昨日、一昨日と1940年代の懐かしい洋画を立て続けに3本観る機会があった。「哀愁」、「第三の男」、「アンナ・カレーニナ」の3本である。いずれもが白黒映画だったが、特別の違和感もなく楽しく映画に見入った。
一昨日(2月8日)は、札幌コンベンションセンターの「懐かしのシネマ上映会」が、昨日(2月9日)はかでる2・7で行われた「めだかの学校」の「懐かしの映画鑑賞会」があり、前2者は一昨日に、後者は昨日鑑賞したものだった。
「哀愁」(1940年)はヴィヴィアン・リーとロバート・テイラーの美男美女による戦争が引き起こした哀しい恋愛ストーリーである。
ヴィヴィアン・リーの美しさと演技の巧さが際立つ作品のように私には映った。
「第三の男」(1949年)はサスペンス物の特徴でもあるのだが、人物の相関図を理解するのに時間がかかってしまったが、非常にスリルのあるストーリー展開だった。私には主役の二人よりも、映画の後半に登場してきた真の悪役オーソン・ウェルズの存在感が一際光っていたように思われた。
「アンナ・カレーニナ」(1948年)は、ロシアの文豪トルストイの原作で、一説によると30回も映画化されている作品だという。その中から今回見たのは、ヴィヴィアン・リーが主演したものである。ストーリーは不倫に悩み、行き場の失った主人公が最後は列車に身投げするという悲劇的な結末なのだが、リーは私生活においても当時躁うつ病に悩まされていたそうで、そうした先入観で観ていると映画の中の表情にもなんとなくそうしたものが映しこまれていたように思えてしまった。
と、三つの作品を鑑賞する機会を得たが、いずれもが制作されてから60年以上の時間を経ながら今なお鑑賞に耐えられるということは、それぞれの映画が持っている力なのだと思う。私たちが今でも楽しめていることはそのことを証明する何よりの証拠なのではないだろうか…。
《ウォーキング覚書》
2/6~2/10の5日間も真面目に取り組んだ5日間だった。それでもこの間には「石狩川を遡る」といったようなイベントがなかったので、前回の5日間よりは歩数は少なかった。
◇2/6 20,250歩 ◇2/7 20,337歩 ◇2/8 13,021歩 ◇2/9 14,375歩 ◇2/10 11,600歩
◇5日間合計 79,583歩 ◇1/26~1/31の一日平均 15,917歩
2/5の日に「石狩川を遡る」で3万歩以上歩いていたのだが、翌日2/6も2万歩オーバーとなった。これは2/2もそうだったが、私の所属する団体の事務局への所要があった帰りに我が家まで徒歩で帰ったことによる。また、2/7の日も2万歩オーバーであるが、これは北28条に住む知人を訪ねる際に往復歩いたことによるものだ。