旅する動機は人それぞれだと思う。私の場合はどうだろう?私が旅を終えていつも感ずることは、これまでその地がイメージでしか描けなかったものが、リアル感をもってその地のことを描けるようになることかなぁ、と考えている…。
※ 文章と直接関係する写真はないので、今回の旅で目にした花々をカット代わりに挿入することにします。
※ 父島の街角に鮮やかな紅色の花が目に入った。小笠原の固有種「ムニンデイゴ」という種だそうだ。
旅を終えて1週間、小笠原のことをさまざまな観点からレポしてきた。
そして想うことは、わずか3日間の滞在だったが、小笠原・父島のことについてはかなり具体的に語ることができるようになったのでは、と考えている。
それは私の旅のスタイルとも関係している。
私の旅のレポを見ていただいた方には感じられたことと思うが、私の場合は普通の観光旅行とはちょっと異質の旅と思われている方が多いと思う。
※ ムニンデイゴの花を近撮したものです。
退職をしてから10年、さまざまな旅を体験してきたが、その主たる旅先は南の島々であった。
今回もその延長線上の旅なのだが、私の旅はともかく訪れたその島全体を把握したいという思いが強いのだ。
その島の面積、滞在日数を勘案しながら、時にはレンタカー、あるいはレンタバイク、ごく小さな島ではレンタサイクルのときもあった。ともかく誰かが作った行程ではなく、自ら選択した行程を旅し、その島全体を把握することを私自身のこだわりとしてきた。
「そんなにあちこちと動き回るのは旅じゃない。ちっともリラックスできないじゃないか!」と指摘されれば、そのとおりだと思う。
しかし、私は私のスタイルにこだわりたいのだ。そうすることで、私の中には旅して訪れた地が色濃く記憶として刻み込まれるからだ。
それを私は「セルフプロデュースの旅」と称しているのだが…。
※ 父島・大村地区の市街地の住宅に庭に咲いていたブーゲンビリアです。今季は低温のために花が遅れていると住民の方が話していた。
リード文でも記したとおり、旅する動機は人それぞれであると思う。そしてその動機は誰も否定できないし、それぞれがそれぞれの方法で旅を楽しめたらいいのだ。
よく、旅は非日常を体験することで、日頃のストレスを洗い流すことだと言われている。だからそれぞれの方法でストレスの解消を図ればよいのだと思う。
※ この花も道端に咲いていたハイビスカスの花ですが、花の盛りはまだこれからといった感じでした。
一週間の非日常を体験した私は、また札幌の街で生きていく活力を得た思いである。さて、また非日常を体験するために次はどこを目ざそうか?
※ ハイビスカスの花を近撮したものです。