私は「チョット髪が伸びたな」と思った時は、石狩市の「番屋の湯」までクルマを走らせることにしている。
まず、自販機で入場券を買うのだが、ここで注意しなければいけないことがある。入場券は600円だが、必ず1000円札を使って買わなければいけない。丁度小銭が600円あるからといって、小銭を使って入場券を買うのはど素人である。
中に入ると、まずクツを下足ロッカーに入れなければならないが、ここで先ほど入場券を買ったときのお釣りの100円玉が生きてくる。このロッカーには鍵がついており、100円玉を入れなければロックできないのである。また、この100円は帰りにロックを外せば戻ってくるので心配はいらない。
下足ロッカーをロックしたら、ロッカーの鍵をサイフの中に収納しよう。万一この鍵を紛失したら、鍵代3000円を負担しなければいけない。紛失しないよう、大事にサイフにしまっておくのが「玄人」のやり方だ。
そして、まずは2階のカットルームに直ちに向かう。このカットルームはオバサンが一人でやっているので、機会を逃したら結構待たされるハメになるからだ。誰も先客が居なければ、直ちにカットしてもらおう。運悪く先客がいた場合は、予約だけしておいて時間まで入浴を愉しんでいればいいのだ。
幸先よくカットが出来たら、もちろん向かうのは温泉だ。その前にひとつの難関がある。それが「脱衣所」だ。脱衣ロッカーは出来る限り一番上の段をゲットすべきである。一番上の段ならば、タオルやアカスリをいれた入浴カゴをロッカーの上に置くのに都合がイイのだ。憶えておこう。そして、ここでも脱衣ロッカーをロックするのに100円玉が必要になる。先ほど小銭をサイフに残しておかなかったど素人は、ハダカのままで両替機を探すのにウロウロしなければならない。私のような玄人はそんな事態には陥らないのだ。ふっ。
さて、いよいよ入浴だ。まず始めることは言うまでもなく「洗髪」である。先ほどカットしたばかりの頭には細かい髪の毛が沢山残っているからネ。「プラージュ」で「ノーシャン」でカットした経験のある人なら当然心得ていることであろう。
洗髪と同時にカラダを洗ったら、まずは露天風呂に向かおう。いきなり熱い湯に浸かるのは毛細血管に良くない。露天風呂の「頭寒足熱」な感じが心と体の疲れを癒してくれる。
露天風呂で毛穴が開いたところで、男ならここで湯温の高い湯に浸かろう。まずは誰でもいいから「ターゲット」を決める。そして、その「ターゲット」よりも先に上がることはないと心に決めるのだ。これは、まさしくどうでもいい「自分との闘い」でもあり、身勝手な「ターゲットとの闘い」なのだ。ターゲットが先に上がったら「ふっ。おぬしまだケツが青いナ。」と、自分が耐え切れなくなってターゲットより先に上がることになったら「なかなかやるナ。今日のところは私の負けだ。」と心の中で囁こう。
そして仕上げはぬるめの湯にじっくり浸かること。ここで、自分の過去の楽しかった思い出や、将来の自分のあり方や、ビジョンなどを夢想しよう。私は決してサウナには入らない。サウナで汗を大量に流すことで、血管が詰まり脳梗塞などを起こすリスクがあるからだ。無用に自分のカラダをいじめる必要はない。私は、髪を切りにココにきたのだから。
風呂から上がって服を着たら、脱衣ロッカーの中をもう一度確認しよう。なんせ一番上のロッカーは奥の方が死角になっているので、携帯電話なんかを置き忘れることがままあるのだ。そんなど素人的なミステイクを犯してはならない。そもそも自分の意志で一番上のロッカーを選んだのだから。
風呂上がりにはビールでもググッと飲み干したいところだが、クルマで来ている以上は、アルコールはご法度である。これは「コモンセンス」だ。やはりここは、浸透圧が人の体液にごく近い、天然のアイソトニック飲料である「牛乳」、なおかつ、最近は滅多にお目にかかれない「フルーツ牛乳」を腰に手をあてて飲むのが「粋」というものだ。フタをあけるときにおもむろに親指を突っ込んだりすると、フタが瓶に沈み込んで汚らしくなってしまうから、指先で紙のフタを慎重に半分ほどめくり、それを取っ手にしてスマートにフタをはずそう。牛乳のフタ1枚を外すことにもこだわりを持つのが真の玄人なのだ。
さて、入館料600円+散髪料1200円+フルーツ牛乳100円=1900円。プラージュでシャンプーありを選んだ場合1500円+300円+消費税=1890円。玄人がどちらを選ぶかは明白なことである。
