flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

山王祭屋台曳き揃え 五臺山

2008-05-13 00:00:24 | 民俗・伝承
(春の高山祭 岐阜県高山市 国指定重要民俗文化財)
 屋台が曳き揃えられている神明町通りを歩いていると、小雨が降りだした。ここでも私の負の能力が発揮されたようだ。
   
(円山応挙が下絵を描いた獅子牡丹の刺繍幕)

 
(京都御所用車師中川万吉作御所車と、信州諏訪立川和四郎作の飛獅子彫刻)


(宮内省帝室技芸員幸野楳嶺原作、西陣織雲龍昇天図見送り幕)
 
 曳き揃えられている八台の内、上二之町中組の五台山だけがシートが被せられ、屋台蔵へ向けて移動が始まった。
        
 五台山は当初、盧生(ろせい)と呼ばれ、文化年間に改修された折に中国の名山の名に改められた。然し、天保三年(1832)に焼失、同八年(1837)に再建された。そして昭和48年(1973)に解体修理されている。

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コメント (2)
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