取り入ろうとする外務官僚のあさましさが見て取れる」と突き放して書いています。

 で、僕が言いたいのは、平岡さんのようにどんどん情報がネットで公開されるディスクロージャーの世の中になれば、不動産を囲い込む(エンクロージャー)ような政治家は相対的に消えていなくなるということです。

 東京新聞の1面には、「小林千代美議員辞職へ 来月補選回避 16日以降か」という見出しも載っています。地検が小林さんの関係者4人を逮捕して以降、小林さんは記者会見を開いていないと思います。すなわち情報のエンクロージャーです。そんなことをしているから、このように書かれてしまうのです。

 日経新聞(3月5日付朝刊)を見てみると、他紙と違う点があります。39頁訃報欄で、元労相・元経済企画庁長官の元自民党衆院議員、近藤鉄雄さんの訃報で、近藤さんの顔写真が載っています。近藤鉄雄さんは、近藤洋介さんのお父さんです。ご冥福をお祈りします。

 朝日新聞、東京新聞などは、昨日の櫻井充さんと前原国交相の問答を囲み記事で大きく取り上げました。日経新聞の夕刊には、「民主党・大島九州男氏への答弁」として、私の高校の先輩が載っています。

 それに対して、記者会見すら応じない小林議員は「辞職へ」とスパッと刺される。定例記者会見を毎回20分で打ち切っている、小沢さんの記事も最近は減ってきたように感じられます。記事が減るということは、すわなち影響力がなくなるということです。

 もはや逃げ隠れできない社会になったことを民主党議員は自覚すべきです。とても良い時代です。本物がより早く、それにふさわしい地位に就く時代になったということです。

 ◇ 

2010年3月4日 <o:p></o:p>

「政府・与党一元化の下での『政策調査会』の設置を目指す会」に集う民主党国会議員による要望
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1、 鳩山内閣の誕生に合せて、民主党の「政策調査会」の機能は、「政府・与党一元化における政策決定」を行う観点から、すべて政府(内閣)に移行することとされたが、その際、「先ずは、政策調査会の機能は政府(内閣)に移行させるが、その後の運用を見ながら政策調査会のあり方を検討する。」とされたとも仄聞している。<o:p> </o:p>


2、
鳩山内閣発足後5ヶ月余りが過ぎ、その間、各府省政策会議等が中心となって、予算編成や法案立案を含む各種政策課題への取組等が行われてきたが、次のような問題点が見受けられる状況に至っている。<o:p> </o:p>


各府省政策会議においては、時間的制約等もあって、各府省政務三役及び与党国会議員との間の十分な意見交換ができていない。<o:p> </o:p>


各府省の中には、官僚機構が持つ圧倒的な人員、情報等の優位に圧されているものがある一方で、各府省の政策分野に知識、経験等を有している与党国会議員が活かされていない。<o:p> </o:p>


我が党国会議員が、特定の政策分野において対外的に党を代表し得る立場に立って活動できていないため、党の存在感が薄れている。<o:p> </o:p>


新人国会議員にとって、各政策分野で知識、経験等を有する国会議員とともに活動する機会が乏しく、新人国会議員の政策能力を高め、延いては、党全体の政策力を強化する機会を失っている。<o:p> </o:p>


参議院選挙のマニフェストは、あくまでも政党として策定すべきものであるが、「党全体としてマニフェストを策定する体制」が十分でない。<o:p> </o:p>


3、
従って、私たち「目指す会」に集う民主党国会議員は、民主党の「全員野球」を実現すべく、ここに、「政府・与党一元化における政策決定」を前提とした「政策調査会」の設置を目指すものである。併せて、設置されるべき「政策調査会」の体制は、概要、次の通りとすることを提案する。<o:p> </o:p>


政策調査会長は、「政府・与党一元化における政策決定」を行う観点から、「国務大臣」をもって充てることとする。<o:p> </o:p>


政策調査会には、閣法立案協議(立案決定権は内閣)、議員立法立案、法案修正対応、個別的政策調査等を行うため、国会の各委員会又は各府省に対応する部会を設ける。<o:p> </o:p>


政策調査会には、中長期的又は府省横断的な政策の立案を行うための各種基本政策委員会(社会保障政策委員会、外交・安全保障政策委員会、成長戦略政策委員会など)を設ける。tags 前原誠司・国交相、近藤洋介・経産政務官、小沢一郎・民主党幹事長、佐藤泰介・民主党総務委員長

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「政調の設置を目指す会」が発足 初会合は41人が参加

2010年03月04日 21時44分39秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導


[写真]安住淳さんと生方幸夫さん

 報道によると、政府外議員41人が参加して、3月4日

 「政府・与党一元化の下での政策調査会(政調)の設置を目指す会」が発足し、民主党らしさの復活のため、政調復活をとりまとめていくことになったそうです。責任者は民主党副幹事長の生方幸夫さん衆院安保委員長の安住淳さんということのようです。

 政調復活は、2月17日に生方さんら政府外議員の4人が、鳩山由紀夫代表と小沢一郎幹事長にペーパーを提出したのがきっかけです。

 鳩山内閣最初の当初予算の年度内成立が確定したところで会を発足させたということで、政府外ながら、政権運営に責任ある考えを持った議員たちだと思います。政務3役では、内閣府政務官の田村謙治さんも参加したようです。

 2月17日の申し入れの際に、小沢幹事長は各省政策会議で、一方的な説明に終わることが多いことに、驚いて改善を約束したとされています。政府主催の政策会議に民主党副幹事長や衆参委員会の委員長・理事らがコアメンバーとして加わるなどの改善策が浮上していますが、これでは不十分です。そもそも、政府主催の政策会議では、次期国政選挙にのぞむ民主党としてのマニフェストを作れないという構造的大欠陥があり、政調の復活は必須です。

 自民党内では連日、石破茂政調会長や有志が設けた勉強会が盛んなようで、現地視察などをして、どんどん力を回復しています。

 私は、「政調の設置を目指す会」の活動を応援していきたいと思います。

時事ドットコム:政調復活目指し41人結集=安住、生方氏ら民主有志

 民主党の安住淳衆院安全保障委員長、生方幸夫副幹事長ら有志が4日、「政策調査会の設置を目指す会」を発足させ、衆院議員会館で初会合を開いた。衆参のベテラン、中堅議員ら41人が出席。政権獲得後に廃止された党政調の復活を執行部に求める方針を確認した。ただ、鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長は政調復活に否定的で、今後、党内対立に発展する可能性もある。

