全曲が井上陽水作詞・作曲のこのアルバムを、私は10年前から探し続けていたのだが、廃盤となっていたうえ、セールス的にも芳しくなかったものだから、中古CD店でもついに見つけることは出来なかった。ところが、全国には私のような思いを抱いていたマニアが少なからずいるのだろう。この4月ついに復刻CDが発売された。つい数ヶ月前まではネットオークションで数万円で取引されていたこのアルバムが、いまや2千円で買えるのだ。
これを聴いて知ったのが、陽水のほうがジュリーより唄が上手いという事実だ。「ジャスト・フィット」「ミスキャスト」などの曲は陽水自身もお気に入りで、よくコンサートツアーなんかで歌っているが、正直言って陽水バージョンの方が、ずっとスリリングで、エモーショナルで、魅力的だ。子供の頃、私は沢田研二はとても歌の上手い歌手だと思っていたものだったが。
そして、このアルバムからシングル・カットされた「背中まで45分」をきっかけに沢田研二はスーパースターの座から転げ落ちていったのだった。なんて皮肉なことだろう!さらに、このアルバムの価値は21世紀に入った今理解されつつある。陽水ってなんてヤツなんだろう!
これを聴いて知ったのが、陽水のほうがジュリーより唄が上手いという事実だ。「ジャスト・フィット」「ミスキャスト」などの曲は陽水自身もお気に入りで、よくコンサートツアーなんかで歌っているが、正直言って陽水バージョンの方が、ずっとスリリングで、エモーショナルで、魅力的だ。子供の頃、私は沢田研二はとても歌の上手い歌手だと思っていたものだったが。
そして、このアルバムからシングル・カットされた「背中まで45分」をきっかけに沢田研二はスーパースターの座から転げ落ちていったのだった。なんて皮肉なことだろう!さらに、このアルバムの価値は21世紀に入った今理解されつつある。陽水ってなんてヤツなんだろう!