鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

今年初めての 第9合唱

2016-10-03 16:48:33 | お知らせ

 今朝の生食用のイチジクです。 

 

 時折ぱらついたり、不安定というかはっきりしない天気となってます。 午前10時30分頃

   

                

       

 

 

      

 きょうは午前10時30分ころに河原を歩いたのですが、どういう訳かきょうは、ほとんどとまではいきませんが、散歩等の人がかなり少なかったです。 雨でもないのに、こういうこともあるのか?と不思議な気持ちでした。

 

 前にもお知らせしていましたが、きのう夜 ”せんくらのグランドフィナーレ” に行ってきました。 仙台出身のチェリスト「吉岡知広」さんのサン=サーンスのチェロ協奏曲第1番とベートーベン交響曲第9番合唱付より第4楽章の演奏です。最後にエルガーの行進曲”威風堂々”第1番の演奏と観客とが一体となった演奏もありました。

   

 改めてチェロという楽器の奥深さを知った次第です。 確か皇太子もチェロを弾いていましたよね。 そして映画「弔う人」でしたか?(もうはっきりしません。恥ずかしいです。)「納棺師」ではないですよね、山形県で撮影された映画で、河原でチェロを弾く場面が印象的でした。「おくりびと(送り人)」だったかな?

     

 それはそれとして、第9の第4楽章、もう聴いてしまいました。今年初めてです。「歌う人」から「聴く人」へ移行して2年目となります。 早いものです。 もう2年か・・・・。 2010年から2014年まで5年間出続けたことが今となってはとっても不思議な感じで、本当にそういうことがあったのかとさえ想ったりするのですから、困ったものです。 明らかに加齢現象の一つでしょうね。

 5年間オーディションで落とされることなく出演し続けることができたということ、これは自分にとっては本当に勲章に値するものです。 何しろ全くはじめての合唱であり、60歳を過ぎてからの挑戦であり、一気にベートーベンの第9第4楽章合唱に挑戦という怖さ知らずの挑戦でした。

                        

 今年の「せんくら」(せんだいクラシックフェスティバル)の指揮者は「高関 健」という人ですが私は初耳のひとです。でもネットで検索すると華々しい経歴の持ち主です。60歳前後かな。かなり小柄な人ですね。小柄でもエネルギッシュな指揮をする人でした。

 あれっ今思い出そうとしているのですが、指揮棒は使っていなかったように感じます。両手と体を目一杯使って、時には爪先立ったり、今にも飛び上がるかのような動作をして指揮をしていました。とっても力強い指揮で、左手なんか拳骨をつくって振り上げるかのようにも何回もしていました。

 印象的だったのは、常に体の正面を今中心となって演奏している楽器群に向けていることですね。 そして合唱団に対しては左手で合図をしたりしていたと思います。多分口も大きく開けていたのではないかと思うのですが。

 演奏は早いのです。今回は第4楽章だけでしたが、この速さで全楽章を演奏したら60分を切ってしまうのではないかと思いました。 第4楽章の前半ではそんな意早いとは感じませんでしたが、後半からは今まで経験してきた早さよりも早いなと感じましたし、何よりも最後の盛り上がりの部分、どうしても851小節からのPrestissimo =132となっていますが、何と早いことかと感じたのは最後も最後、山の頂点、915小節からの部分です。こういうこともありかと、生意気にも思った次第です。

 Tochter aus Elysium, Freude, schöner  Götterfunken!  Götterfunken!