 生方氏は会合の冒頭、小沢氏が政調復活を認めず、各省政策会議の運用見直しで対応する考えを示したことについて「党内の活性化、議論の活発化には遠い案だ」と批判。出席者からは「民主党らしさがなくなった」などと政調廃止に対する不満が相次いだ。

 執行部に求める政調の体制に関しては、(1)鳩山政権の「政府・与党一元化」方針に反しないよう、政調会長には閣僚を充てる(2)各府省に対応する部会を設ける-ことを決めた。 
 出席者は政府に役職のない議員がほとんどで、衆院当選1回の新人議員は呼び掛けなかった。今後は新人を含め賛同者を広げ、執行部への働き掛けを強めていく方針。生方氏は会合後、記者団に「賛同者は100人くらいになるのではないか」と語った。

◇民主会合出席の有志議員
 民主党政策調査会の復活を求める4日の会合に出席した有志議員は次の通り(丸囲み数字は当選回数)。
 【衆院】土肥隆一(7)、玄葉光一郎、藤村修=以上(6)、安住淳、小林興起、筒井信隆、平岡秀夫=以上(5)、石毛子、生方幸夫、奥田建、小宮山洋子、吉田公一=以上(4)、岡本充功、菊田真紀子、篠原孝、首藤信彦、田嶋要、田村謙治、手塚仁雄、寺田学、和田隆志=以上(3)、稲見哲男、城井崇、郡和子、中川治、中根康浩、藤田一枝、本多平直、三谷光男、村越祐民、森本哲生=以上(2)、斎藤勁(1)
 【参院】岡崎トミ子(3)、大河原雅子、風間直樹、金子恵美、鈴木陽悦、徳永久志、白眞勲、松浦大悟、松野信夫=以上(1)

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元小沢一郎グループ・改革クラブが「お金がなくてパネルが作れない」

2010年03月04日 01時53分29秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導

【参院予算委員会 基本的質疑①日目 2010年3月3日】

 カテゴリー「渡辺新党をつぶそう(政党助成金詐欺)」の1年半ぶりのエントリーです。改革クラブはようやく政党要件を満たし、政党助成金をもらえるようになり、野党・自民党と統一会派を組んでいます。
 
 きょうの予算委に、改革クラブの大江康弘氏が登場しましたが、政党助成金をもらっているくせに、「わが党はお金がなくて、パネルが作れませんので」とワープロ打ちしたコピー紙をTVカメラに向けるなど、中身も見栄えもともにたいへん貧相な質問を展開しました

 大江氏は、日米同盟に話をふり、「新聞によると、米側から日米同盟の格下げを要請されたとあるが、事実か?」という、仮に事実なら戦後外交の最大の重大質問をしましたが、岡田さんは「そういうことは全くありません」と否定しました。

 鳩山首相・岡田外相は「日米同盟の深化」と、「深化」ということばをよく使いますので、これについて、質問しました。この際、冒頭の「深化」とワープロ打ちしたコピー紙をTVカメラに向けました。「ちなみにパネルは6万5000円前後かかるそうで、たしかに安いものではありません。改革クラブは昨年は政党要件を満たしていない期間が長く、苦労したようです。現在は政党要件を満たしています。収支報告書をみたところ、同党(同団体)は本部でほとんどお金を使わず、各議員の支部に寄付(交付)しているようです。ちなみに全支部に均等にお金を配っていますから、この一点では小沢民主党は見習うべきですね。

 「日米同盟の深化は、日米同盟の深刻化につながります」と最後まで訳が分からない質疑に、鳩山さんも笑いをかみ殺していました。

 大江さんは、第19回参院選で、小沢一郎党首率いるミニ政党「自由党」で初当選した元祖・小沢チルドレン。この日の参院予算委では、民主党・一新会系の谷岡郁子さんが口汚いヤジを飛ばすなど、新旧小沢チルドレンの品格の無さが目立ちました。夕刻の第22回参院選の公認発表で、前田雄吉・一新会前事務局長が臆面なく候補予定者に名を連ねるなど、理念無き金の亡者「小沢グループ」が腐臭を放っています。

 ◇tags 鳩山由紀夫・首相、岡田克也外相、谷岡一郎、谷岡郁子、中京女子大学、一新会、一新倶楽部、前田雄吉(西村雄吉)渡辺秀央
 「改革クラブ」は、野党・民主党を集団離党し、与党・自民党にすり寄ろうとしたところ、政党助成法の政党要件5人を満たせず、政党交付金を受けられませんでした。

 その後、無所属衆院議員(西村眞悟さん)の参加で、晴れて「政党」要件を満たしたものの、8月30日に衆院議員が落選し、ふたたび「政治団体」に転落。その後、さらに無所属の衆院議員(中村喜四郎さん)らの参加を受けて、ことしは1億2000万円の政党交付金を受け取れる計算になっていますが、7月に渡辺秀央さんが改選を迎えるなど再び、「政治団体」転落のピンチにあります。

 参院は選挙制度が複雑です。半数改選。そして、1人区・2人区・3人区・5人区が単記方式で混在し、非拘束名簿式比例代表もあります。

 私は参院は定数削減のうえ、全国比例1本にすべきだと思います。そうでないと、選挙オタクの小沢一郎さんが暗躍することになってしまいます。

 良識の府よ、ふたたび。

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「行政府への陳情は可能」平野官房長官が答弁

2010年03月03日 14時42分07秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
【参院予算委員会 2010年3月3日】

 財務大臣の菅直人さんが本予算案の趣旨説明をして、基本的質疑の1日目がスタートしました。

 平野博文・官房長官は3日の参院予算委員会で、陳情について、「(民主党が)『政府に行くな』と言っているとは思わない」と述べ、民主党幹事長室ではなく、政府の政務3役などに陳情へ行くことは問題ないと答弁しました。自民党の脇雅史さんが民主党の小沢一郎幹事長率いる正副幹事長の連中が、「役所へ陳情へ行くな」と脅して、幹事長室に来させている事例を聞いていると質したことに対する答弁です。
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衆議院で予算可決 あす参院で予算審議スタート

2010年03月02日 23時55分12秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
[画像]平成22年度予算の採決の結果を読み上げる鬼塚誠・事務総長

【衆院本会議 2010年3月2日】

 鳩山内閣が提出した平成22年度(2010年度)予算の審議が終わり、午後4時半からの本会議で採決されました。

 記名投票(堂々めぐり)が行われ、事務総長が結果を読み上げました。

 投票総数 474
 賛成    319
 反対    155

 で、可決し、参院に送付されました。

 1994年(平成6年)の第129通常国会で、細川内閣(羽田副総理、藤井蔵相、鳩山官房副長官)が提出した当初予算の成立が6月8日衆院通過、6月23日参院可決・成立と大幅にずれ込み、非自民連立内閣が倒れるボディーブローになったトラウマが克服されました。

