flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

小口城

2008-05-20 01:00:56 | 城郭・城下町
(おぐちじょう 大久地城 箭筈城 愛知県丹羽郡大口町小口 町指定史跡)
 余野地区を取り巻くように小口地区が存在する。そこには小口初代城主織田広近の五輪塔がある臨済宗吉祥山妙徳寺があり、その東方には小口城跡がある。
  
 江戸時代後期の記録『尾張徇行記』には「此城跡ハ下小口ト中小口ノ間、幼川(五条川)ノ西岸ニアリ」と記す。往時は二重の堀、土塁を廻らした城郭であったが、土塁の一部以外あまり面影がない。主郭の存在した場所を平成6年、8年に発掘調査し、その後展示棟、物見櫓、塀及び門等が設けられ、城址公園(大口町リバーサイド公園構想)として整備された。
       (井戸跡)
 小口城は、長禄三年(1459)織田広近が築き、勢力拡大の足掛かりとする。その後、織田氏犬山城家老中嶋佐兵衛尉が城主となる。然し、永禄七年(1564)同族織田信長によって攻められ落城した。その後は放置されたが、天正十二年(1582)小牧長久手の戦いの際に再び城として機能し、羽柴秀吉方の稲葉一鉄が入っている。
   
 城の西側には城の鎮守となっていた小口神社があり、平安時代の記録『延喜式神名帳』や、『本国神名帳集説』に「従三位小口ノ天神」として名が見える神社である。

 この後は、五条川沿いに漫ろ歩いた。
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