【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也常任顧問「次の代表が決まるまでは、蓮舫代表・野田幹事長」との見解示す、早期解散懸念に予防線

2017年07月28日 19時51分29秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]民進党常任幹事会にのぞむ岡田克也・同党常任顧問、2017年7月18日、東京・永田町の民進党本部内、筆者・宮崎信行撮影。

 岡田克也・常任顧問は、「次の代表が決まるまでは、蓮舫代表と野田幹事長に全力投球してもらう必要がある」とし、次期代表が決まるまでは「蓮舫・野田体制」であるとの見解を強調しました。

 これは、蓮舫・第2代民進党代表が、辞任を表明した翌日となる、平成29年2017年7月28日(金)のメールマガジン・公式フェイスブックページなどで発信しました。

 岡田さんはメルマガで、蓮舫代表辞任表明を「大変残念なことですが、ご本人が決断された以上、受け入れざるを得ません。ただ、安倍政権の抱える問題は山積しています。次の代表が決まるまでは、野田幹事長ともども全力投球してもらう必要があります。私たちももちろん、しっかり支える決意です」としました。

 これは、蓮舫執行部が、再来月に党員サポーター投票付きで代表選を行うよう、常任幹事会にはかろうとしていることに対して、与党・自民党が、その間隙をついての、臨時国会召集・ほぼ冒頭衆議院解散を検討しだした、との観測をふまえ、予防線を張ったものと思われます。

 岡田さんは、蓮舫さんから幹事長を打診されたとの報道について、「全く根拠のないことです」とし、「いま、報道したテレビ局に抗議し、説明を求めているところです。どこかで聞いてきた噂話のたぐいを、ニュースで流すというのでは、フェイクニュースと言われても仕方ありません」としました。

 前年のトランプ大統領当選にいたる経緯で流行語となっている「フェイクニュース」という言葉を、メルマガなどで使ったのは、はじめてとみられます。

 このエントリー記事の本文は以上です。