 憲法60条の「30日ルール」がありますので、新聞の見出しとしては「年度内成立が確定」となります。とはいえ、今年は参院選の年ですから、あすからの参院予算委員会もウォッチしたいと思っています。

 衆院での審議は、予算を組んだ財務大臣(藤井裕久さん)が通常国会前に辞任するというピンチから始まりました。財務大臣を緊急リリーフした菅直人副総理は、分からないなりに上手く答弁したと思います。「箇所付け漏洩事件」が起き、2月4日、平野博文・官房長官と馬淵澄夫・国交副大臣が冒頭に陳謝してスタートした予算審議でした。

 予算委員会が開かれる衆院第1委員室には、「政治とカネ」の鳩山由紀夫首相、「箇所付け」の前原誠司国交相が出席していますが、民主党の小沢一郎幹事長、阿久津幸彦副幹事長は委員室におらず、自民党は「証人喚問・参考人招致」を求めましたが、実現せず、自民党は「のれんに腕押し」となり、攻めあぐねた印象です。例年に比べると、一般質疑、集中審議とも、野党の審議時間は長かったと思いますが、まだまだ日本の予算審議は時間が短いです。

 予算委員に関しては、与党側の筆頭理事の松原仁さんが野党議員をヤジって審議が滞らせたり、新人議員の畑浩治さんが椅子の後ろに手を回しながらヤジったりしていたのは、善処を求めます。

 参院に送付したとはいえ、政治とカネも、箇所付けもくすぶり続けています。このほか、自民党・公明党からの質問で、農業者戸別所得補償に根拠法案が提出されていないこと、国民・厚生年金特別会計から一般会計への“流用”が続いていることなどが問題点として浮上しました。これらの問題は、参院予算委や衆院各委員会に引き継がれることになりそうです。

 さて第174通常国会の会期は残り106日間ありますが、大型連休(ゴールデンウィーク)もあり、平日としては、「71営業日」しかありません。マニフェスト実現には、まだまだ遠い道のりで、参院選をひかえ、窮屈な日程が続きます。与党議員は時間のロスをしないように、事前の下勉強が必要です。
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[箇所付け]衆院予算審議大詰めで鳩山首相、前原国交相を処分へ

2010年03月01日 23時59分59秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導

【衆院予算委員会 「鳩山内閣の政治姿勢」に関する集中審議 2010年3月1日】

 衆院予算委で「箇所付け問題」に関する集中審議があったので、衆院第1委員室で傍聴しました。

 この問題は与党・民主党の「逃げ切りセーフ」になるかと思いましたが、予算通過の前日に公明党などからの要請で、集中審議が設定されました。午後1時半スタートというのは、おそらくNHK「バンクーバー五輪閉会式」に時間を合わせたのだと思います。そうです、NHKは国会より強いのです(笑)。

 まず、与党・民主党の海江田万里さんの質問に答える格好で、平野博文官房長官が5分以上にわたり、ペーパーを読み上げました。この中で、

 ・箇所付け漏洩の時刻は1月28日の午後9時。
 ・三日月大造・国交政務官が、阿久津幸彦・民主党副幹事長に資料をみつくろって持っていった。
 ・この資料の数字は概算要求(2009年10月15日提出)から類推できるものだ。
 ・国交省政務3役の行為は、憲法、国家公務員法、大臣規範などに違反しない。
 ・民主党から(県連を通じて)自治体に情報が漏れ、混乱したのは遺憾だ。
 ・国交省政務3役と民主党副幹事長の間に意思疎通の問題があった。

 などとしました。

 ところで、自民党の町村信孝筆頭理事がこの答弁を聞いて、自民党の松原仁筆頭理事を呼び出して抗議していました。こういった官房長官のペーパーは「政府統一見解」として、予算委理事会に提出するのがフツウですから、ペーパーを配布するよう抗議したのだと思います。

 与党・社民党の中島隆利さん(元八代市長、比例九州単独)は、「箇所付け資料の備考欄に知事要望あり、県連要望あり、などと書いてあるのは極めて遺憾だ」としました。

 野党・自民党からは前釧路市長の伊東良孝さんが質問しました。

 前原誠司・国土交通大臣は「党から仮配分(箇所付け)の内容が出たのは、想定外で遺憾だ」としましたが、伊東さんの鋭いパンチの連発に、ついにしどろもどろになってしまいました。官僚に耳打ちされ、ペーパーを渡される前原さん。私は前原さんがしどろもどろになったのは、野党時代も含めて初めてで驚きました。しかも、官僚のペーパーを読み上げても、まるっきり意味不明の答弁でした。

 「何十年も国会と内閣が築き上げてきたルールを壊す行為だ」とボルテージがあがる伊東さんに対して、鳩山由紀夫・首相は「私どもはこういった情報が利益誘導型政治だと思われることがあってはいけない。本来はもっとオープンに全国的にやりたかったのだが、政務3役と党の間に意思疎通が十分でなかった。国交省の処分を検討したい」と答弁しました。

 2月4日の本予算審議スタートから1ヶ月間、今年の予算審議は「箇所付け」が最大の争点となりました。もっと予算書の中身に入って欲しかったのですが、これは「大前提」の話ですから、自民党の対応を、私は評価したいと思います。

 伊東議員は「まだまだ追及します」として、衆院国交委員会や、参院予算委員会などでも追及を続ける構えを見せました。

 報道によると、鳩山首相は、前原・国交相を処分する考えを示しました。2月4日に平野官房長官が馬淵澄夫・国交副大臣らを処分するととれる答弁をしていましたから、対応が後手後手に回ったことは否めません。鳩山内閣では、いたるところで、「危機意識のなさ」を感じることがたびたびあります。

 また、自民党→政府という衆院予算委では、民主党の阿久津副幹事長や、小沢一郎幹事長に質問をすることができないという制約がありました。鳩山代表(首相)には、民主党幹事長室の処分も検討して欲しいと思います。

 自民党はなかなかよくやったと思います。

(答弁の内容については、自分のノートの感触を優先していますので、正式な文言は会議録でご確認ください)

