白川橋 → 砥山発電所
およそ1年ぶりの雪道トレッキングはスノーシューではなく、冬靴を履いてのトレッキングとなった。しかし、久しぶりのトレッキングに興奮し私は勇躍白川橋からスタートした。天候にも恵まれ私は心地よい雪道トレッキングを楽しんだ。
白川橋から豊平川沿いからは一度離れるが、「簾舞中央線」という道路が豊平川に付かず離れず走っている。私はそこを歩くことにした。
白川橋からいくらも行かないところにオレンジ色をした建屋が見え、その下に豊平川を咳き止めるような形の構造物が目に入った。後からいくら調べてもその名、その働きを見つけることができなかった。そこから下流の豊平川が複雑に折れ曲がっているために、水流を調節するためのダムなのだろうか?
※ 白川橋から直ぐ上流のところに写真のようなダムが見えたが、その名、その役目は分からなかった。
そこからしばらく行くと、「簾舞中央線」から分かれるように「石山線」が分岐している。その分岐するところに「御料橋」といういかにも由緒ありそうな橋が架かっている。この橋から下流を見ると川幅はかなり細くなってきたこともあってか、かなりの部分が雪に覆われていた。
※ 石山線に分岐するために豊平川に架かっている「御料橋」です。
※ 御料橋から下流を見たところです。
一方、上流を見ると直ぐ近くにコンクリート製の造営物が目に入ったが、「藻岩ダム」である。「藻岩ダム」はここから10キロも市内に近づいた藻岩発電所に水を供給しているそうである。
※ こちらは御料橋から上流を見ると見えてくる「藻岩ダム」です。
心地良く晴れ上がった空のもと、雪道トレッキングを楽しんでいたら子どもたちの賑やかな声が聞こえてきた。道路の直ぐ脇に簾舞小学校が建っていた。私にとっては懐かしい子どもたちの歓声である。
※ 林の向こうに見える建物は札幌市立簾舞小学校です。
道路名がいつの間にか「砥山 簾舞川沿西線」に変わっていたが、道路は豊平川を跨ぐ「砥山橋」に至る。
※ またまた豊平川をまたぐ「砥山橋」です。
「砥山橋」から豊平川を見ると、もうすっかり雪に覆われていた。ところが遠くを見ると雪に覆われていないとこがあり、脇から勢いよく水が注ぎこまれていた。
どうやらすぐ近くにある北電の「砥山発電所」で使用された水が川に注ぎ込まれているようだった。
※ 砥山橋から下流を見たところです。手前は雪を被っているのに、写真の向こうが泡立っています。
橋の上から山側を見ると、山の斜面を利用して発電所の水路が見えた。
ここまでスノーシューを履くこともなかったけれど、豊平川をそれなりに観察できたのでそれで良しとしよう。
※ 道路際の斜面に建つ「砥山発電所」の施設です。
《トレッキング実施日 ‘12/02/16》
「冬の豊平川河畔を遡る」シリーズをお休みにして、今札幌でもっともホットな(?)話題をレポートすることにした。
いゃ~、人が多いと聞いてはいたが、あれほどとは思わなかった。
地下鉄福住駅を出て、札幌ドームまで300メートルくらいのところ(コンビニのサンクス前)から入場制限のために行列ができていた。
行列に従ってのろのろと歩くこと45分!ようやくドームに到達した。
それで終わりと思いきや、ドーム内に入ってもまたまた行列!ドーム内のコンコースをぐるぐると歩きまわされ展示会場に入れたのは15分後だった。
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※ ドーム前の陸橋から撮った写真です。人の列が何重にもなっています。
都合1時間かけてようやく車が展示されている会場に入ることができたのだが、会場内がまた凄かった。どこの会社のブースも人だかりができていて、移動するにも人の壁ができていて大変だった。そんな中、私が感じたことは…。
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※ 会場内の鳥瞰図です。人、人、人で混雑していました。
陳列されている車で目立ったのは、やはり環境を意識した電気自動車(EV)やハイブリット車(HV)だった。これらはすでに市販されているもの、市販間近なものなど各社競って展示している感じだった。
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※ トヨタの次世代電気自動車のFT-EVⅢです。
そしていつのモーターショーでも目を惹くのは、未来の車コンセプトカーである。そのほとんどは、より小さく、より手軽に、というコンセプトだろうか? ホンダ、スズキ、ニッサンと可愛く小さなコンセプトカーを出品していた。
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※ ホンダのコンセプトカー MICRO COMMUTER CONCEPTです。
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※ スズキのコンセプトカー Q-CONCEPTです。最も目立っていた?
