【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

イギリスに続きアメリカも政権交代イヤーでトランプ大統領が返り咲き 自民党は任期半年余り「武見敬三参議院議員会長」を決定

2024年11月06日 17時51分31秒 | その他
[写真]カナダ白人男性、ドイツ白人男性の「日本の若者は愛国主義者が多いのではないか」との問いに「日教組の弊害で極めて少ない」を英語で説明する宮崎信行ら、今から28年前の1996年2月、アメリカで。私は「レッド・ステート」はこのときのジョージア州しか訪れたことがないので、8年前から行ってよかったと思うことが多いです。

 すんなりとした政権交代で、トランプさんが米大統領に返り咲くと同時に、上院が共和党過半数となることが確実となりました。同じくプロテスタント系の白人男性の狩猟民族がかたちづくった英国では7月4日に政権交代しています。8年前を思い出すと、日本では岡田克也さんが最大野党党首だったのですが、現在は完治した網膜剥離の影響のためキンドルで拡大しないと活字が読めなかったので情報が偏ったようで「英国のEU離脱で世界経済は大不況」「暴言王トランプ当選で世界は大混乱」との陰謀論めいたことを記者会見で発言していました。落とし穴にはまり代表を退きましたが、目のことを馬鹿にした立憲民主党幹部もごく一部います。

 8年間で反知性主義の嵐は日本を襲い成蹊大卒の安倍・法大卒のスガによる日本学術会議問題では反対論がアゲンストになり座礁。朝日新聞社の売上高は4割減、NHKは15%減となり、ツイッター文化人も低調。ツイッター改め「X」を買収した移民1世の経営者、イーロン・マスク氏の貢献にトランプさんは当選挨拶の早い段階で言及しました。EU地域統合は縮小したとはいえ国境を超えたグローバルマネー資本主義が、民主主義を美化し過ぎた小難しい言論人どもをなぎ倒す反知性主義が根付いた世界となりました。新聞記者も大学教授も、私のように、無所属市議候補のビラでもまけといいたいです。

【参議院自民党特別総会 きょう令和6年2024年11月6日(水)】

 参議院自民党は特別総会で、新しい会長に武見敬三さん(73歳)を選びました。来年夏に改選となります。年齢的に、会長としても議員としても半年後に勇退するのではないかと考えらえます。


[写真]明るい武見敬三さん、きょねん11月、東京・永田町で、宮崎信行撮影。

 特別、臨時、通常国会をめぐり非常に窮屈な日程が予想されるので裁量の余地は少ないと予想されますが、政治倫理審査会について、会派内・党内・対野党・選挙対策のおぜん立ての最終決断を迫られる場面もありそうです。

 武見さんは自社さ連立政権の第17回参院選で初当選し、橋本聖子元会長と同期。武見さんは、外務省の仕事ばかりして日本医師会の怒りを買い、厚労副大臣として自らの腹囲をさらして「メタボ検診」をしましたが時すでに遅く落選。返り咲いた後は東京選挙区に移りました。5年前の東京選挙区(改選定数6)は丸川珠代さんがトップ、武見敬三さんが最終盤情勢から巻き返した最下位で当選。その5年後は、丸川さんが衆転失敗で落選、武見さんが議員会長という皮肉な現在となりました。

 武見さんは1年間、厚生労働大臣をつとめました。コロナ明けで政局の波が低いという厚生労働委としては珍しい光景が出現し、野党議員も久しぶりに特定疾患の細かい要望など専門的な質問をし、以前は局長が答弁していた質問項目も、武見大臣自らが細かい専門的な答弁をしてくれるので喜びました。

 武見敬三会長、松山政司幹事長、石井準一国対委員長。武見さんの代わりに入閣して欠員となった政審会長には古川俊治さんがつきました。副会長は山本 順三、末松信介、松村祥史の閣僚経験3氏(山本、末松両氏は議院運営委員長経験者)となりました。

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