 ◇

 本予算案は、3月2日午前9時から、衆院予算委で締めくくり総括質疑。採決の結果、可決し、午後4時半の衆院本会議に送られます。自民党と共産党が「組み替え動議」を提出する予定のようです。本予算案は3案(一般会計、特別会計、政府関係機関予算)一括して、記名採決(堂々巡り)のうえ、可決。同日中に参院に送られ、憲法60条の規定(30日ルール)年度内成立が確定する予定です。

asahi.com(朝日新聞社):首相、前原国交相を処分へ 公共事業個所付け情報問題 - 政治

 鳩山由紀夫首相は1日、公表前の公共事業の「個所付け」の情報が国土交通省から民主党を通じて全国の自治体に漏れた問題について、「国交省に対して処分を行う必要がある。最高責任者は前原大臣になる」と記者団に語り、前原誠司国土交通相を処分する考えを示した。

 首相はこの日の衆院予算委員会で、処分の理由を「予算審議を経て個所付けとして決定されるべき貴重な情報が、政党との間だけの情報だったにもかかわらず、意思疎通が十分でなく各自治体に流れてしまった」と説明。「利益誘導型政治とか選挙対策とか思われてはならない。遺憾な部分はあった」と答弁した。

 ただ、首相はこの問題にかかわった国交省政務三役(大臣、副大臣、政務官)について、法令や2001年に閣議決定した政務三役の規範への違反はなかったと説明。処分内容は「検討中」としている。鳩山内閣は昨年、直嶋正行経済産業相が国内総生産(GDP)の速報値を公表前に漏らした問題では、平野博文官房長官による電話での注意にとどめている。

 平野長官は予算委で調査結果を報告。国交省政務三役の合意のもとで昨年12月16~18日に政務官と担当課長が党都道府県連にヒアリングし、1月28日に三日月大造政務官から阿久津幸彦党副幹事長に情報を伝えたとした。

     ◇

 ■個所付け問題 国土交通省の政務三役は1月末、2010年度の国直轄事業の予算配分案を記した資料を民主党だけに提示。民主党都道府県連を通じて自治体の首長らに情報が伝わった。党や自治体から陳情があった308事業の6割で概算要求段階から予算が増額され、凍結候補だった国道事業の6割で予算が復活するなど陳情を反映した配分となった。前原国交相は当初、資料の国会提出を拒んだため、野党から「国会軽視だ」などと批判を受けた。

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きょう結婚の宮崎岳志さんがつないだ「命のバトン」

2010年02月28日 21時24分59秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導



 民主党衆院議員の宮崎岳志さん(群馬1区)がきょう2月28日、結婚しました。

 上州では自民党から4人の総理大臣が出ていますが、民主党も負けていられないということで、媒酌人は羽田孜元総理大臣でした。

 さて、さる2月19日、衆院厚生労働委員会で初質問に立った宮崎さんが、「命のバトンタッチ」をしました。

【衆院厚生労働委員会 2010年2月19日】

 民主党群馬1区の宮崎岳志さんが初質問に立ち、冒頭、「日本での薬の承認遅れ(ドラッグラグ)」について質問しました。

 承認を心待ちにしながら、昨年1月に卵巣癌のため、38歳で亡くなった友人の意思を国会に取り次ぎました。

 宮崎岳志さんは、初当選前の昨年年初のブログに次のように記しています。

 (宮崎岳志さんのブログから全文引用はじめ)

2009年1月4日(日曜日) 友の死

 初詣やら年始回りやらについて書こうと思ったのだが、それどころではなくなった。

 元旦、古い友達が亡くなった。

 私の学生時代に、ある大学の弁論部で、代表をつとめていた女性だ。私にとっては「天下国家を語り合った仲」ということになる。

 死因は、卵巣ガンの転移だった。

 彼女は、保険未適用の抗ガン剤に、望みをかけていた。世界的に効果が証明されている薬でも、日本では手続きがきわめて遅く、煩雑であるため、使うことができない。

 これを「タイムラグ」ならぬ「ドラッグラグ問題」という。

 保険適用がなくても、自費診療ならまったく違法ではないが、実際のところ、たとえ本人の希望であっても、こころよく使ってくれる医療機関は少ない。カネ次第で「なんでもOK」な民間クリニックもあるようだが、公的な病院となると、簡単にはいかない。

 私は彼女から頼まれて、保険未適用の薬を試してくれる、それも信頼性の高い医療機関を手配し、予約を入れた。彼女が倒れたのは、なんと、その病院で診察を受ける前日だった。

 あと半年、長生きしていれば、新しい薬が使えたかも知れないのに。はっきり言おう。官僚の「事なかれ主義」や、医学会の重鎮の「メンツ」のために、今日も本当は助かったはずの人が死んでいる。助かるはずの命が、一日一日と、失われている。

 ドラッグラグ問題。いつか、ブログにちゃんと書く。そして、政治家を目指す者として、改善に本気で取り組む。

(全文引用おわり)

 そして、昨年2月4日付のブログには、次のように書いています。

(引用はじめ)

2009年2月4日(水曜日)
天国の友と、ドキシル承認
カテゴリー: 気になる話- miyazaki @ 19時46分08秒

 今年1月4日のブログで、元旦に亡くなった友人(女性)のことを書きました。

(中略)

 私自身、彼女が新薬による治療を受けられるよう手を尽くし、実現寸前までこぎつけましたが、体力の消耗は深刻で間に合いませんでした。己の無力さに、内心、忸怩たるものがあります。

 さて、1月30日の毎日新聞に、こんな記事が載りました。

<卵巣がん>抗がん剤「ドキシル」承認へ 80カ国先行販売

(中略)

 ドキシルは、彼女が最も使いたがっていた薬です。もちろん、使ったら助かったとは限りません。しかし、希望は抱けたでしょう。

 彼女はドキシルが早く承認されるよう、病躯をおして、患者の立場から国への働きかけすら行っていました。

 あと、1カ月長生きしていたら(もし助からなかったにせよ)、「ドキシル、承認へ」というニュースは聞けたのになあ……

(後略)

(引用おわり)

 岳志さんの2月19日の質問の中には出てきませんが、この方のお名前は、渡邉彩子さん、旧姓・黒須彩子さんとおっしゃいます。  

 実は、黒須さんは、私の友人(先輩)でもあります。私は大学1年生のときに、台湾国民党と日本自民党が定期的に開催していた台湾学生訪問団に参加したことがあります。この事業は今はもうありません。

 私が参加した1年前の団に参加した4人がグループで、「もっと台湾のことを知りたい」と自主的に部分的に同行しました。その一人が黒須さんでした。旦那さんの渡邉さんもその4人の1人だったと記憶しています。黒須さんはその後も継続して台湾を何度も訪問していました。