興味深かったのは、北海道のコーナーだった。
電気自動車(EV)の普及がその動力機構の簡易さ(車に詳しくない私がそう述べていいのか分からないのだが)から、北海道の中小企業や学生たちにも手が出せる存在になったようだ。中小企業が制作した車、高校生や大学生が制作したものまで展示されていて、制作にあたった高校生が熱心に説明してくれたのが印象的だった。
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※ 北海道尚志学園高校自動車部が制作した電気自動車です。
車に大して関心もなく、詳しくもない私はざーっと会場内を一回りして1時間半が経過していた。これで私はもう満腹だった。
これ以上会場の留まる理由はないと考え会場を後にした。
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※ モーターショーの花形スポーツカーももちろん展示されていました。写真はトヨタのTOYOTA 86です。
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※ こちらはニッサンのFAILADY Zです。
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※ 外車もたくさん展示されています。写真はイタリアの名車(?)Alfa Romeoです。
それにしても人出の多さには驚いた。
札幌初開催ということが珍しさを呼んだのだろうか?(私のように)それとも札幌市民(道民)は車好きが多いのだろうか?
いったい3日間でどれくらいの集客があるのだろう?
再開編 プロローグ
昨年からの積み残しで宿願だった「豊平川河畔を遡る」シリーズをこのほどようやく再開した。昨年悪戦苦闘しながら完遂できなかった私の個人的なプロジェクトであるが、ようやく重い腰を上げた。
道なきところに踏み出せるスノーシューで何かをしてみたい。さりとて私にとって不案内な山野は危険が伴う。そう考えたときに、「そうだ河原を歩こう!」というアイデアが閃いた。冬だからこそ近づける河原を辿りながら、川を遡ろう!私の小さな冒険は豊平川の上流を目ざした。どこまで行けるのか、事前踏査をまったくしていないのだから皆目見当が付かない。何日かに分けて無理なく行けるところまではと思っているのだが…。
こんな書き出して昨年無謀にも挑んだプロジェクトだったが、「せめて定山渓までは…」との思いは、その困難さと時期的な問題もあり、昨年は藤野の白川橋のところでストップしてしまっていた。
「なんとかこのプロジェクトを完成させなくては…」という思いは強いものの、なかなか踏み出せないでいた。それは昨年の苦闘を思い起こすとき、私の中で知らず知らずに“老い”を意識していたのかもしれない。
そのうち冬も半ばを過ぎ、春の足音が遠くに聞こえる季節となった。私の中で焦りのようなものも芽生え始めていた。
※ 昨年の写真を3枚ほど載せます。これは石狩川との合流地点、つまり豊平川の河口地点ということになります。
昨2月16日、特に予定はなかったのだが朝から風混じりの雪が降っている。「これではだめだなぁ…」と思っていたのだが、9時過ぎになって晴れ間が見えてきた。時間が遅れたのは必至だが「やろう!」と重い腰を上げることにした。
それから準備に時間がかかり、家を出たときは10時過ぎ、現地の白川橋の再開スタート地点に立ったときには11時を回っていた。
※ 昨年の前半はこうした雪原をスノーシューで歩くコースだったのですが…。
ところで昨年は豊平川河口から藤野の白川橋まで、そのコースのほとんどをスノーシューを履いてできるかぎり河畔を歩いた。(スノーシューを脱いだのはごく一部の区間のみである)しかし、すでに豊平川上流の河畔の形状はスノーシューを用いて河畔を歩くような状態ではなくなっていた。川面まで崖が迫っていたり、灌木が密生したり、堤防もすでに消えていた。
そこで白川橋から上流は基本的には豊平川に沿った道路を歩きながら、時おり可能なところで豊平川河畔に近づきながら定山渓を目ざすことにした。
※ 昨年の後半は写真のように川面が迫る中、こうした岩場を恐る恐る前進するものとなりました。
