イヤーラウンドコースの「北海道大学コース」としては初めてだったが、訪れる個々の個所はこれまで何度も訪れたところだ。格別新たな発見があったわけではなかったが、暑さが一段落した晩夏の昼下がり額にうっすら汗しながらのウォーキングだった。
札幌駅を通過して間もなく北海道大学の広いキャンパスが広がっている。
そのキャンパスの南東の角のところに「北大正門」がある。重厚なたたずまいではあるが、威圧感を感ずるほどのものでもない。
正門を入り中央ローンに向かう途中、その昔札幌市内に数多くあったメム(湧水)の名残を残すサクシュコトニ川が流れていて広大なキャンパスに一層の趣を添えている。
さらに進むとキャンパス全体を南北に貫く「中央通路(メインストリート)」が伸びている。この中央通路に面して各学部の建物がずらりと並んでいる。
今回のウォークで唯一の新発見は広い構内を構内周回バスが走っていたことだ。さすがに広いキャンパスだけのことはある。(ただ写真が撮れなかったのが残念!)
中央通路の真ん中付近から東に紅葉(黄葉)で有名な「銀杏並木」が伸びている。黄葉の季節になるとカメラを抱えた人たちで溢れかえるほどの人気スポットだ。
さらに中央通路を進むと突き当たりに達するが、そこには重要文化財・北海道遺産に指定されている「札幌農学校第二農場」の建物群が保存されている。モデルバーン(模範家畜房)とも称されているが北大の前身札幌農学校の育ての親であるクラーク博士がアメリカから移入した農業用の建築物が大切に保存されている。
モデルバーンから西に向かうが、その地下には札幌市内の幹線の一つ環状道路のトンネル(エルムトンネル)が通っている。以前は細い道路ながらも混雑した道路だったとのことだが、今では静かな散策路となっていて、「エルムトンネル上部緑地」と称されている。
散策路は二色に塗り分けられていて右側は自転車用、左側が木材チップを固めて歩きやすくした歩行者用の道路が設けられている。
その上部緑地の終点のところにはぽっかりと「トンネルの出口(入口)」が開けられ多くの車が通行していた。
コースは北大のキャンパスを離れ、「札幌競馬場」の脇を南下することになる。札幌競馬場は高い塀に遮られていて、競馬場内はまったく見ることができない。
競馬場脇を歩くこと約1km、コースはやがてJR函館線の高架を横に見ながら進む。するとやがて高架上に設けられた「JR桑園駅」に達する。桑園駅の隣の建物はJR北海道の本社社屋である。
桑園駅を越え高架下を札幌駅方面に伸びているのが「札幌桑園停車場緑道」である。この緑道は1991年函館線の高架化に伴って造成されたと思われるのだが、そのネーミングが恐ろしく時代がかっている。“停車場”なんて言葉が今の人たちに通ずるのだろうか?
緑が豊かで、晴れた日の昼下がりなど木漏れ日が美しいこの通路のネーミングを何とかしようという機運はないのだろうか?
コースは続いて「北大植物園」に達する。札幌都心にこれほど広大な緑が残されているのは札幌の財産の一つとも言える。緑の生育条件としては厳しい条件かもしれないが、いつまでも残してほしい植物園である。
ここからは帰りを急ごう。
コース途中には「STV(札幌テレビ放送)」の社屋が建っている。
大通公園、狸小路と北海道大学に向かった時も通ったところを通過し、ススキノ繁華街の外れを越えると道が突き当たりになってしまった。札幌でも最も広大な敷地を有する(?)東本願寺の境内である。
突き当たりに位置していた「東本願寺山門」をカメラに収め歩こう会の事務局に戻った。
久しぶりのウォーキングで体にはけっこうな疲労感が残ったが、その疲労も心地良いものだった…。
《ウォーク実施日 ‘11/08/22》
札幌駅を通過して間もなく北海道大学の広いキャンパスが広がっている。
そのキャンパスの南東の角のところに「北大正門」がある。重厚なたたずまいではあるが、威圧感を感ずるほどのものでもない。
正門を入り中央ローンに向かう途中、その昔札幌市内に数多くあったメム(湧水)の名残を残すサクシュコトニ川が流れていて広大なキャンパスに一層の趣を添えている。
さらに進むとキャンパス全体を南北に貫く「中央通路(メインストリート)」が伸びている。この中央通路に面して各学部の建物がずらりと並んでいる。
今回のウォークで唯一の新発見は広い構内を構内周回バスが走っていたことだ。さすがに広いキャンパスだけのことはある。(ただ写真が撮れなかったのが残念!)
中央通路の真ん中付近から東に紅葉(黄葉)で有名な「銀杏並木」が伸びている。黄葉の季節になるとカメラを抱えた人たちで溢れかえるほどの人気スポットだ。
さらに中央通路を進むと突き当たりに達するが、そこには重要文化財・北海道遺産に指定されている「札幌農学校第二農場」の建物群が保存されている。モデルバーン(模範家畜房)とも称されているが北大の前身札幌農学校の育ての親であるクラーク博士がアメリカから移入した農業用の建築物が大切に保存されている。
モデルバーンから西に向かうが、その地下には札幌市内の幹線の一つ環状道路のトンネル(エルムトンネル)が通っている。以前は細い道路ながらも混雑した道路だったとのことだが、今では静かな散策路となっていて、「エルムトンネル上部緑地」と称されている。
散策路は二色に塗り分けられていて右側は自転車用、左側が木材チップを固めて歩きやすくした歩行者用の道路が設けられている。
その上部緑地の終点のところにはぽっかりと「トンネルの出口(入口)」が開けられ多くの車が通行していた。
コースは北大のキャンパスを離れ、「札幌競馬場」の脇を南下することになる。札幌競馬場は高い塀に遮られていて、競馬場内はまったく見ることができない。
競馬場脇を歩くこと約1km、コースはやがてJR函館線の高架を横に見ながら進む。するとやがて高架上に設けられた「JR桑園駅」に達する。桑園駅の隣の建物はJR北海道の本社社屋である。
桑園駅を越え高架下を札幌駅方面に伸びているのが「札幌桑園停車場緑道」である。この緑道は1991年函館線の高架化に伴って造成されたと思われるのだが、そのネーミングが恐ろしく時代がかっている。“停車場”なんて言葉が今の人たちに通ずるのだろうか?
緑が豊かで、晴れた日の昼下がりなど木漏れ日が美しいこの通路のネーミングを何とかしようという機運はないのだろうか?
コースは続いて「北大植物園」に達する。札幌都心にこれほど広大な緑が残されているのは札幌の財産の一つとも言える。緑の生育条件としては厳しい条件かもしれないが、いつまでも残してほしい植物園である。
ここからは帰りを急ごう。
コース途中には「STV(札幌テレビ放送)」の社屋が建っている。
大通公園、狸小路と北海道大学に向かった時も通ったところを通過し、ススキノ繁華街の外れを越えると道が突き当たりになってしまった。札幌でも最も広大な敷地を有する(?)東本願寺の境内である。
突き当たりに位置していた「東本願寺山門」をカメラに収め歩こう会の事務局に戻った。
久しぶりのウォーキングで体にはけっこうな疲労感が残ったが、その疲労も心地良いものだった…。
《ウォーク実施日 ‘11/08/22》