やはり私の音楽遍歴を語る上でこの三人を外すワケには行かない。
このアルバムジャケットの重厚な感じがもうたまらない。78年から79年にかけては、アリスが神がかって崇高に見えた時代であった。テレビに出ない「ニューミュージック」系のアーティストが増えつつあったこの時代、あえて時間の許す限りはテレビに出演していた彼らの姿勢も、それはそれでひとつのポリシーのように私には思えたものだ。
(99年7月現在ではあるが)このアルバムが日本で一番売れたライヴアルバムだということも首肯できる。前半はテンポのある曲とチンペイの軽妙な話術で盛り上げて、中盤は重めの曲をしっとりと聴かせ、終盤で感動させて・泣かせるという、アリスのライヴ形式の完成形がここにある。また、このレコードに挿入されている「アリスへのメッセージ」というブックレットがまた私を泣かせてくれる。
ライヴ盤っていうのは、ある意味「ベスト盤」以上にそのアーティストを知る近道になるような気がする。私は今でも一人で風呂に入っている時に、ついつい「誰もいない」を口ずさんでしまうものだ。
また、ひとつ言いたいことは、「キンチャン」こと矢沢透の存在を決して忘れてはいけないということだ。彼があってこその「アリス」だということは、「三人だけの後楽園」というアルバムを聴けば良い。チンペイ・ベーやんのギターの技量の高さとともに、キンチャンの奏でるリズムセクションの存在が必要不可欠で、やはり「三人でアリスなのだ」ということがよく分かる。
私が小学生の頃、「アリス」や「千春」が好きというのはとても「趣味のいい」「センスのいい」ことであったのだが、今アリスや千春が好きというと、笑われるのは何故だろう。理由は色々とあるだろうが、やはり、アリスにしろ千春にしろイメージがあの頃とだいぶ変わってしまったもんねぇ。堀内孝雄は「アリス」の頃はアメリカンというかナッシュビル系のイメージだったのが、まさか演歌になろうとは!その点デビュー時からイメージをほとんど変えていない達郎とか陽水はやはり大したものだ。
このアルバムジャケットの重厚な感じがもうたまらない。78年から79年にかけては、アリスが神がかって崇高に見えた時代であった。テレビに出ない「ニューミュージック」系のアーティストが増えつつあったこの時代、あえて時間の許す限りはテレビに出演していた彼らの姿勢も、それはそれでひとつのポリシーのように私には思えたものだ。
(99年7月現在ではあるが)このアルバムが日本で一番売れたライヴアルバムだということも首肯できる。前半はテンポのある曲とチンペイの軽妙な話術で盛り上げて、中盤は重めの曲をしっとりと聴かせ、終盤で感動させて・泣かせるという、アリスのライヴ形式の完成形がここにある。また、このレコードに挿入されている「アリスへのメッセージ」というブックレットがまた私を泣かせてくれる。
ライヴ盤っていうのは、ある意味「ベスト盤」以上にそのアーティストを知る近道になるような気がする。私は今でも一人で風呂に入っている時に、ついつい「誰もいない」を口ずさんでしまうものだ。
また、ひとつ言いたいことは、「キンチャン」こと矢沢透の存在を決して忘れてはいけないということだ。彼があってこその「アリス」だということは、「三人だけの後楽園」というアルバムを聴けば良い。チンペイ・ベーやんのギターの技量の高さとともに、キンチャンの奏でるリズムセクションの存在が必要不可欠で、やはり「三人でアリスなのだ」ということがよく分かる。
私が小学生の頃、「アリス」や「千春」が好きというのはとても「趣味のいい」「センスのいい」ことであったのだが、今アリスや千春が好きというと、笑われるのは何故だろう。理由は色々とあるだろうが、やはり、アリスにしろ千春にしろイメージがあの頃とだいぶ変わってしまったもんねぇ。堀内孝雄は「アリス」の頃はアメリカンというかナッシュビル系のイメージだったのが、まさか演歌になろうとは!その点デビュー時からイメージをほとんど変えていない達郎とか陽水はやはり大したものだ。
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