宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

8月27日自民党役員人事と内閣改造、31日民主党役員人事

2007年08月24日 17時50分00秒 | 第168臨時会(2007年9月~1月)法案の嵐作戦

8月27日(月曜日)は、自民党役員人事内閣改造です。それを受けて、8月31日(金曜日)に民主党役員人事をやります。その顔ぶれで、秋の臨時国会(第168臨時会)を迎えます。政府・与党の人事の顔ぶれを見てから、民主党が役員を刷新するというのは小沢一郎代表の戦術は見事だと考えます。

 民主党は全国的には無名な若手を起用して、人材が揃っていることをアピールしてくるでしょう。私としては長妻昭衆院議員(比例東京)の政策調査会長(政調会長)昇格、松野頼久衆院議員(熊本1区)の国会対策委員長(国対委員長)抜擢などがあれば面白いと思います。

 一方で、それに先立つ安倍晋三首相の内閣改造が当選7~5回でまだ入閣していない議員の「滞貨一掃内閣」「在庫一掃内閣」だったら支持率低下に歯止めがかからないでしょう。

例えば当選6回の萩山教嚴衆院議員(比例北陸)あたりが入閣したら「滞貨一掃内閣」と考えていいでしょう。ところが入閣させないと、「滞貨」議員が不満分子として党内に残り、「安倍おろし」が始まります。安倍晋三首相の力量が問われます。

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