[写真]日本維新の会の高木かおり参議院国会対策委員長、3年前の2022年5月、大阪府内で、宮崎信行撮影。
野党、与野党国対会談に前後して、衆参野党国対委員長会談が常任委員長室で開かれました。この後、日本維新の会の漆間譲司、高木かおり衆参国対委員長から「3党合意の維新としても、予備費支出だけでは、憲法違反だと考える」との趣旨の方針が明示されました。坂本哲志国対委員長は「参で再修正する」と確約しました。あさっての中央公聴会の裏で、衆で集中審議をする案は、石井準一・参自国対委員長がつっぱねました。
【参議院第1種常任委員会 きょう令和7年2025年3月11日(火)】
福島市の式典など東日本大震災関連行事が優先されたため、予算委が全く開かれませんでした。第1種常任委員会は、参は掛け持ちができませんので、午前10時から一斉に開かれました。但し、武藤経産相はラトニック新・商務長官とグリア・新通商代表(USTR)と会談しているので、委員会は開かれませんでした。また、衆参とも定例日が火曜と木曜のみとなる総務省は、衆参同日だったので、参は昼過ぎになりました。
三宅伸吾・財政金融委員長は、会議の冒頭で「足立敏之前委員長は昨年12月27日逝去されました。誠に哀悼痛惜にたえません。また、東日本大震災からの発災から本日で14年を迎えます。ここにお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、謹んで黙祷をささげささげたいと存じます」と述べ、1回黙とうしました。
大臣の所信的あいさつがありました。
そして、委員派遣の報告がありました。このうち、外交防衛委の視察では、呉市役所を訪問し、呉市長・市議会議長から製鉄所の跡地における多機能な複合防衛拠点の整備に関して経緯を聞いたとしました。呉市が防衛省に要望する7項目の説明も受けました。その後、市長らと議員らが、防衛省より先に呉市が検討していた活用案や、呉教育隊の移転を前提にした自衛官募集の連携でのウィンウィンの関係性に関して、議論を交わしたとしました。
国土交通では、小西洋之委員長を団長として、愛知、岐阜県を訪れ名鉄タクシーからライドシェアの説明を聞いたとしました。他の委員会も含めて、地方整備局など地方支分部局の国家公務員一般職の採用の人手不足を目の当たりにすることが多かったようで、SNSの活用の必要性といった派遣委員の視察後の感想も加筆した報告がなされました。
【衆・財務金融委員会】
「関税定率法改正案」(217閣法6号)の法案審査2日目(趣旨説明だけの日を含む)で、1巡目の質疑として野党のみ1時間コースで質問しました。あすも9時から。
【衆・地域・こども・デジタル特別委】
平将明・デジタル相、三原じゅん子・子ども家庭相、伊東良孝・地方創生相が所信的あいさつ。そして、議員立法「第215衆法1号」(マイナンバー)が立憲議員の申し出により、撤回することが全会一致で認められ、廃案。
【衆・安全保障委】
外相、防衛相が所信的あいさつ。
【衆・農林水産委】
「令和の米騒動」に見舞われている江藤拓農相の所信的あいさつで、大船渡の山火事の鎮圧についても言及しました。
【衆・環境委】
浅尾慶一郎環境相が新・COP条約の社会実装など所信的あいさつをしました。
野党、与野党国対会談に前後して、衆参野党国対委員長会談が常任委員長室で開かれました。この後、日本維新の会の漆間譲司、高木かおり衆参国対委員長から「3党合意の維新としても、予備費支出だけでは、憲法違反だと考える」との趣旨の方針が明示されました。坂本哲志国対委員長は「参で再修正する」と確約しました。あさっての中央公聴会の裏で、衆で集中審議をする案は、石井準一・参自国対委員長がつっぱねました。
【参議院第1種常任委員会 きょう令和7年2025年3月11日(火)】
福島市の式典など東日本大震災関連行事が優先されたため、予算委が全く開かれませんでした。第1種常任委員会は、参は掛け持ちができませんので、午前10時から一斉に開かれました。但し、武藤経産相はラトニック新・商務長官とグリア・新通商代表(USTR)と会談しているので、委員会は開かれませんでした。また、衆参とも定例日が火曜と木曜のみとなる総務省は、衆参同日だったので、参は昼過ぎになりました。
三宅伸吾・財政金融委員長は、会議の冒頭で「足立敏之前委員長は昨年12月27日逝去されました。誠に哀悼痛惜にたえません。また、東日本大震災からの発災から本日で14年を迎えます。ここにお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、謹んで黙祷をささげささげたいと存じます」と述べ、1回黙とうしました。
大臣の所信的あいさつがありました。
そして、委員派遣の報告がありました。このうち、外交防衛委の視察では、呉市役所を訪問し、呉市長・市議会議長から製鉄所の跡地における多機能な複合防衛拠点の整備に関して経緯を聞いたとしました。呉市が防衛省に要望する7項目の説明も受けました。その後、市長らと議員らが、防衛省より先に呉市が検討していた活用案や、呉教育隊の移転を前提にした自衛官募集の連携でのウィンウィンの関係性に関して、議論を交わしたとしました。
国土交通では、小西洋之委員長を団長として、愛知、岐阜県を訪れ名鉄タクシーからライドシェアの説明を聞いたとしました。他の委員会も含めて、地方整備局など地方支分部局の国家公務員一般職の採用の人手不足を目の当たりにすることが多かったようで、SNSの活用の必要性といった派遣委員の視察後の感想も加筆した報告がなされました。