 私も1993年初訪台以来、台湾に関心を持ち、合計3回・合計28日間台湾に滞在経験があります。最近は台湾の方には、ご無沙汰していますが、台湾に関する勉強会に参加していた時期もありました。

 黒須さんと顔を会わすと、いつも気さくに声をかけてもらいました。彼女はけっして机上の議論に満足する人ではなく、草の根での人的交流を、自然体にできるばらしい女性でした。台湾の人と織り物を服に合わせて楽しむ写真を見せてくれながら、「織り物一枚から始まる文化交流もあるんだよ」と教えてくださいました。私がたまに元気なさそうにしていると、本気で心配してくれました。いい人ほど早く亡くなる、とはこのことだなと感じました。彼女の死で、わが国は貴重な「民間日台(日華)大使」を失ったと思います。

 このブログを書くにあたって、一つ、知らなかったことを知りました。台湾では既に新薬が承認されていて、彼女は、台湾での治療の可能性も探っていたそうです。

 政治家と厚労省の医官って人の命を何だと思っているんでしょうね。

 岳志さんも、当選後、若干、顔が上を向いている感じがあり、敵(自民党)の大票田の沼田市を本気で切り崩している気配も感じられず、少し心配しておりましたが、こうやって初質問で共通の友人の「命」をつないでくれて、初心を忘れていないんだと、安心しました。

 国会とは、人間交差点。

 「命をつなぐ政治」という原点を、民主党は一日たりとも忘れてはいけません。

 宮崎岳志さん、ご結婚おめでとうございます。

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子ども手当法案が審議入り 衆院本会議

2010年02月23日 14時40分37秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導

[画像]子ども手当法案の趣旨説明をする長妻昭厚労相、衆院本会議

【衆院本会議 2010年2月23日】

 長妻昭厚労相が、「平成22年度における子ども手当法案」(閣法)の趣旨説明をし、審議がスタートしました。

 マニフェストの目玉政策を具体化する時限立法で、中学生以下の子ども一人あたり月額1万3000円を支払う内容です。

 恒久法案は、秋の臨時国会か来春の通常国会に先送りされたことから、2011年度(平成23年度)以降の支給額「2万6000円」に関しては再度議論される可能性が出てきています。

 子ども手当法案は、この後、衆院厚生労働委員会に付託され審議、可決。参院に送付され、参院厚労委で審議、可決し、年度内に成立する見通しです。

 ◇

 子ども手当法案には、受給者、基本的には両親ということになるでしょうが、受給者の責務が書き込まれています。

第2条 子ども手当の支給を受けた者は、前条の支給の趣旨にかんがみ、これをその趣旨に従って用いなければならない

 趣旨というのは、第1条、

この法律は、次代の社会を担う子どもの健やかな育ちを支援するために

 とあります。

 子どもは社会の共有財産です。
 「次代の社会を担う子ども」のための手当ですから、「何に使おうが勝手だろ!」との理屈は通用しません。パパ・ママのみなさん、どうぞよろしく。

 そしてまた、パパ・ママだけでなく、社会のみんなが、子どもが、社会のルールに背いたり、転んでつまずいたりしたときには、もっと関与できる社会をつくる、あるいは昔の社会の良さを取り戻すというべきかもしれませんが、社会のメンバー全員で子育てする社会をつくっていきたいと、私は考えています。

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箇所付けペーパーを作成したのは役所

2010年02月20日 19時50分39秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
 鳩山由紀夫総理(民主党代表)が「民主党らしさを取り戻したい」と話しておられるようですが、「箇所付け漏洩事件」は、もっとも民主党らしくない事件です。

 さて、1月29日に民主党の阿久津幸彦副幹事長が47都道府県に配布した(漏洩した)「箇所付け」の資料の中、「海猿」でおなじみ海上保安庁が作成したとみられるペーパーが入っていたことが分かりました。当ブログが独自に分析した結果、分かりました。

 政府が1月22日に提出した「平成22年度一般会計予算」の848ページには、海上保安庁の「船舶建造費」として「244億円」が計上されています。この細目については、予算書の中にはありません。で、この細目が「箇所付け」になります。将来的には、予算書提出の段階で細目まで入る方がベストです。

 民主党幹事長室が1月29日に配ったペーパーには、この244億円でどんな船をつくり、うち、22年度はいくら予算執行するか、が書かれた一覧表があります。

 例えば、中型巡視船(350トン型)建造4隻に全体事業費「98億円」で、平成22年度は「57億円」などと書いてあります。「海猿」なんかは「小型巡視艇20メートル型」などに乗るでしょうが、これは4隻建造し、全体事業費・平成22年度予算ともに「13億円」がついています。

 また、大型巡視船(1000トン型)建造2隻は平成22年度「0」となっており、予算が付いていないようです。

 そして、この一覧表の金額を電卓で叩くと、243億円となります。このエントリーの冒頭にも書いたように、予算書には「244億円」と書いてあります。このペーパーは、端数を切り捨てた箇所付けの仮配分表で、それが、衆院での予算案の審議入り前に流出していた、ということで間違いないでしょう。

 造船会社経営者ならぜひ欲しい情報ですが、民主党支持者には、造船会社の労働者が多いのです。小沢一郎幹事長は今後は経営者と付き合っていくつもりなんでしょうか。

 また、1月29日のペーパーには不自然な点があります。

 「河川」に関するペーパーには、「(案)」「部内限り」

 「道路」に関するペーパーには、「(参考)」「部内限」

 「港湾」に関するペーパーには、「(参考)」「部内限」

 「船舶」に関するペーパーには、「(案)」「部内限」

 と書いてあります。つまり様式が不揃いなのです。

 ということは、それぞれ、河川局、道路局、港湾局、海上保安庁の各部局がワープロ打ちしたペーパーを、阿久津副幹事長ら民主党幹事長室がコピーをして、47都道府県に分けて、ホッチキスで留めて、封筒に詰めたのではないかという疑念が生じてきます。

 この場合、国家公務員法の守秘義務との関係が問われます。しかも、問われるのは、幹事長室からせっつかれた、国交省政務三役になってしまうという不条理な話になります。

 鳩山総理は16日のぶら下がりで「「民主党らしさ」とは、野党時代の歯切れの良さみたいなもの。その姿が与党になると、なかなか隠れてしまいがちだ」と答えています。平野博文官房長官の箇所付け事件に関する衆院予算委での答弁は歯切れ悪いどころではありません。

 来週の衆院も箇所付け問題が引き続き争点になりそうです。
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小山展弘・衆議院議員がまさに順風満帆の初質問

