市販のスパゲティ用ミートソースというものは、なぜか「缶」が多く、1人前用の製品は、皆無に等しかった。
昨年より単身赴任となり、ミートソースを「1人前だけ食べたいのに!」と、地団駄を踏んでいた、そんな私。
だがしかし。近年の単身世帯増加ゆえか、今年に入ってから、ポツポツと私のニーズに合ったモノが、散見されるようになってきた。
この「ニッポンハム レストラン仕様ミートソース」も、そのひとつである。
牛肉をとろけるまで煮込んだという、この製品。実売価格は、コープさっぽろで、税込409円だった。
3分ボイルするだけの、お手軽レトルトパウチ食品。
4袋入りなので、1食あたり102.25円という、リーズナブルさが光る。
ガス代と洗い物削減の観点から、例によって、ひとつの鍋で調理。
まずはスパゲティを沸騰したお湯に入れ、時間差でレトルトパックを投入するのだ。
栄養バランスを鑑み、ミニトマト3個を皿に添え、固形コンソメをお湯で溶かしただけのスープをプラス。
トマトの甘味と香味野菜のコクのあるソースは、なかなか秀逸である。
ちょっと残念だったのは、「牛肉挽き肉」が、本当にとろけてしまっていて、ミートソースの醍醐味である「舌で転がる挽き肉のザラつき感」に、やや欠けていたことだ。
とはいえ、一食100円そこそこなのだから、そこは納得すべきであろう。
私のささやかなニーズに応えてくれたニッポンハムに、大いに感謝なのだ。