私は昨年のゴール地点の白川橋の袂に立ち、写真を一枚撮り本日のゴール地点に想定した小金湯温泉を目ざしてスタートした。
※ そして今年、昨年のゴール地点の白川橋から再出発したのでした。
具体的なレポートは明日以降として、本日のレポートの最後は昨年の様子を知っていただくため、昨年レポートした9回のレポートにアクセスしていただく方法を提示することにします。
№1 №2 №3 №4 №5 №6 №7 №8 №9
それぞれの回をクリックしていただくと昨年のレポートに到達することができます。
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※ いかにも一昔前の官営の建物といった感じの外観です。
JR琴似駅近くとガイドブックにあったのですが、通りから中に入っているためにちょっと迷いましたが、案内に導かれて直ぐに見つけることができました。
建物の外観はいかにもちょっと前の時代の官営の建物といった感じですが、それがまた独特の雰囲気を感じさせてくれます。
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※ 店内に入って直ぐのところは珈琲豆などの物販のスペースになっていました。
店内は窓枠や天井などは大正13年に建てられた当時の雰囲気をそのまま残し、全体を濃いブラウン系の色で統一して落ち着きを醸し出しています。
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※ 渋いブラウン系の店内はとても落ち着きます。いわゆる大人の店といった感じです。
建物は二階建てになっていますが、データーでは焙煎工房を併設しているということなので、二階はそのスペースになっているのかもしれません。
奥まったテーブル席は旧試験場の会議室だったのでしょうか、円天井になっているのが特徴です。
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※ 円い天井が往時は会議室だったのではと想像させられるテーブル席です。
私たちは友人三人と訪れたのですが、「午後のコーヒー」というブレンドコーヒー(470円)をオーダーしました。ネルドリップにより一つ一つ丁寧に落としてくれるコーヒーはコクあり、バランスのよい仕上がりになっていていて美味しくいただくことができました。
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平日の午後でしたが、それほど混んでいなく静かな雰囲気の中、落ち着いて会話を楽しみ、コーヒーを味わうことができました。
【サッポロ珈琲館 本店 データー】
札幌市西区八軒1条西3丁目1-63
電 話 011-612-6646
営業時間 AM9:00~PM11:00
AM9:00~PM10:00(日・祝日)
定休日 年中無休
座 席 51席(カウンター13席、テーブル38席)
駐車場 有(20台)
入店日 ‘12/02/08
1953年制作というから今から半世紀以上も前の作品である。映画ファンならずとも多くの人に愛されたオードリー・ヘップバーンのデビュー作である。「懐かしのシネマ上映会」で「ローマの休日」を観た。
私は、映画はできるだけ映画館で観たいと思っている。
暗い空間で、大画面に集中して、自分をストーリーの中に没入して観たいと思っているからだ。
例えば、この「ローマの休日」などかなり廉価のDVDが出回っているだろうし、レンタル店では格安で借りられるだろう。しかし、私は大画面を選んだ。
2月11日(祝)コンベンションセンターで「懐かしシネマ上映会」で「ローマの休日」が上映されると知り、東札幌まで足を運んだ。
コンベンションセンターとしては初の試みということだったが、中高年を中心に多くの映画ファンが集まっていた。
ストーリーはあまりにも有名だが、某国の王女アンはヨーロッパ各国を親善訪問中だったが、あまりにも窮屈な日程を嫌いローマ滞在中に宿舎から逃げ出し、ローマ市内に遊ぶのだがその中で儚い恋も経験したが、自らの宿命に逆らえず王女の還っていくというストーリーである。それはまさに一時のローマの休日だった。
コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場…、ローマの名所が次々と画面に現れる。ローマを旅した者なら誰もが訪れるであろう名所がふんだんに織り込まれている。私もまた1968年学生時代にヨーロッパを彷徨していたので懐かしさと共に画面に見入った。特に映画の中で王女を追う某国の秘密警察と大立ち回りを演ずるテヴィレ河畔に建つサンタンジェロ城はヒッチハイクでローマ市内に入ったときに初めて目にした記憶に残る建物で忘れがたかった。
オードリー・ヘップバーンはこのとき24歳。彼女にとってデビュー作であり、出世作となったこの作品で、彼女の魅力が余すところなく画面に映し出されている。
きらきらとした妖精のような輝きを放つオードリー…。
お茶目に愛くるしく振る舞うオードリー…。
気品に満ちながらもあどけない微笑みを浮かべるオードリー…。
そのどの表情もが、世界の映画ファンを虜にした。
白黒映画なのに、いや白黒映画だったからなおのこと、彼女の魅力は際立っていた。
いや~。私は今映画館で観る(この映画を観たのは正式の映画館ではなかったのですが)映画の魅力にどっぷりとはまっています。
スノーシューにこだわっている。
と言っても、単独で行動することにはまだまだ自信がない。
そこで、スノーシューの催しを見つけては積極的に参加するようにしている。
広報さっぽろ2月号に次のような記事を見つけた。
「藻岩山催し《スノーシューで森を散策》 2月11日(祝)午前11時30分~午後3時の間30分間隔で出発」とあった。30分間隔で出発、というところにちょっとひっかかったのだが、直ぐに応募した。
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※ 新雪の中を自由に歩き回る雪原散歩はとても気持ち良かった。
当日、集合場所の藻岩山ロープウェイの中腹駅に行ってみると、担当者が準備をしていた。すると、見覚えのある顔がそこにあった。なんと主催は昨年お世話になった「NPO法人ねおす」であることをそのとき初めて知った。
そしてそこには、スノーシュー、ストック、それに長靴までも用意されていた。どうやら趣旨は藻岩山に観光で訪れた人たちに「ちょっとスノーシューも体験してみませんか」という催しらしいということが分かった。
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※ 春を待つ木の芽はまだまだ固い殻に覆われていたが、殻の中で春の準備をしているようだ。写真はセンノキの芽です。
主催者がターゲットとしている観光客がまだ集まらない中、私ともう一人のご婦人の二人が最初の客としてガイド、サポート役とともに、ロープウェイの中腹駅から山頂駅に向かってスタートした。
「どんどん新雪を歩いてください」というガイドの案内が嬉しかった。
雪の上に残ったウサギの足跡、センの木の芽、タランボの芽、などなど…、ガイドから案内されるが、この種の講習会に何度か参加するうちに私の目も徐々に慣れてきて基本的に種については私も分かりかけてきた。
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※ こうした生き物たちの足跡もたくさん残っていた。写真はウサギの足跡らしい。
好天の中、気持ち良く雪上を歩き回ったが、ほどなくするとガイドが「はい、今日はここまでで、あとは下りましょう」と言った。「あれーっ?」と思ったが、やはり30分間のチョッコット体験という催しだったのだ。
物足りなさは残ったものの、観光客が対象の催しとあってはいたしかたない。
ただ、「広報さっぽろ」の催しの告知からはその全容を把握することができないのは少々残念なことである。
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※ この写真はHPから引用したものです。このような写真が撮れれば私も大満足だったのだが…。
毎年テレビでオンエアされるトヨタ ビッグエアを見て、観衆が熱狂する姿に一度はその場で見てみたいもの、と思っていた。会場が真駒内から札幌ドームに移ると聞いて「これならオヤジでも観戦できそう」と思い、前売券の発売と同時に購入した。これが第一の不正解!
