田園の里・御大志山ルート
この日(14日)札幌の気温は29.8℃だったという。栗山も同じように暑かった。流れる汗を拭きながら、栗山のフットパスルートのアップダウンを歩き続けた…。
旧雨煙別小学校を後にし、次に訪れたのは「匠の森」という手作り家具のショールームだった。畑や森に囲まれた中にポツンと建っているのだが、ショールームというくらいだから入ってもいいのだろうと判断し中を覗いてみた。木工作家7名で家具を作り運営しているということだが、その中の一人が案内してくれた。
私は不躾にも「どうしてこのような人里離れたところにショールームを開いたのですか?」と問うと「やはり土地代ですね」と現実的な答えが返ってきた。中には意欲的な作品がたくさん陳列されていた。
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※ 「匠の森」ショールームは畑作地帯の中にポツンと建っていた。
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※ ショールームの中の一部です。
「匠の森」を後にして農道を往く。じりじりと照りつける日光に体力が奪われていくような気がした。「この残暑はいつまで続くんざんしょ」などというダジャレでも飛ばさなきゃやってられない!
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※ このような光景がひと時暑さを忘れさせてくれた。
アップダウンの連続から小高い丘を上ったところに現日ハム監督栗山英樹氏が評論家時代に造った「栗の樹ファーム」がある。
丘を拓いて手作りで造ったという小さな球場があった。それはあのトウモロコシ畑に手作りの球場を造ったというアメリカ映画の栗山版「フィールド・オブ・ドリームス」である。球場の後方には栗山氏のコレクションを展示したログハウス造りのカフェがあった。
1・2階ともびっしりとコレクションに埋め尽くされていた。特にアメリカ野球のコレクションが多かった。
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※ 「栗の樹ファーム」の入口にたてられた案内板です。
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※ ちょっとカメラアイが悪いため球場全体の様子が掴めませんね。
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※ 球場の後方に位置するコレクションハウス&カフェです。
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※ コレクションのほんの一部です。米大リーグファンは一見の価値おおいに有り!
ここで事件(?)発生! というといささか大げさだが…。
アイスコーヒーで渇いた喉を潤しながらスタッフにこの後のルートについて聞いたところ「フットパスのルートは閉鎖されている」と云うのだ。あまり真剣に云われたものだから、その場からルート設定の責任者である栗山町の担当部局に電話を入れた。すると、スタッフの方が云うとおり「閉鎖している」と云う。
なぁ~んてこった! 私はマップを信じてそのまま進むつもりでいた。さらにはルートの途中にルート閉鎖の表示もない。
私はむっとしながらも、担当者の伝える迂回ルートを頭に叩き込んだ。
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※ 栗の樹ファームのスタッフは私の汗を見て同情されたのか、冷た~いメロンをサービスしてくれました。
「栗の樹ファーム」を後にし、歩いてきたルートを少し逆戻りして栗山町のシンボル(?)でもある御大師山を目ざした。またしても上りコースである。
マップに記されていないコースにいさか不安になりながらも山道が確かにできているのでそれを信じて上り続けた。山道の途中に不思議なゴム製の仕切りをたくさん目にしたが、雨で土砂が流れ落ちるのを防止する装置ではないかと思われた。
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※ 写真の手前の黒いものが土砂防止装置と見たのですが…。
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※ 森の中は涼しく快適に歩けました。
やがて御大師山の山頂と思われるところに到着した。そこにはちょっと場違いにも思える展望塔が立っていた。疲れた体でその塔を上がる元気はなかったが、おそらく栗山市街が一望できるのではないかと思われる。
ルートは下りに入ったがかなりの急傾斜で下っている。はたして反対に上ってくる人がどれくらいいるのだろうかと思ったほどの傾斜だった。ルートの右側は「ファーブルの森」と称しているところらしい。変化に富んだ環境が多くの生物を育んでいるということだ。特に国蝶である「オオムラサキ」が棲息する森として有名だとか…。
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※ 街を見下ろす展望塔だと思いますが…。
そのオオムラサキを飼育している「観察飼育舎」が森の中にあったので覗かせていただいた。オオムラサキの成虫が舞う季節はすでに過ぎ、幼虫が飼育されていた。飼育管理している方が「エノキ(エゾエノキ)の葉が食べ尽くされています」と説明を受けたが、なるほど飼育舎の多くのエノキの葉は穴ぼこだらけだったり、葉がすべてなくなっているエノキもあった。
飼育舎内では幼虫を冷凍保存して季節を違えてふ化させたというカラスアゲハが舞っていた。
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※ 森の中に網をかぶせてオオムラサキを飼育しています。
ルートはこの後、JRの線路を跨いで栗山町の代表的企業の一つ「小林酒造」に向かうのだが、あちらこちらと立ち寄り過ぎたこともあって時間が大幅に超過してしまった。この日は夕方に札幌で予定も入っていたので「小林酒造」を訪れることは断念することにした。
歩いた距離は11キロくらいと大したことはないのだが、5時間を要するフットパスだった。ただ歩くだけでなく、そこここで見学をしたり、カフェを楽しんだりとフットパス本来の歩き方ができたのではないかと思っている。
それにしても暑かった! 大した距離ではないにも関わらず、私はかなり体力を奪われて倒れ込むように車の運転席に着いたのだった…。
《フットパスウォーク実施日 ’12/09/14 距離約11㎞》
この日(14日)札幌の気温は29.8℃だったという。栗山も同じように暑かった。流れる汗を拭きながら、栗山のフットパスルートのアップダウンを歩き続けた…。
旧雨煙別小学校を後にし、次に訪れたのは「匠の森」という手作り家具のショールームだった。畑や森に囲まれた中にポツンと建っているのだが、ショールームというくらいだから入ってもいいのだろうと判断し中を覗いてみた。木工作家7名で家具を作り運営しているということだが、その中の一人が案内してくれた。
私は不躾にも「どうしてこのような人里離れたところにショールームを開いたのですか?」と問うと「やはり土地代ですね」と現実的な答えが返ってきた。中には意欲的な作品がたくさん陳列されていた。
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※ 「匠の森」ショールームは畑作地帯の中にポツンと建っていた。
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※ ショールームの中の一部です。
「匠の森」を後にして農道を往く。じりじりと照りつける日光に体力が奪われていくような気がした。「この残暑はいつまで続くんざんしょ」などというダジャレでも飛ばさなきゃやってられない!