【衆・財務金融委員会】
「関税定率法改正案」(217閣法6号)の法案審査2日目(趣旨説明だけの日を含む)で、1巡目の質疑として野党のみ1時間コースで質問しました。あすも9時から。
【衆・地域・こども・デジタル特別委】
平将明・デジタル相、三原じゅん子・子ども家庭相、伊東良孝・地方創生相が所信的あいさつ。そして、議員立法「第215衆法1号」(マイナンバー)が立憲議員の申し出により、撤回することが全会一致で認められ、廃案。
【衆・安全保障委】
外相、防衛相が所信的あいさつ。
【衆・農林水産委】
「令和の米騒動」に見舞われている江藤拓農相の所信的あいさつで、大船渡の山火事の鎮圧についても言及しました。
【衆・環境委】
浅尾慶一郎環境相が新・COP条約の社会実装など所信的あいさつをしました。
【衆・総務委】
一般質疑。
【衆・議院運営委員会理事会】
本会議は開催されませんでしたが、午前11時から、議運の理事会は開かれました。
【衆・情報監視審査会】
開かれました。岡田克也さん、本庄知史さんらが会員となっています。
●あすは10時から参議院本会議、午後1時から参議院予算委員会が開かれます。さらに、参議院議院運営委員会は、公正取引委員会の委員長候補である茶谷栄治・前財務事務次官(昭和61年大蔵省入省)から午後1時ごろから所信聴取と質疑をする予定。
●「全国維新」立ち上げの事務局長的役回り・藤川晋之助・元大阪市議逝去
元大阪市会議員で選挙プランナーの、藤川晋之助さんがけさ亡くなりました。藤川さんは、日本維新の会の石井苗子参議院議員(全国比例で2期目、地元事務所は会館)の政策担当秘書をつとめ党幹部の信認もあつく「全国維新」の事務局長のような役回りをしていました。国会閉会中には、石井議員が、東北の旅館を泊り歩くような感覚で、県選管に政治団体の設立届を出して回りました。これにより、例えば、仙台市議会(総定数55)では、全5選挙区で1人ずつ公認新人が当選したので「維新は0議席から5議席への大躍進」との見出しが立つような印象を与えました。また、石井議員は、都内では、区政報告会も丁寧にまわり周辺の仕事もしています。石井議員ら「全国維新」の藤川さんの活動や貢献は、馬場伸幸前代表らも、当然のことながら一目置いていたと思います。藤川さんは、もともと、三重県の山本幸雄議員の竹下派秘書軍団の出身で、その後、「藤川基之大阪市議」としても活躍。「小沢ガールズ」と呼ばれた三宅雪子衆議院議員の政策担当秘書をつとめたのち小沢一郎さんの「日本未来の党」が大きく議席を失ったことで大阪維新の会に流れた地方議員・国会議員秘書ら元・小沢秘書軍団も「東京・永田町、パレロワイヤルに藤川さんがいる」と精神的に頼っていました。吉村洋文代表も「全国維新最大の功労者・藤川さん」と評価しているだろうと推測されますが、同党内の「主流派・大阪組」と「前主流派・東京組」の隙間風に影響が出るのはひっしと思われます。
ちなみに、石井議員が閉会中に各地を渡り歩きながら地方組織づくりをしていることを、本会議場すぐ近くの立憲民主党議員は「全く知らなかった」と驚いていました。
一般質疑。
【衆・議院運営委員会理事会】
本会議は開催されませんでしたが、午前11時から、議運の理事会は開かれました。
【衆・情報監視審査会】
開かれました。岡田克也さん、本庄知史さんらが会員となっています。
●あすは10時から参議院本会議、午後1時から参議院予算委員会が開かれます。さらに、参議院議院運営委員会は、公正取引委員会の委員長候補である茶谷栄治・前財務事務次官(昭和61年大蔵省入省)から午後1時ごろから所信聴取と質疑をする予定。
●「全国維新」立ち上げの事務局長的役回り・藤川晋之助・元大阪市議逝去
元大阪市会議員で選挙プランナーの、藤川晋之助さんがけさ亡くなりました。藤川さんは、日本維新の会の石井苗子参議院議員(全国比例で2期目、地元事務所は会館)の政策担当秘書をつとめ党幹部の信認もあつく「全国維新」の事務局長のような役回りをしていました。国会閉会中には、石井議員が、東北の旅館を泊り歩くような感覚で、県選管に政治団体の設立届を出して回りました。これにより、例えば、仙台市議会(総定数55)では、全5選挙区で1人ずつ公認新人が当選したので「維新は0議席から5議席への大躍進」との見出しが立つような印象を与えました。また、石井議員は、都内では、区政報告会も丁寧にまわり周辺の仕事もしています。石井議員ら「全国維新」の藤川さんの活動や貢献は、馬場伸幸前代表らも、当然のことながら一目置いていたと思います。藤川さんは、もともと、三重県の山本幸雄議員の竹下派秘書軍団の出身で、その後、「藤川基之大阪市議」としても活躍。「小沢ガールズ」と呼ばれた三宅雪子衆議院議員の政策担当秘書をつとめたのち小沢一郎さんの「日本未来の党」が大きく議席を失ったことで大阪維新の会に流れた地方議員・国会議員秘書ら元・小沢秘書軍団も「東京・永田町、パレロワイヤルに藤川さんがいる」と精神的に頼っていました。吉村洋文代表も「全国維新最大の功労者・藤川さん」と評価しているだろうと推測されますが、同党内の「主流派・大阪組」と「前主流派・東京組」の隙間風に影響が出るのはひっしと思われます。
ちなみに、石井議員が閉会中に各地を渡り歩きながら地方組織づくりをしていることを、本会議場すぐ近くの立憲民主党議員は「全く知らなかった」と驚いていました。
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