なな、なぁ~んと、60歳以上は無料観戦が可能というではないか!私は前売券の発行手数料を含め3,190円を大会当局に寄贈してしまった。
13時開演ということで、その少し前に会場の札幌ドームに着いた。
すでに観戦しやすい席は埋まっていて、ジャンプ台からはかなり離れた席に腰をおろした。
13時を過ぎてもいっこうにジャンプが始まる気配がない。そしてなんと13時30分頃から「ワンオクロック(ONE OK LOCK)」というロックバンドのライブが始まった。会場の様子を見ると大盛り上がりである。これが目的の観客もいたのか?オヤジにとっては見たことも聞いたこともないバンドである。「俺はロックのライブを聴きに来たんじゃない!」と叫びたくなった。第二の不正解だ。
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※ これは私が撮った写真です。コースは写真のようにドームの天井付近から滑り降りてジャンプする造りになっています。
14時30分過ぎ、ようやく本選前の足慣らし?(顔見世?)に出場選手が高い台から飛び降り始めた。スタート地点はドームの天井付近である。そこから一気に滑り降りて大きなジャンプ台から高々と舞い降りる。雪まつりの大通会場のものとはスケールが違う。ドームの最も長い辺を目いっぱいに使ったジャンプ台の構成である。短時日のうちにこうした構造物をドーム内に造ってしまう機械力に驚きだ。
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※ 写真のようにスタンドは押しかけた観衆でいっぱいでした。
ところで第三の不正解は?
その肝心なジャンプを自慢の望遠レンズで捉えようと、前日には一脚まで購入して構えたのだが…。ジャンプする選手をクリアに捉えることができないのだ。何度も何度もトライしてみたのだが…。
考えてみると戸外と比べて光の量が圧倒的に少ない。コース上はそれなりにライトアップされているのだが、それを効果的にするためか会場全体の光量はぐっと抑えられていた。これではシャッタースピードが遅くなり、とても空中を舞う選手をクリアに捉えきることなどできないのだ。もちろん私の腕前の未熟さもあるのだが…。
良い写真をものにしようというのが第一の目的だった私には大きな不正解だった。
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※ 何枚も撮ったジャンプの写真はすべてこのようなボヤけたものしか撮れませんでした。トホホッ。
と不満ばかりが口をつく。
大会の運営そのものも、オヤジには違和感ばかりが残った。
色とりどりのライトによってライトアップされたコース(ステージ?)、耳をつんざくばかりに会場内に響くロック系の音楽、そして雰囲気を煽るかのようにしゃべりまくるDJ風のアナウンス…。
それはスポーツというよりは、見世物的な要素が色濃く出たショーのような感じがした。もっとも古来からスポーツは大衆が見て楽しむという娯楽的な要素を併せ持っていたことからいえば、これも一つの形なのかもしれないが…。
選手の掛け声や、スピード感、力強さを目と耳にして興奮しながらスポーツを楽しんできたオヤジとしてはどうしても馴染めない雰囲気だった。
予選ラウンドに16選手が出場したが日本人選手と外国人選手とのレベルの差は歴然としていた。決勝ラウンドに残った日本人選手はわずか一人だった。
これ以上見なくてもいいな…、そう思った私は会場を後にしたのだった。
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※ このような写真が撮れるのは、優秀な機材と腕、そして撮影ポイントに恵まれないと出来ないことだと悟りました。
オヤジの会の例会の下見のために9日、滝野すずらん丘陵公園(南区滝野247)を訪れた。天候も良く、心地良い一日を過ごすことができました。
まず最初は滝全体が氷に覆われたとニュースが伝えていた「アシリベツの滝」に行った。
渓流口駐車場からアシリベツの滝までの約1.1kmは、歩くスキーやスノーシューのコースとなっている。コースの状況が分からなかったので、一応スノーシューをかついでコースに向かったが、まったく必要がなかった。
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※ コースはご覧のように整備されて、どのような靴でも氷瀑に辿り着ける。
中には街中を歩くような姿で歩いている人もいるほどコースは整備されていた。
ちょっと背中に汗を感じたころにはアシリベツの滝に到着していた。
アシリベツの滝は高さ30m、幅50mほどあるが、向かって左側はすっぽりと氷に覆われ、内側を水が流れ落ちていた。向かって右側はまだ全体に氷に覆われてはいなく、一部水の流れ落ちる様子が見えたが見事な氷瀑だった。
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これは向かって左側の滝です。人工で作った氷瀑ではなく、自然にできた氷瀑ですよ!
