【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【7・23仙台ショック】民共自社4党連携「郡和子新市長」で2連勝、昨夏第24回参院選の宮城全県区51%に続く、民進党内で安住淳県連代表ら「4党連携」発言力増大へ

2017年07月23日 22時14分56秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]郡和子さん(左端)や、安住淳・民進党宮城県連代表、共産党の高橋千鶴子さん(比例東北)ら、野党4党連連携の当事者ら、昨夏の第24回参院選、日本共産党の機関紙「赤旗」ホームページから。

 そこそこ長い物語の始まりです。

 郡和子さんが、宮城県仙台市長に当選確実となりました。

 NHKは、平成29年2017年7月23日(日)の午後10時13分頃、仙台市長に郡和子さんの当選が確実になった、とニュース速報で報じました。自民党の会社経営者さんも良い候補だったと聞いています。

 宮城県は、昨夏の第24回参院選で、民共自社4党連携による、候補者が宮城県全域で、51・1%の高得票率で当選。それからほぼ1年経った、きょう、平成29年2017年7月23日(日)、郡和子さんが仙台市長初当選を確実にしました。


[写真]民共自社4党連携路線(岡田路線)をすすめる、安住淳民進党宮城県連代表、2017年5月、国会内、筆者・宮崎信行撮影。

 郡さんは、2005年岡田克也代表率いる民主党(当時)公認候補として初当選。2009年には、現在は自由党共同代表をつとめる小沢一郎先生が国策捜査でやむなくネクスト総理を退陣した後、安住淳・宮城県連代表らとともに、「岡田総理」をめざすグループに参加しました。政権交代後は、初代復興政務官として、宮城仙台駐在をつとめました。岡田系の郡市長、安住さんのもと、民共自社が2連勝したことで、民進党内の、岡田系・野党連携勢力の発言力を増すことは確実となりました。

 伊達政宗はたたかわずして、徳川家康の軍門に下りました。「独眼竜」のイメージとは違い、読書家で、25歳違いなのに、義父家康ともっとも話があったようです。それから500年の時が経ち、今でも政宗は杜の都の顔です。敵は誰かを正しく見定め、持続可能性を見定める。その政治家が100年先、500年先も尊敬を集めることは当然のことです。

 一方、第193回通常国会閉会直後の都議選惨敗を受けて、安倍自民党内閣の支持率は暴落が続き、28%ぐらいの数字が出てきました。ちょっと、暴落が過ぎる気がします。とくに都議選惨敗を受けて、次々と不支持を表明する大山鳴動ぶりには、私は逆に恐怖心すら覚えます。岡田克也先生、安住淳先生のもと、蓮舫代表を100%支える姿勢が民進党の未来を拓くことになるでしょう。

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