宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

11月11日に召集を閣議決定、人勧は「11月中に成立させたい」と立国党首合意

2024年11月05日 16時36分30秒 | 214臨時215特別216臨時石破熟議
[写真]林官房長官、おととし2022年7月、東京・町田市で、宮崎信行撮影。

 気が早いですが、第27回参議院議員通常選挙は憲政史上初めて「政権交代」をかかげた選挙になります。が、自公過半数割れは、1人区で、鳥取・島根、和歌山などで2勝、その他30敗ぐらいの計算となります。過半数割れても日本保守党との連立で第2次石破改造内閣が続くでしょう。このため、大事なのは、1人区での、立憲、国民、さらに維新との相互支援や候補者調整になります。その時期に前後した衆での69条解散をめざすという戦略しかなさそうです。

 さて、私は図抜けた読書家です。意外と馬鹿なのに、取材源が良いのと読書家なのでインテリに間違われています。他者を出し抜いて経済的に潰すために最新刊を買って読んでいます。年100冊ぐらい、およそ30万円ほど本を買っています。それをこのブログに書かないのは理由がありますが、きょうは動きが多い日だったので書きません。今夏、岩波文庫のイェーリング著「権利のための闘争」という本を読みました。ドイツ語の名詞「レヒト」は法=権利という意味です。英語の「ライト」と同根ですが、英語の名詞には法の意味はありません。これを読んで、参政権という権利は法を変えることだと思いました。政権交代を内閣の顔ぶれを変えるととらえると、嫉妬心が強い日本人には無理だと考えるようになりました。例えば所得税法第86条に「基礎控除は年48万円」と書き込まれているので、人間の寿命より長く続く恒久法を改正するプロセスのための政権交代可能な二大政党政治とのイメージで、これからは目指していきたいと考えていきます。

【衆・各派協議会 きょう令和6年2024年11月5日(火)】
【参・議院運営委理事会】

 前内閣から続投している林官房長官が、11月11日(月)に第215回特別国会を召集すると伝達しました。与党からは会期を4日間とする提案があり、持ち越しました。
 参政党からは鈴木敦さん(連続2期)、日本保守党からは河村たかしさん(通算6期)が出席しました。

【立・国党首会談】
 人事院勧告の実施のための給与法案(未提出=前国会も)は、「11月中に結論が出るように協力する」という合意がなされました。特別国会では難しそうですから、臨時国会冒頭になるでしょうが、12月と考えられます。担当大臣は平将明さん。初任給は大幅に上がりますが、30代・40代はほとんど賃上げにならないと分析されており、賃上げと物価高の好循環の実現での官民の違いの審議も期待したいところです。

【自民党役員会】
 石破総裁から、政治改革法案は、政治改革仲間で同期の渡海紀三朗本部長を中心にするよう指示がありました。自・国の二幹二国をふまえて、自・国の政策協議を始めることが報告されました。税制に関しては、11月からの党税調のしくみが残るようです。

【立憲・常任幹事会】
 選挙の公認は出ませんでした。

【国民・選挙対策委員会】
 10日告示24日投票の名古屋市長選で大塚耕平さんの推薦を決定しました。報道では、自公立も相乗りするようです。

【閣議】
 定例と持ち回りで、詔書を決定するなどしました。

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Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

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