続いて東口駐車場に車を移し、目的の下見となるスノーシューコースを体験した。
東口駐車場エリアのセンター的施設のカントリーハウスでスノーシューを無料でレンタルしてくれる。窓口へ行ってみるとスノーシューどころか、アウトドア用のコートまで貸し出していた。窓口でコースマップを受け取り、早速スタートである。
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※ こちらもコースは案内が整備されていて誰でもスノーシューを楽しめるようになっています。
最初はマップに指定された通り林間コースを歩くが、やがて林間コースを抜けると広い雪原に出る。向こうに目的のすずらんの丘展望台が見えるので、広い雪原は誰も歩いていない処女雪の中を進んだ。これがスノーシューの醍醐味である。
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※ 広い雪原に出るとこのとおり!私の踏み跡しか見えません!
すずらんの丘展望台で眺めを楽しんでいたら、眼下にそりゲレンデがあり、チューブ滑りを楽しんでいる人たちが目に入った。楽しそうだったので私もやってみることにした。
チューブを借りることも、坂を上るリフトも無料である。
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※ ご覧のようにチューブに乗ったままリフトでひっぱり上げられます。楽ちん楽ちん…。
早速滑ってみると、これが面白い!!
けっこうなスピード感があるうえ、後ろ向きになったり横を向いたりと自由が効かないためスリル感もあるのだ。それでいて、しっかり安全面は確保されている。家族連れにはお勧めの遊びである。
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※ けっしてコースから外れないようになったコースを爽快に滑ります。
再びスノーシューに履き替え、スタートしたカントリーハウスに戻ってきた。
ちょうどお腹も空いていたのでカントリーハウス内のレストランで食事をしたが、けっこうな料金と味であった。
冬の滝野公園は、この他に幼児や初心者向けのファミリーゲレンデや歩くスキーコースが整えられていて、冬の一日を遊ぶにはさまざまなニーズに応えられる施設が揃っていて家族連れななどには絶好のプレイラウンドではないだろうか?
