

その日のランチは、明星の「大崎裕史の美味しさ新発見!瀬戸内今治塩ラーメン」という、長い名前のカップめんであった。
大崎裕史氏とは、知っている人なら知っている、「自称・日本一ラーメンを食べた男」。
この製品の実売価格は、ファミリーマートで税込195円。いわゆるひとつの高級カップめんである。

別袋は、後入れの「調味油」のみ。
基本的に、麺・具・スープ一体の、オール・イン・ワンタイプである。
熱湯4分と、調理時間はちょっと長め。

期待に胸をときめかせながらフタを開け、ゴマ油と思われる調味油を掛ける。
その時点では、「価格の割には具がもの淋しいのう・・・」と、やや失望。

だが、それをかき混ぜると、ナルトが次から次へと浮かび上がってきた!
うれしい誤算とは、まさにこのことをいうのであろう。
丸麺のもっちり感も、なかなか好印象。
鶏ベースの塩スープに、イリコや鯛の魚介のだしがフュージョンし、ゴマ油がかほりの華を添える。
少量ながらも、鶏の肉片が佇んでいたのも、一応、評価すべきであろう。
実にウマかったが、195円というその価格を鑑みると、定価で再度購入するかどうかは、微妙なところである。
処分価格になったら、ぜひとも買おう。