世の中には凄い人がいるものだなあ~、と感嘆するばかりだった。北海道内の1500m以上の山々150峰を全て、しかも夏冬両シーズンともに登ったという。当年とって68歳の京極絋一さんという凄いクライマーの話を聴いた。
熊さん騒動で山に登れないなら(登れないことはないのだろうが…)、せめて山の話を聴こうと思って、このところ積極的に山の話を聴くことにしている。
25日(木)日本山岳会北海道支部が主催する講座に参加した。
この回は「1500m夏冬登頂」と題して京極絋一氏の体験談を豊富な写真と共にうかがった。
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※ 京極氏の話を聴く受講者。中高年の姿が目立ったが・・・。
京極氏は北海大学山岳部の出身で、現役・0Bで作る「北海岳友会」に所属して山登りを続けているようだ。その山行記録は輝かしいものである。
まだ氏が若かった20世紀後半、カフカス、ヒマラヤ、ミニアコンガ、ブータン、カムチャッカ、サハリン等々、海外の高山を数多く登っているという。
と同時に国内・道内の山々も「北海岳友会」の仲間たちと登っているうちに道内の1500m以上の山150峰を全て登ってしまったのが平成8年秋だったそうだ。
これらの山行を勤めを果たしながらながら(高校の事務職)完成したというのだからその努力は並大抵のものではないと想像される。
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※ お話をする京極絋一氏です。68歳とは思えない若々しさです。
しかし氏はそれでも挑戦を終えなかった。
今度は夏冬それぞれその1500m以上の山々の登頂を目ざしたのである。冬は雪風が困難を極め、夏は道がなくて難渋したという。
その困難な目標も平成21年秋にとうとう達成したという。
世の中にいろいろな道の達人が存在する。京極氏はまちがいなく登山の道の達人と言えるだろう。素人には推し量れないほどの困難を克服しての達成だと思う。
講座では山行の際の記録写真を数多く見せてくれた。私など見たこともなかった北海道の高山の厳しい表情がそこにあった。また、夏と冬ではまったく違った表情を見せる山の姿を見せていただいた。
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※ 数多く映し出してくれた写真の一枚です。どこの山かは不明です。
氏は講座の冒頭に「私はピークハンターではない」と話した。
ピークハンターとは文字どおり、山頂登頂を目ざす登山者のことを指す言葉である。
それより氏はむしろ岩登りを最も好んでいるという。
だから68歳になった今も、アルパインクライミングの日本のクラシックルートの登攀を続けているという。
さらにもう一つ現在取り組んでいることは、日本山岳会が創立100周年事業で取り組んだ「中央分水嶺踏破」(この踏破そのものは2006年に完成している)の北海道版で上川地方の三国山から知床峠の突端までの分水嶺踏破を目ざしているそうだ。
こうして68歳の今も現役で登山に情熱を傾ける京極氏のお話をうかがいながら、疲れが取れなくなった、身体のあちこちが痛いなどと言っていられないな、と刺激を受けた私だった。
熊さん騒動で山に登れないなら(登れないことはないのだろうが…)、せめて山の話を聴こうと思って、このところ積極的に山の話を聴くことにしている。
25日(木)日本山岳会北海道支部が主催する講座に参加した。
この回は「1500m夏冬登頂」と題して京極絋一氏の体験談を豊富な写真と共にうかがった。
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※ 京極氏の話を聴く受講者。中高年の姿が目立ったが・・・。
京極氏は北海大学山岳部の出身で、現役・0Bで作る「北海岳友会」に所属して山登りを続けているようだ。その山行記録は輝かしいものである。
まだ氏が若かった20世紀後半、カフカス、ヒマラヤ、ミニアコンガ、ブータン、カムチャッカ、サハリン等々、海外の高山を数多く登っているという。
と同時に国内・道内の山々も「北海岳友会」の仲間たちと登っているうちに道内の1500m以上の山150峰を全て登ってしまったのが平成8年秋だったそうだ。
これらの山行を勤めを果たしながらながら(高校の事務職)完成したというのだからその努力は並大抵のものではないと想像される。
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※ お話をする京極絋一氏です。68歳とは思えない若々しさです。
しかし氏はそれでも挑戦を終えなかった。
今度は夏冬それぞれその1500m以上の山々の登頂を目ざしたのである。冬は雪風が困難を極め、夏は道がなくて難渋したという。
その困難な目標も平成21年秋にとうとう達成したという。
世の中にいろいろな道の達人が存在する。京極氏はまちがいなく登山の道の達人と言えるだろう。素人には推し量れないほどの困難を克服しての達成だと思う。
講座では山行の際の記録写真を数多く見せてくれた。私など見たこともなかった北海道の高山の厳しい表情がそこにあった。また、夏と冬ではまったく違った表情を見せる山の姿を見せていただいた。
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※ 数多く映し出してくれた写真の一枚です。どこの山かは不明です。
氏は講座の冒頭に「私はピークハンターではない」と話した。
ピークハンターとは文字どおり、山頂登頂を目ざす登山者のことを指す言葉である。
それより氏はむしろ岩登りを最も好んでいるという。
だから68歳になった今も、アルパインクライミングの日本のクラシックルートの登攀を続けているという。
さらにもう一つ現在取り組んでいることは、日本山岳会が創立100周年事業で取り組んだ「中央分水嶺踏破」(この踏破そのものは2006年に完成している)の北海道版で上川地方の三国山から知床峠の突端までの分水嶺踏破を目ざしているそうだ。
こうして68歳の今も現役で登山に情熱を傾ける京極氏のお話をうかがいながら、疲れが取れなくなった、身体のあちこちが痛いなどと言っていられないな、と刺激を受けた私だった。