地球は今から50年万年前に巨大な隕石が激突して地軸が23.5度傾いてしまったという。そのことで、地球には四季のうつろいや寒暖の差が生まれ、豊かな生命が息づく星となった…。それは「奇跡の星だ!」と映画は解説する。その奇跡の星が…。
2月8日(水)、ちえりあホール(西区宮の沢1条1丁目)で行われた「地球に優しいまちづくりフォーラム」に参加した。
目的は映画「アース」を観賞するためだったが、映画の上映の前に西区民の環境に関わる活動などの紹介があった。
その一つに円山動物園の方からレクチャーを受けたのだが、彼によると、北極海の氷が1年間に北海道の面積に匹敵するほどの割合で融けているという。そのため、現在約22,000頭が生息しているというホッキョクグマの生存が危機に瀕しているというお話があった。
映画はイギリスBBC放送が5年の歳月をかけて撮影し2007年に完成したドキュメンタリー映画である。(色字のところをクリックすると予告編の動画が見られます)
全編が地球上に息づく豊かな動物たちの生態を追ったものであるが、それは極上の映像美といってもよいほど素晴らしい命の賛歌がつづられている。しかし、映画の縦糸として北極海の氷の面積が温暖化によって減少し、そのことがホッキョクグマの生命を危機に陥れていることを訴えている。
※ 巣穴から顔を出したホッキョクグマの子どもは愛らしい。しかし、彼にはこの後過酷な運命が待っている…。
映画は1時間30分強にわたり、地球上の数々の生命の営みを、圧倒的な迫力と美しい映像で綴っている。画面に登場した生命たちは…。ホッキョクグマ、カリブー、オオカミ、オシヒドリのヒナたち、アムール豹、パプアニューギニアの多様な鳥たち、アフリカゾウの家族、ザトウクジラの親子、等々…。
その映像は私たちからみると、その迫力や美しい映像に感嘆するところがあるが、動物たちからすると彼らは生きるため、子孫を残すために、必死な日々を過ごしていることを改めて認識させてくれる。
数々の魅力的な映像の中で、私が驚いたのはあの映画ジョーズで有名になったホオジロザメである。体長5~6mもの巨体の全身を完全に海面上に出すようなジャンプを見せたシーンである。驚くべき身体能力である。
※ 写真は鮮明ではないが、ホオジロザメがジャンプするど迫力のシーンです。
映画は最後、空腹で身体の弱ったホッキョクグマがセイウチの子どもを狙うのだが、親たちの防御にあって狩りに失敗してしまう。その結果、衰弱して氷の上で死を迎えるというシーンで終わる。
このシーンに制作者が訴えたかったことが凝縮されていたのではないかと思った…。
奇跡の星は今その姿を変えつつあるようだ…。
※ 用いた写真が鮮明でないのは、HPなどから引用するのですが、いずれ極小の映像のため伸ばすと不鮮明になってしまいます。
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さっぽろ雪まつりを見物していて大通2丁目会場まで来たとき、「南極食堂」という看板が目に入った。そして、そこのメニューに「南極ラーメン」(500円)というのがあった。
雪まつりをはじめとして大通で行われるイベントに出店しているフード関係にはほとんど手を出さない私たちです。
しかし、今回はちょっと興味を抱いたので妻を説得し、食することにした。
「南極食堂」とは、映画「南極料理人」の原作者・西村淳氏がプロデュースする店ということだった。
いくつかのメニューがあったが、もちろん注文したのは「南極ラーメン」です。
「南極ラーメン」のメニューの下には次のような惹句が記されていた。
「はじめは塩味ラーメンなのに、トッピングの味噌玉を溶かすと味噌ラーメンに。オーロラのように味が変化します」とあった。
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さて、はたしてオーロラのように味が変化するのか???
なるほど見たところは透き通ったスープが塩ラーメンのようである。味?ちょっと薄味で塩ラーメン風である。そして味噌玉を溶かすと…。オーッ!味噌味に変化した!!
寒空の下、アウトドアで温かいスープを飲むと体の芯から温まる気持ちがする。
さて、トータルの評価は?
う~ん。スープにコクがないかなぁ…。麺もストレート麺だったがこれといった特徴は感じられなかった。
味噌玉以外のトッピングもちょっと寂しい感じだ。(もっとも500円なのだから多くを期待する方が間違っているか?)
私は映画「南極料理人」も見ているが、あのように日本から遠く離れた酷寒の地で食するとしたら、きっと誰もが「美味しい!」と賛辞を発してくれるとは思うのだが・・・。
ふだんレベルの高い札幌ラーメンを食している私としては、ちょっとだけスープに物足りなさのようなものを感じてしまったのだが…。
それでも話のタネとして一度食してみることをお勧めします。