ビクトリノックス・・・、と聞いてマニアは「わぉ~!」と叫ぶかもしれません。しかし「何それ?」という人も多いのではないかと思います。
「ビクトリノックス・インターナショナル・アニバーサリー・ロードショー」というやたら長い名前の特設ミュージアムを覗いてきました。
私はナイフのマニアでもなければ、アーミー好きでもありません。
ただビクトリノックス社製のアーミーナイフは特別です。
少しでもアウトドア志向の者であればビクトリノックスのアーミーナイフは必携品の一つではないでしょうか?
私は1985年、スイス・フランスを旅したときにビクトリノックス製のアーミーナイフを現地で買い求め、それ以来愛用しているのですが、いつまで経っても一向にその性能が落ちない技術の高さに驚いています。
※ 20数年愛用しているビクトリノックス製アーミーナイフです。
そのビクトリノックス社の創業125周年を記念して、同社の製品を展示する特設ミュージアムがサッポロファクトリー(場所はこちら⇒)で開催されていると知り覗いてきました。
長々とした立派な名前が付いたミュージアムということで、私の中ではかなり期待していた部分があったのですが、案に相違して小規模のものでした。
※ ご覧のように意外に小規模なミュージアム(?)でした。
サッポロファクトリーのアトリウムの一角にガラスケースを置かれ、その中にビクトリノックスの製品の一部が展示されていました。その横には同社の専門技術者がアーミーナイフを組み立てる工房のようなものがしつらえてあり、そこで実演があるらしいのです。
そこのスタッフが「ビクトリノックスの製品を購入するとアーミーナイフの製作体験をしたうえで、それをプレゼントしますよ」とささやかれました。
しかし、当日の実演はすでに終わっていたので他日を期すことにしました。
私はスタッフに一つ質問をしました。
「スイスのアーミーナイフではウェンガーも有名ですが両者の関係はどうなのですか?」と…。
するとスタッフは「ウェンガーはビクトリノックスに吸収されましたが、ブランドは残っています」とのことでした。
実は私は2000年にスイスへ行ったときにウェンガーのミレニアム(2000年)記念バージョンも買い求めていたのです。
※ 2000の文字が図案化されて刻印されているウェンガー製のナイフです。
「スイスといえば時計」ですが、スイスの高級時計など求められない私にとっては、「スイスといえばアーミーナイフ」なのです。
けっしてナイフマニアではありません。