2010年02月19日 20時41分39秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導


【衆院財務金融委員会 2010年2月19日(金)】

 小山展弘さんの初質問が昨日急きょ決まり、政策秘書さんから連絡をもらったので、駆けつけてきました。

 小山さんは国会議員になってすぐ、民主党の不名誉な歴史に名を連ねてしまいました。与党として初めて迎えた法案採決が強行採決となってしまい、起立賛成者のひとりとなりました。質問したり、討論に立つことは一切ありませんでした。議事録には「出席議員」として名前が残りました。2009年11月19日のことです。

 それから、ちょうど3ヶ月後のきょう、初質問のチャンスを得ました。

 この日の財金委は午前9時に始まり、小山さんの質問は午後12時21分から。

 玄葉光一郎委員長が「次に小山展弘君」と呼ぶと、亀井静香・金融担当大臣から「なんだよ、まだ終わりじゃねえのかよ!」とのぼやき声が・・・しかし、小山さん全く動じませんでした。まあ、緊張で耳に入らなかったようですが。

 
[画像]小山議員を指名する「玄葉光一郎・衆院財務金融委員長(民主党)」

 小山君は与党議員ですから、「菅財務大臣への質問の予定はありませんので、どうぞご休憩下さい」と促し、菅直人さんは昼食に向かったようです。

 小山君は、最初の質問を「中小企業金融等円滑化法が施行されて最初のヤマ場である年末年始を越えました」と切り出しました。あの強行可決した法律のフォローから入ったのです。

 この質問は政治的にも金融的にも日程感覚にすぐれた質問だと思います。

 また実績の数字を副大臣に答えさせ、その評価を大臣に答えさせました。合理的ですね。

 
[画像]小山議員に答弁する亀井静香・内閣府特命担当大臣(国民新党代表)

 
[画像]小山議員に答弁する大塚耕平・内閣府副大臣(民主党)

 ずっと答弁者の目を見ながら聞いていた小山君。最初はガチガチでしたが、だんだんと饒舌になり、

 「リーマン・ショック前には、『融資は投資だ』という言葉が投資銀行ではやったらしいが、それは違う。

 お客様と一緒に成長していく、高度成長期のようにはいかないけど・・・でも、そういう姿勢を持つことが、金融機関のあるべき姿なんです。」

 農林中央金庫職員としての経験を国政につなげました。委員会室にいた政務三役、与野党の先輩議員たちが「あれ、こいつ面白いかもな」という表情をしていたように、私には感じられました。

 質問するだけではありません。自己ピーアールも十分でした。

 新銀行東京への金融検査に関して、大塚耕平さんに質問。野党時代は、追及チーム座長、現在は金融副大臣。大塚さんも答弁できてうれしいという風情でした。

 そして、「新銀行東京」と対比させるかたちで、JF漁協(漁業協同組合)について言及。「今、50年間1回も不正融資をせずにコツコツとやってきた漁協がどんどん廃業に追い込まれています」との現状を国政に届けました。

 実は、JAバンク(農協)だけでなく、JFマリンバンク(漁協)の預貯金も農林中金が運用しています。で、小山議員がしらみつぶしに調べた結果、「漁協」関連団体職員出身の国会議員は彼ひとりのようなんです。ちゃっかりアピールしています。静岡3区で自民党の柳澤伯夫元金融相を5万票近くの差でかわした実力の一端を感じました。

 最後は、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額(1000万円)引き上げは、信金・信組・JAバンク・JFマリンバンクの経営を圧迫すると指摘しました。

 亀井郵政改革担当大臣から「私どもは、郵便局が栄えて、信金、信組、あるいは保険の代理店が廃れるような改革はしません。それぞれ相まって地域社会を守っていくことができる郵政事業にはどうしたらいいか。私どもとしては、信金、信組、あるいは第二地銀が協力し合っていけるように、大塚副大臣を中心にどういう協力が出来るのか協議をしています」との答弁を引き出しました。この「大臣から答弁を引き出す」という姿勢は、政府外与党議員(バックベンチャー)の手本となるものだと思います。

 一回だけ、「委員長!」と言い忘れた小山さん。前日の衆院本会議中、質問時間の22時間前にチャンスをもらったたった15分間の質問ですが、十分及第点だったでしょう。

 筆頭理事の篠原孝さん、国対副委員長の高山智司さんら、よい先輩に恵まれていることも、よく見て取れました。

  → 
 [写真]去年の夏       [画像]今年の冬

 小山展弘34歳、ひとりの代議士として、自分の脚で一歩を踏み出しました。

 ◇

 午前中の委員会では、自民党の野田毅さん(昭和39年大蔵省入省)が菅財務大臣に6月に策定する「中期財政フレーム」について質問。菅財務大臣が「第45回衆院選の任期中は消費税を上げない」と言明すると、「ならどうやって(衆院選任期切れ後の2013年度以降の中期財政フレームを計算するのか?」と追及。これは大きな難問が浮上しました。

 ◇

 菅財務大臣は、19日午後の衆院財金委で、「所得税法改正案」「粗特透明化法案」など予算関連(日切れ)3法案の趣旨説明をしました。来週以降、日切れ法案を審議するベースが整ったことで、予算審議は与党ペースになってきました。

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小山展弘さんら「政権交代チルドレン」が初質問へ

2010年02月18日 20時04分56秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
[写真]小山展弘・衆院議員(静岡3区)

 このブログは、私の大学のゼミの3級後輩である「小山展弘さん」の日常活動や選挙運動を通じて、代議士の誕生の姿をお伝えしてきましたが、いよいよあす(2月19日)の午後12時15分~12時30分に小山代議士(34)が衆議院・財務金融委員会で初めての質問に立つことになりました。

 生中継は下のリンク先「財務金融委員会」で。

 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

 後から見る人は、カレンダーの「2月19日」をクリックして、「財務金融委員会」をクリック、さらに「小山展弘(民主党・無所属クラブ」をクリックしてください。

【第45回総選挙中のエントリー】

静岡3区は金融政策を占う選挙区、JAバンク出身の小山展弘さんが郵政見直しを訴える

午後7時からの演説会待ち

【総選挙直前ゴールデンウィークの日常活動】

【静岡にて】前哨戦のお手伝い&デモクラシーの勉強中です

静岡3区の小山展弘さんのスポット演説、とても良い反応でした。

 ◇

 衆院はきょう(18日)、本会議を開き、自民党が提出した「鹿野道彦・予算委員長解任決議案」を否決しました。

 衆院はあす(19日)、予算委員が大阪府・新潟県に出張して「地方公聴会」を行い、予算採決の手順を踏んでいくことになります。

 各大臣の体が空くのを利用して、各常任委員会で、通常国会にあたっての大臣の所信表明や一般質疑などが行われます。財務金融委員会だけは既に菅直人財務大臣、亀井静香金融担当大臣の所信表明が終わっています。

