札幌学院大の公開講座「人間論特殊講義」も最終回を迎えた。今回は、公開講座を修了した後の展開に向けて考えること、そして地元江別市長の特別講義を拝聴した。
このところ、講座受講録のようなブログとなってしまっている。自分としては本意ではないのだが、いたしかたない。というのも、このところ足の具合が悪くアウトドアフィールドにでかけることができなく切歯扼腕の日々を送っている。早く回復したいと焦りを感ずるのだが、こればかりは回復をひたすら待つしかない。
ということで、しばらくは講座受講記録のブログとなってしまいそうだ。
札幌学院大学の公開講座は5月以来、毎週土曜日に受講してきたが、2日ほど都合が悪く欠席したため、15講義中、11講義に出席し、この日最終講義を迎えた。(札幌学院の講座は二つの講義が連続して行われる形式だった)
第14講座は、「新たな展開に向けて」と題して、同大学の新田雅子准教授と白石英才教授がコーディネーター役となって、受講者がグループワークをするものだった。
グループワークの趣旨は、受講者が15回の講座を受講したことで終わりとするのではなく、今回の受講を契機として学びや交流の場に発展することができないか、ということについて受講者同士がディスカッションしてほしいという趣旨だった。
※ グループワークはSGUホールというところで行われたが、そこの机がユニークだった。
下部に滑車が付いていて移動が自由なこと、上部のテーブルも可動式のためグループワークには最適だった。
コーディネーターからは、「世代と立場をこえた学びと交流の場」として、月2回程度札幌学院大学で、その都度大きなテーマを設定して、ワークショップやフィールドワークを取り入れた交流の場を作ってみては?という具体的な提案もいただきながら、受講者がグループに分かれて検討した。
私も4人のグループに組み分けられ、グループ討論を行った。
結論として、私たちのグループも、全体のグループにおいても、突然の提案という感は免れなかったこともあり、提案にはやや消極的な考えだった。
私自身としても、テーマなどに大きな魅力があれば馳せ参じてみたいと思うが、車で40分もかかるとあっては、積極的にはなれないところがあった。
はたして大学側が具体的な提案をされるかどうか、その動向を見守りたい。
※ グループワークの後の各グループの討議内容を全体に報告しているところです。
続いて、第15講義は最終講義としての位置づけで、地元江別市の三好昇市長が「人口減少時代のまちづくり~江別市の人材を活かした雇用・労働・観光分野~」と題して講義された。
三好氏は江別市の特色である私立4大学が集う江別市だが、卒業生が江別市に留まる(職を得る)人が少ないことを嘆かれ、なんとか受け皿づくりのための施策を講じたいとし、地元企業への有給のインターンシップ制や学生地域定着自治体連携事業などに取り組んでいることを強調された。
※ 三好昇江別市長
しかし、三好氏の印象は能吏な行政マンという印象は拭えず、全てに目配りを忘れない、欠点のない行政を目指すという印象が強く、外部の者が聞いても面白みに欠ける内容であった面は否めない。いや、行政の首長としてはその安定性が最も大切な資質であることは違いないのだが…。
6日間にわたり、計11講義を受講した今回の公開講座だったが、はたして車で往復80分をかけて受講する価値があった講座だったかどうか、私の中では評価は定まっていない。後期もまた公開講座が予定されていると聞いたが、今のところそれにどう対応するかまだ決めてはいない。