
パンクしたレガシィのタイヤを購入しに行くために、数時間親戚の「ファンカーゴ」を貸してもらった。それは、以前愛車が盗難に遭った時にも借りたクルマである。

3年前に白だった革巻風ステアリングカバーは、ブラックとレッドのコンビネーションのモノに取り替えられていた。

車載されたCDが、そこはかとなくジェネレーションギャップを感じさせる。

エンジンの警告灯が点きっぱなしだったが、あまり大きな問題ではなかった模様である。

10万キロ以上を走破したクルマなのだが、4ATは変速ショックも少なくスムーズで、直進性も上々。静粛性はレガシィ2.0iに歴然と劣るが、足として使うのなら充分現代の基準でも満足できると思われる。そこら辺は、さすがはトヨタ車といえましょう。ただし、インテリアにはやや経年劣化が感じられました。

すっきりと広いグラスエリアで、後方視界は極めて良好。この点はラクティスよりもずっとヨロシイ。

ただし、4WD仕様車のラゲッジルームは、率直にいってやや狭い。スペアタイヤが荷室に大きく侵食しているのだ。だが、バックドアが横開きなのは、後方の空間が狭くても開閉できるので、実用上非常に使いやすい点である。
全般的に言って、久々に乗ったこのファンカーゴは、なかなか気持ち良く、好感の持てるクルマであった。ラクティスが失ってしまったモノを、ファンカーゴはたくさん持っている。私は、ファンカーゴの方が好きだ。