小山さんのほかにも、多くの民主党新人議員が初質問に立つ予定です。
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田中眞紀子さんら政府外4議員、「政調」復活を申し入れ

2010年02月18日 14時19分33秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
[写真]左上から時計回りに田中眞紀子元外相、筒井信隆さん、生方幸夫さん、城島光力さん

 田中眞紀子さんら、政府外の民主党4議員が17日、鳩山代表(総理)と小沢幹事長に「政調復活」を申し入れました。

 当ブログは、要望ペーパーの全文を入手しましたので、その内容をお伝えします。

 報道では、小沢一郎幹事長は「今の各省政策会議で十分だ」として、消極姿勢を示したとされますが、私としては、「民主党らしさ」を取り戻すためにも、政調復活を応援します。

 要望書のタイトルは「民主党政策研究所設立の要望」で「2010年2月17日付」で、差出人は「民主党衆院議員有志」となっていますが、実際に、申し入れたのは、田中眞紀子さん、筒井信隆さん、城島光力さん、生方幸夫さんの4人です。それぞれ衆院文科委員長、農水委員長、「拉致問題」特別委員長、民主党副幹事長を務めています。

 要望書は、「民主党活性化のため、『民主党政策研究所』の設置を要望します。なお、それまでの間、政策調査会を復活させることを求めます」となっています。

 下部組織として、①政策審査委員会、②基本政策委員会、③議員立法委員会、④地方議員交流委員会、⑤マニフェスト委員会のほか、正式な研究所発足後には、⑥世論調査委員会、⑦党外(との)交流委員会--を設けるよう提案しています。

 ①政策審査委員会は、15部会(予算、財務、経産、金融、農水、厚労、国交、文科、外務、安全保障、防衛、法務、総務、環境、内閣部会)を設けて、国会に提出された法案と党の方針との一体性について調査・助言し、賛否などを審査する、としています。

 ②基本政策委員会は、国会の会期にかかわらず長期的な視野から、社会保障、環境、経済成長、安全保障、外交方針などの小委員会をつくって、議論するよう提案しています。

 ③議員立法委員会については、要望書で「民主党の立党時には一議員一政策という考え方があった。いわば議員立法は民主党の原点」「議員でなければ発想できない法案はたくさんある」として、そのサポート機関を設置するよう求めています。

 ④地方議員交流委員会は、自治体選挙のマニフェスト(ローカル・マニフェスト)について、党全体との整合性をチェックするとともに、定期的に地方議員団と国会議員の協議の場を作るとしています。

 ⑤マニフェスト委員会は、マニフェストの実行状況を点検しながら、次期マニフェストの作成を担当する部門とスタッフの常設を求めています。

 「研究所」発足後には、①~⑤に加えて、

 ⑥世論調査委員会に「調査室」を設けて、専門スタッフと議員が国民・党員のメール、電話に対応し、その情報を集約・分析して、党の方針と政策につなげる、としています。

 ⑦党外交流委員会は、党外の大学・研究機関や海外の政党などと定期的に情報交換する委員会を設けるとしています。

 政調会事務局の職員は、鳩山政権発足後に国家公務員として採用されて、各省政策会議を担当しています。今回の要望書では、メンバーは衆参両院議員と政策スタッフとしており、「政策研究会長」として政治家が統括。政策研究所長は、長期的な観点から政策を論じられるよう政治家以外の専門家が就任するとしています。

 民主党は選挙に勝って、国からの政党助成金・立法事務費が増えたので、政調復活・政策研究所新設の予算はあるでしょう。小沢幹事長は、政調会・研究所で、政府外議員が影響力をつけることを警戒しているものと思われます。

 自民党の与党時代は、入閣前の当選3・4回生などが部会長を務めて、閣僚経験者らの意見も集約して、政策をまとめて力をつけてきました。民主党も入閣前議員に力をつけさせ、閣僚経験者には正式な場で意見を言う機関を設ける必要があると思います。

 この4議員の提案が大きなうねりとなることに期待したいです。 
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租特透明化法案が衆院で審議入り

2010年02月16日 14時24分53秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導

[写真]粗特透明化に取り組んできた古川元久さん=内閣府副大臣

【衆院本会議 2010年2月16日】

 予算関連法案、いわゆる「日切れ指定法案」が審議入りしました。2010年度予算案の成立後の予算執行に必要な法律の案です。3月31日までの衆参可決・成立が必要となります。国の税財政を担当する菅直人・財務大臣、地方の税財政を担当する原口一博・総務大臣が法案の趣旨説明をしました。

 野党時代の民主党税制調査会(税調)が準備していた「粗特透明化法案」が衆院本会議で審議入りしました。内閣提出法案(閣法)ですが、これは「古川法案」と呼ぶべきではないでしょうか。

 政権交代したのですから、私は法人への課税を強化すべきだと思います。とくに法人税(国税)が、欠損企業(赤字企業)ではゼロになるというのは納得できません。均等割や外形標準課税を用いて、赤字企業にも一定額の税の負担を求めるべきだと考えております。

 粗特透明化は、これとは別の話です。

 租税特別措置は、自民党税制調査会が、昔あった香港の九龍城(くーろんじょう)のように屋上屋を架してきたクモの巣のような「見えない企業への補助金」です。

 粗特というと、揮発油税のように「臨時増税」という顔がありますが、大企業に対しては「臨時減税」というもう一つの顔を持っています。

 粗特減税は、「日本企業の国際競争力を高める」という美名の下に、「ナフサの減税」といった大企業総務部しか知らない様々な特別減税をちりばめています。この「隠れた補助金」を守るために、経団連が自民党に企業献金をあっせんしてきたのが、自民党政権の本質だと思います。

 法案の第3条には、「法人税申告書を提出する法人」に対して、「粗特の適用額明細書」を提出する義務が課せられています。

 また、第4条では財務大臣に対しては、「適用額明細書に記載された事項を集計することにより」その適用法人数とその適用額の実態を調査することを求めています。

 衆院本会議では、これについて、自民党の田中和徳・衆院財務金融委員会筆頭理事が「適用額明細書の提出は人手不足の中小企業の負担になる」などとして、自民党として粗特透明化に反対する意向を示しました。

 昨年12月のNHKスペシャルで、税調で粗特を担当する古本伸一郎・財務政務官が実態調査のために、対象企業に足を運び、「仮にナフサの粗特がなくなったら」と経営者に問うと、「会社は潰れます」と断言され、言葉を失うシーンがありました。

