田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 99 東区・D-2コース 後編

2009-08-14 19:33:16 | 札幌ウォーク & Other Walk
  札幌小学校、大友公園、札幌村郷土記念館と札幌のいにしえを辿るD-2コースの後半となりました。 
 
 コースの正式名東区・伏古公園・パープルロード散策D-2コース(マップはこちら 約3.3Km)の後半は環状通り沿いに点在する歴史ある施設を訪ねるコースでした。

 札幌刑務所を過ぎ、環状通りに戻ってくると通りから少し入ったところに、またまた意味不明な「ドレミファ公園」という街区公園があり寄ってみました。
 公園名にはそれぞれ何らかの由来があるのではと思われるのですが、外からの者には全く想像がつきません。(公園の一隅にドレミファと描かれた踏み石がありましたけどね・・・)
        
        ※ 小さな公園でしたが緑は豊かな公園でした。

 公園を離れ少し行くと、「札幌市立札幌小学校」が見えてきます。沿革を辿ると学校創設時は札幌市とは別の、札幌村に設立された唯一(?)の学校だったので「札幌小学校」という由緒正しい名が付けられたようです。
 ですからその歴史はさすがです。校舎の窓には「開校136周年」という文字が誇らしげに掲げられていました。この年数は道内の学校の中でも最古の部類に属するでしょう。
        
        ※ 創立136周年を誇る札幌小学校です。

 コースはゴールの地下鉄「環状通東」駅に向かって環状通りを西に向かいます。
 駅の直ぐ近くに札幌の開祖といわれる「大友亀太郎」ゆかりの「大友公園」と「札幌村郷土記念館」があり、そこに寄ることにしました。

 「大友公園」は街区公園の一つですが、札幌市の「個性あふれる公園整備事業」によって整備され、大友亀次郎が手がけた「大友掘」を模した流れが造られ、御影石に現在の札幌市の地図と大友堀があった位置が重ねて描かれたものがあり、一般の街区公園とは比較ならないほど整備されていました。
        
        ※ 公園内に造られた「大友堀」を模した流れです。

        
        ※  街区公園(児童公園)にしては整備されている公園でした。

 「大友公園」のすぐ近くには「札幌村郷土記念館」があります。
 私が訪れたときには午後4時近かったためにすでに閉館になっていました。(残念!)
        
        ※ 一見普通の民家を改装したような「札幌村郷土記念館」です。

 その場所は大友亀太郎の居宅跡ということですが、記念館自体は民家を改造したような造りに見えたのですが、はたして真相は?
 記念館前には以前創成川ほとり建立されていた大友亀太郎像が記念館前庭を守るように置かれていました。
        
        ※ 創成川沿いから移設された大友亀太郎像です。

 江戸幕府の命を受けて北海道開拓を担った大友亀太郎と、明治政府から派遣されて北海道開拓にあたった島義勇ではその後の顕彰の度合いがまったく違っています。
 もし江戸幕府がもう少し続いていたら・・・、歴史のいたずらを感じた8月1日の午後でした。
《ウォーク実施日 ‘09/08/01》