まず、自販機で入場券を買うのだが、ここで注意しなければいけないことがある。入場券は600円だが、必ず1000円札を使って買わなければいけない。丁度小銭が600円あるからといって、小銭を使って入場券を買うのはど素人である。
中に入ると、まずクツを下足ロッカーに入れなければならないが、ここで先ほど入場券を買ったときのお釣りの100円玉が生きてくる。このロッカーには鍵がついており、100円玉を入れなければロックできないのである。また、この100円は帰りにロックを外せば戻ってくるので心配はいらない。
下足ロッカーをロックしたら、ロッカーの鍵をサイフの中に収納しよう。万一この鍵を紛失したら、鍵代3000円を負担しなければいけない。紛失しないよう、大事にサイフにしまっておくのが「玄人」のやり方だ。
そして、まずは2階のカットルームに直ちに向かう。このカットルームはオバサンが一人でやっているので、機会を逃したら結構待たされるハメになるからだ。誰も先客が居なければ、直ちにカットしてもらおう。運悪く先客がいた場合は、予約だけしておいて時間まで入浴を愉しんでいればいいのだ。
幸先よくカットが出来たら、もちろん向かうのは温泉だ。その前にひとつの難関がある。それが「脱衣所」だ。脱衣ロッカーは出来る限り一番上の段をゲットすべきである。一番上の段ならば、タオルやアカスリをいれた入浴カゴをロッカーの上に置くのに都合がイイのだ。憶えておこう。そして、ここでも脱衣ロッカーをロックするのに100円玉が必要になる。先ほど小銭をサイフに残しておかなかったど素人は、ハダカのままで両替機を探すのにウロウロしなければならない。私のような玄人はそんな事態には陥らないのだ。ふっ。
さて、いよいよ入浴だ。まず始めることは言うまでもなく「洗髪」である。先ほどカットしたばかりの頭には細かい髪の毛が沢山残っているからネ。「プラージュ」で「ノーシャン」でカットした経験のある人なら当然心得ていることであろう。
洗髪と同時にカラダを洗ったら、まずは露天風呂に向かおう。いきなり熱い湯に浸かるのは毛細血管に良くない。露天風呂の「頭寒足熱」な感じが心と体の疲れを癒してくれる。
露天風呂で毛穴が開いたところで、男ならここで湯温の高い湯に浸かろう。まずは誰でもいいから「ターゲット」を決める。そして、その「ターゲット」よりも先に上がることはないと心に決めるのだ。これは、まさしくどうでもいい「自分との闘い」でもあり、身勝手な「ターゲットとの闘い」なのだ。ターゲットが先に上がったら「ふっ。おぬしまだケツが青いナ。」と、自分が耐え切れなくなってターゲットより先に上がることになったら「なかなかやるナ。今日のところは私の負けだ。」と心の中で囁こう。
そして仕上げはぬるめの湯にじっくり浸かること。ここで、自分の過去の楽しかった思い出や、将来の自分のあり方や、ビジョンなどを夢想しよう。私は決してサウナには入らない。サウナで汗を大量に流すことで、血管が詰まり脳梗塞などを起こすリスクがあるからだ。無用に自分のカラダをいじめる必要はない。私は、髪を切りにココにきたのだから。
風呂から上がって服を着たら、脱衣ロッカーの中をもう一度確認しよう。なんせ一番上のロッカーは奥の方が死角になっているので、携帯電話なんかを置き忘れることがままあるのだ。そんなど素人的なミステイクを犯してはならない。そもそも自分の意志で一番上のロッカーを選んだのだから。
風呂上がりにはビールでもググッと飲み干したいところだが、クルマで来ている以上は、アルコールはご法度である。これは「コモンセンス」だ。やはりここは、浸透圧が人の体液にごく近い、天然のアイソトニック飲料である「牛乳」、なおかつ、最近は滅多にお目にかかれない「フルーツ牛乳」を腰に手をあてて飲むのが「粋」というものだ。フタをあけるときにおもむろに親指を突っ込んだりすると、フタが瓶に沈み込んで汚らしくなってしまうから、指先で紙のフタを慎重に半分ほどめくり、それを取っ手にしてスマートにフタをはずそう。牛乳のフタ1枚を外すことにもこだわりを持つのが真の玄人なのだ。
さて、入館料600円+散髪料1200円+フルーツ牛乳100円=1900円。プラージュでシャンプーありを選んだ場合1500円+300円+消費税=1890円。玄人がどちらを選ぶかは明白なことである。