岡田克也さんと会談する馬英九・台湾総統(国民党主席)=「中央社」配信写真
岡田克也さんは2014年(平成26年)8月15日(金)、台湾で馬英九総統(国民党主席)と会談しました。
これについては、「中央社」配信の写真が、台湾各マスコミで報道されました。
中央社は、岡田衆議院議員は、外相、副総理、民主党最高顧問を歴任した「日本政壇重量級人物だ」と報じました。
この日の台湾マスコミでは、安倍首相が全国戦没者追悼式に臨んだり、安倍内閣の閣僚が靖国神社に参拝したりするニュースも報じられる中、野党第1党の最高顧問が訪れたことも、現時点では特段の論評なしに報じられているようです。
会談には、古川元久さんも同行。
会談の内容について、詳しいことが分かれば、このエントリーの中で、情報を追記していく予定です。
【追記 2014年8月20日(水)午後4時半】
岡田克也さんが、中台EPA(経済連携協定)をめぐる立法院(台湾国会)占拠を指導した大学生4人と話し合ったことが分かりました。これはきょう20日付の岡田かつやTALK-ABOUTで明かしました。 岡田さんは、学生との対話で「背景にあるのは、中国の存在があまりにも急速に大きくなったことによる不安感」を感じたとしました。
馬英九総統(国民党主席)との会談は、ごらんのように、孫文の肖像画の下で行われました。
[写真]孫文の肖像画の下で会談する岡田克也元外相(左)と馬英九・台湾総統(右)、2014年8月15日(金)、岡田かつやTALK-ABOUTから。
馬総統には「東日本大震災の折に、187億円の義援金や緊急物資をいち早く支援していただいたことは、我々は忘れられない思い」として、「そのお礼を改めて申し上げてきた」としました。
王金平・立法院長、野党議員らとも交流。中国との経済連携協定について話し合い、「中国との経済的な間合い」についてセンスを磨いたようです。
[写真]孫文の肖像画の下で会談する馬英九総統、岡田克也さん、古川元久さん(左から5人目)ら、2014年8月15日(金)、岡田かつやTALK-ABOUTから。
岡田さんは持論である自由貿易に向けて、「台湾にとって中国がなくてはならない存在であるということは大前提にしつつも、あまりにも急速に近づいてしまうことに対する拒否感や心配も、台湾の人たちの間にかなり強く出てきている」と感じたようです。
アベノミクス、異次元の金融緩和により、資産家が融資を受けて、リフォームをしたり、在庫を整理したりしています。
しかし、国民全員に経済波及効果を染み渡るのは、日本の尊厳と個性を守りながらも、規律ある自由貿易の実現で、ドリルのような規制緩和を組み合わせたオカダミクスが必要です。オカダミクスの理論強化に向けて、岡田、古川外交が一つのヒントになりそうです。
【追記終わり】