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※ このような光景がひと時暑さを忘れさせてくれた。
アップダウンの連続から小高い丘を上ったところに現日ハム監督栗山英樹氏が評論家時代に造った「栗の樹ファーム」がある。
丘を拓いて手作りで造ったという小さな球場があった。それはあのトウモロコシ畑に手作りの球場を造ったというアメリカ映画の栗山版「フィールド・オブ・ドリームス」である。球場の後方には栗山氏のコレクションを展示したログハウス造りのカフェがあった。
1・2階ともびっしりとコレクションに埋め尽くされていた。特にアメリカ野球のコレクションが多かった。
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※ 「栗の樹ファーム」の入口にたてられた案内板です。
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※ ちょっとカメラアイが悪いため球場全体の様子が掴めませんね。
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※ 球場の後方に位置するコレクションハウス&カフェです。
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※ コレクションのほんの一部です。米大リーグファンは一見の価値おおいに有り!
ここで事件(?)発生! というといささか大げさだが…。
アイスコーヒーで渇いた喉を潤しながらスタッフにこの後のルートについて聞いたところ「フットパスのルートは閉鎖されている」と云うのだ。あまり真剣に云われたものだから、その場からルート設定の責任者である栗山町の担当部局に電話を入れた。すると、スタッフの方が云うとおり「閉鎖している」と云う。
なぁ~んてこった! 私はマップを信じてそのまま進むつもりでいた。さらにはルートの途中にルート閉鎖の表示もない。
私はむっとしながらも、担当者の伝える迂回ルートを頭に叩き込んだ。
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※ 栗の樹ファームのスタッフは私の汗を見て同情されたのか、冷た~いメロンをサービスしてくれました。
「栗の樹ファーム」を後にし、歩いてきたルートを少し逆戻りして栗山町のシンボル(?)でもある御大師山を目ざした。またしても上りコースである。
マップに記されていないコースにいさか不安になりながらも山道が確かにできているのでそれを信じて上り続けた。山道の途中に不思議なゴム製の仕切りをたくさん目にしたが、雨で土砂が流れ落ちるのを防止する装置ではないかと思われた。
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※ 写真の手前の黒いものが土砂防止装置と見たのですが…。
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※ 森の中は涼しく快適に歩けました。
やがて御大師山の山頂と思われるところに到着した。そこにはちょっと場違いにも思える展望塔が立っていた。疲れた体でその塔を上がる元気はなかったが、おそらく栗山市街が一望できるのではないかと思われる。
ルートは下りに入ったがかなりの急傾斜で下っている。はたして反対に上ってくる人がどれくらいいるのだろうかと思ったほどの傾斜だった。ルートの右側は「ファーブルの森」と称しているところらしい。変化に富んだ環境が多くの生物を育んでいるということだ。特に国蝶である「オオムラサキ」が棲息する森として有名だとか…。
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※ 街を見下ろす展望塔だと思いますが…。
そのオオムラサキを飼育している「観察飼育舎」が森の中にあったので覗かせていただいた。オオムラサキの成虫が舞う季節はすでに過ぎ、幼虫が飼育されていた。飼育管理している方が「エノキ(エゾエノキ)の葉が食べ尽くされています」と説明を受けたが、なるほど飼育舎の多くのエノキの葉は穴ぼこだらけだったり、葉がすべてなくなっているエノキもあった。
飼育舎内では幼虫を冷凍保存して季節を違えてふ化させたというカラスアゲハが舞っていた。
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※ 森の中に網をかぶせてオオムラサキを飼育しています。
ルートはこの後、JRの線路を跨いで栗山町の代表的企業の一つ「小林酒造」に向かうのだが、あちらこちらと立ち寄り過ぎたこともあって時間が大幅に超過してしまった。この日は夕方に札幌で予定も入っていたので「小林酒造」を訪れることは断念することにした。
歩いた距離は11キロくらいと大したことはないのだが、5時間を要するフットパスだった。ただ歩くだけでなく、そこここで見学をしたり、カフェを楽しんだりとフットパス本来の歩き方ができたのではないかと思っている。
それにしても暑かった! 大した距離ではないにも関わらず、私はかなり体力を奪われて倒れ込むように車の運転席に着いたのだった…。
《フットパスウォーク実施日 ’12/09/14 距離約11㎞》