 はじめての経験ですが、これだけ早いとそれはそれでいいのかなとも思いました。

     

 そして今回経験したことで特筆できることは4人いるソリスト、普通はソプラノ・アルト・テノール・バスの構成で、前者二つは女性、後者は男性というのが普通ですが、今回は『アルト』ではなく、『カウンターテナー』なのです、男性なのです。 男女二人ずつのソリストが、女性はソプラノのひとりのみということ。 いままで見てきた感じからいっても、なんかとっても変な感じがしましたね。異様な感じとまでは言いませんが。

 藤木大地というもともとはテノール歌手だったようですが、「2011年に歌手活動をカウンターテナーに転向」したとのことです。国内外において盛んに活動されているようで、「現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。」とのこと。

 ただ残念ながら席が後も後ろで、かつ端から二つ目ということもあったのでしょうか、いわゆる「アルト」(カウンターテナー)としての歌声はあまり聞こえてきませんでした。 これが惜しかったなあと思いました。

 これが「せんくら合唱団」として参加していれば、ゲネプロとかで直接カウンターテナーの声が聴かれたのでしょうが、そんなことを言ってみてもはじまらないことです。はっきりと聴いて見たかったですね、それでも。

 

 (夕ご飯のようなのでこの辺で一旦「投稿」します。ご理解ください。)

 (再開します。)

 

 「せんくら合唱団」は、≪仙台フィルと第九をうたう合唱団≫、≪仙台放送合唱団≫、≪東北大学混声合唱団≫の3団体から構成されるのですが、今回の主演者数等です。

 名簿によると、合計で158人、パートごとの参加人数はこうなります。 ソプラノ:41人、アルト:65人、テノール:23人、バス:29人 です。 構成比は、25.9%、41.1%、(女性計:67.0%)、14.6%、18.4%(男性計:33.0%)となります。相変わらず圧倒的に女性が多いです。

 去年(2015年)は、58人、62人、22人、36人の合計169人。構成比は、29.0%、36.7%、(女性計:65.7%)、13.0%、21.3%、(男性計:34.3%)でした。 かって私が属していた”テノール”についてみると、ひとりの増加、1.6%の増加となっています。

 他人事ながらこれは嬉しいですね。たった一人ではあっても、テノールの人員が増えているというのは、一番少ないのがテノールですので、なおのこと喜ばしいことです。それでも2014年は29人もいたのです。

 そしてかって一緒に喜怒哀楽?を共にした仲間たちの顔がありました。あっまだやっているのだ、まだ頑張っているんだ、Oさん、Sさん、Tさん、Hさん、Mさん。 もちろん双眼鏡を持参しています、顔がよく見えるように。 人数の少ないテノールのために人知れず頑張っているんだなと思います。

 こうやってじっくり見てみると、口の開け方はひとり一人違うのだなあということがわかります。先生方(合唱指揮者、合唱指導者)からは口を縦に長く開けて歌えということは何度も何度も言われてきましたが、私も含めてそのつもりでやってきたのですが、実際には必ずしもそうではなかったのですね。どこからみても模範的な口の開け方をしている人もいれば、どうみても縦に開けているとは言い難いような人もいます。

 実は私もそういう一人でした。自分では縦に大きく開けて歌っているつもりではあっても、妻にも言われたし、鏡を見たりすればそのことは分かります。 その昔?私も団員だった頃、こういう練習をさせられたりしたことがありました。

 両手でこぶしをつくり、それを両頬に当てて物理的に縦に長くした形で実際に第9の一部を歌うのです。極めて歌いにくいものです。でも先生にはそれなりにいい声に聴こえるようでしたが。 5年間ですから、いろいろありますよねえ。 練習日にあったことなどはこのブログで書いてきたつもりですが、それでもかなり抑えて書いてきました。

   

 そういうかっての自分を重ねあわせながら、また一緒に練習に打ち込んだ人たちとのことを思い出しながら、そして指揮者のエネルギッシュな指揮に驚きつつ、カウンターテナーの声尾に耳を傾けて10月2日、日曜日の夜のひとときを過ごしてきました。

 多分終わった後は打ち上げ会をやったことと思いますが、盛り上がったでしょうね。あの完全に解放された感じ、やり切った感じでパートの垣根を超えて打ち解けかつ盛り上がります。乾杯のビールの味は格別でした。男性ばかりでなく、女性とも知り合いになり、ケータイの番号やメールアドレスの交換ということもしました。

 

 長くなりました。読んでいただきありがとうございます。

 


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