 もちろん、必要な減税措置はあると思いますが、やはり大企業の「隠れた補助金」は排除して、しっかりと税金を納めてもらわないと困ります。そのためには、まず「伝票を集める」、すなわち粗特透明化法が必要です。

tags 第174国会15号閣法「租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案」

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民主党政調が復活へ 玄葉光一郎さんが主導

2010年02月16日 13時32分23秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
 民主党常任幹事会が15日開かれ玄葉光一郎さんが「政策決定のプロセスで中長期的なテーマについて、調査会をつくってほしい」と発言しました。

 玄葉さんは民主党常任幹事(東北ブロック選出)です。衆議院では財務金融委員長を務めています。

 常任幹事会は隔週月曜日に、党役員会の後に開かれています。党大会、党両院議員総会に次ぐ、民主党の最高意思決定機関です。

 玄葉さんは「政策調査会をきちっと復活させて、議論の蓄積をしていくことが今求められている」と述べており、有志の署名を添えて小沢一郎幹事長に提出する意向です。

 16日付朝日新聞4面が報じました。

 与野党各党に設置されている政調会は鳩山内閣発足の2日後、突如、小沢さんによって廃止されました。民主党本部の職員は人事異動がありません。政調会職員は、議員会館に仕事場があり党本部からのコントロールが利かなかった面があります。

 また、菅直人さん、岡田克也さん、仙谷由人さん、枝野幸男さんらが政調会で仕事をして力をつけたのに対して、鳩山由紀夫さん、小沢一郎さん、平野博文さんといった面々は、党幹事長室や選挙対策委員会など、党本部ビルでの党務で力を発揮してきたことから、政調会を廃止し、職員を政府に入れることで小沢幹事長主導の体制を整えようとしたのではないしょうか。旧政調会職員は国家公務員となりながらも、給料は党本部から出ており、「紐付き」にすることで政府の情報を党幹事長室に一元化しようという考えがあったと、私は推測しています。

 政調会の代わりに設置された、各省政策会議は政務三役からの一方的な説明に終わることが多く、これに抵抗して、政府外の衆院常任委員長らがつくった「質問等研究会」も任意の勉強会にとどまっています。

 力のある政府外議員のストレスを民主党の前進力にするためにも政調復活が必要です。

 自民党でいう総務会に当たる組織は、民主党常任幹事会ですが、玄葉さんがこのように発言してくれたことで、常任幹事会も野党時代のように談論風発になるかもしれません。

 談論風発型政党に戻らないと、民主党政権の雲行きは怪しくなるばかりです。
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2月15日(月)のつぶやきその2

2010年02月16日 00時13分09秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
16:29 from web
#kokkai 共産党穀田国会対策委員長が質問しているが、「トヨタ憎し」を感じる。共産党の階級闘争のような雰囲気は遺憾に感じる。
16:43 from web
#kokkai 衆院予算委。みんなの党の柿沢未途さんが登場。
16:45 from web
柿沢未途さん、ツイッター議員が登場すると親しみを感じるのは事実。最近は議員会館でも「うちの先生もツイッターをやろうかどうか・・・」という相談を受けます。私はツイッターはやるならやる、やらないならやらないという姿勢が大事だと思う。やはり野党向きかな?
16:57 from web
#kokkai 衆院予算委。柿沢未途さんは少し緊張気味か。公務員制度改革と日航問題で質問。
16:58 from web
#kokkai 柿沢未途さん(みんなの党)、日航の債権問題で、リストラをするのに、売上高が上がる計画は不自然だと指摘。
17:06 from web (Re: @310kakizawa
@310kakizawa 未途さんちょっと緊張しちゃったかな。#kokkai 衆院予算委員会は散会。あすも午前9時から一般的質疑です。ぜひネットでご覧ください。http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
17:08 from web
与党・民主党も総務会を設ければ、箇所付け問題などを議論して、党内で処理できるのに・・・ RT @ichita_y ~自民党与党時代に、総務会で「観光庁の創設」に慎重意見を述べた記憶がある~委員会で質問~野党議員の使命だもの
17:10 from web
文部科学省の中川正春・副大臣と高井美穂政務官。ともに大好きな政治家。きょう、映画「学校」シリーズで有名な学校を視察するという情報をいただく。ところが、今夜は、私は珍しく会食予定なので、行けない。フリーランスの僕には、政務三役の情報は過疎気味・・・。どんどん教えてくださいませ。
17:12 from web
僕は会食を極力避ける人なので、情報提供者に「今夜は会食なので行けません」と言うと悔しそうにされた。ごめんなさい・・・
17:15 from web
阿久津・民主党副幹事長の取材拒否が続く。民主党に言いたいのは最初に情報を隠す姿勢を示すと、ずるずる追及されるということ。これは覚えておいた方がいい。なぜなら、それで済んだら、マスコミは仕事が出来なくなるからだ。
17:39 from web (Re: @Watts_1898
@Watts_1898 論点をまとめると、?1月29日の党資料の備考欄「知事から要望」はどういう意味か??1月29日の党資料は、国交省役人がワープロ打ちした物か??2月10日に国交省が予算委に提出した資料が9日夜に政務三役に届けられた資料を「これ幸い」と出したのではないか?
17:41 from web
現時点では「見せかけの透明性」ですね。国民が期待した「行政の透明性の確保」を忘れると、民主党政権(鳩山内閣)は倒れる可能性があります。もっと危機感を持ちなさい!と思います。 RT @Watts_1898 民主党の透明性は見せかけ過ぎやしませんか。
17:42 from web (Re: @Watts_1898
@Watts_1898 それと平野博文官房長官がマスコミ報道のせいにしたり、答弁中に野党議員のヤジに反応したりするのはいただけません。前原国交相の「党が漏洩するとは思わなかった」という答弁には同情する面もあります。とはいえ、大事なのは、「経緯を調査すること」です。
18:03 from web
菅財務大臣の「消費税発言」はあからさまなパフォーマンス。オリンピック中の連休の谷間の土日を利用して、「菅直人」の露出を増やすために決まっています。ないしは早くも財務官僚に取り込まれたか?改革のスピードを下げる菅発言にイエローカード!
18:46 from Keitai Web (Re: @310kakizawa
@310kakizawa ドンマイ未途さん次がある!
19:21 from Keitai Web (Re: @310kakizawa
@310kakizawa 日航の再生計画。リストラするのに売上高が増える計算はおかしいですよねえ。
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