獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

レガシィ試乗記

2005年06月06日 | CARS&F1
 私が今一番好きな日本車のメーカーはスバルである。今回北海道スバル本社に立ち寄ったのだが、ココはなかなか面白かった。往年の名車スバル360やジウジアーロデザインのSVXが展示してある。特にこのSVXは本当に美しく、かつてやはりジウジアーロデザインのピアッツァに乗っていた友人が、「このクルマ幾らで譲ってくれますか?」と尋ねたが、残念ながら売り物ではないとつれない返事。このディーラーにも現在別のSVXで通勤している人がいるそうで、今のところはパーツの供給等には問題は無いようとのことである。
 さて、このディーラーにいた「ふぞろいの林檎たち」に出ていた頃の高橋ひとみ似のセールスレディ嬢が実に親切で、私が「レガシィの2000の一番安いグレードで5MTのクルマがあったら試乗したい」と申し出ると、「社員でそれに乗っている者がいるので手配します」と駈けずり回ってさがしてくれた。残念ながらその社員のクルマは出払っていたようで、マニュアルのクルマに乗ることは出来なかったが、2000SOHCの4ATの特別仕様車に乗ることが出来たので、レポートします。
 通常試乗というと、左折を4回繰り返して、平坦な道を正方形を描くようにしてディーラーまで戻ってくるくらいが関の山であるが、ここのディーラーの試乗コースは一味違っていた。まず北1条宮の沢通りの片側3車線の広い道に入り、そこには登りのゆるやかなカーブがある。「さあ、ここで思いっきりアクセルを踏んでスバルサウンドを体感してください!」と言ってくれる。こんな試乗は初めてだ。そしてレガシィは軽やかに加速し、爽快にカーブをクリアしていく。この感じはかつてユーノスロードスターに乗っていた頃以上の面白さだ。ステージの終わりには少し細い生活道路に近い感じの道を走るのだが、そこにはマンホールがたくさんある。「わざとマンホールを踏んで走って足回りのしなやかさを体感してください」と。いやあ、素晴らしいですね、レガシィ!
 私は大体1台のクルマを10年くらい乗って乗り潰すパターンの購入の仕方をしているので、そうすると、あとクルマを買うのは3回くらいしかないことになる。石油にしてもあと何年今の価格で買えるのか分からない。そう考えると、やはり色々な妥協を捨てて、自分が今一番乗りたいクルマを購入するのがベストではないかと、このクルマに乗って考えが変わってしまった。ウチからはちょっと遠いけど、私は3年後北海道スバル本社でレガシィを買うつもりである。
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