獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

「麺匠 空雪」の「焦がし味噌ラーメン」

2017年09月08日 | 麺’s倶楽部

    
 
    
 「フレンチブルーピクニック2017」を堪能した後。
 尾車氏と私は、千歳アウトレットモールレラ内の「千歳ラーメン博覧会」にて、遅めの昼食を摂ることに。
 


  
 カンカンガクガクの議論を戦わせた末。
 我々取材班2名は、「麺匠 空雪」の、正統派札幌味噌ラーメンをいただくことで、意見の一致を見た。
 14時03分に、そこのカウンター席に着席。
 共にオーダーしたのは「焦がし味噌ラーメン」(税込850円)である。
 

 そして14時08分。
 それは迅速といっていい待ち時間で、目前に供された。


 私が最も愛する製麺会社である「さがみ屋」の、中太ちぢれ麺!
 その鮮やかなイエローと、ぷりぷりの食感に、すでに私は恍惚の人となる。


 そして、シャッキリと瑞々しい、甘みのほとばしる長ネギ!


 さらには、そこに加わる「焦がしネギ」が、このラーメンのハイライト
 こんなに真っ黒焦げなのに、まったく苦みがなく、ほどよい焙煎風味をそこに加える、きわめて重要なバイプレイヤーなのだ。


 スープに点在するこの「焦がしエキス」は、上手に焙煎風味を演出し、「苦くてイヤな後味」は皆無!
 なぜなんだろう?どうしてこんなに薫ばしさだけが上手く抽出されてるんだろう?
 まさに、晩夏の昼のミステリーである。


 くにゃっと柔らか目のメンマと、シャキッと歯応えを残したキャベツが、これまたダブルファンタジー!


 油膜がしっかりとフタをして、最後まで冷めない、アッツアツの味噌スープ。
 味噌なのに、そのお味は、どことなく醤油味っぽさを携えて、私の五臓六腑に浸透する。
 そこはかとなく山椒がかほり、オイリーなのにべとつかないこのスープは、デリシャスを通り越してデリーシャス


 さらには、肉厚ででかく、しかもしなやかで柔らかい、このチャーシュー。
 それは、まさしく、こころのボーナス


 沈殿したひき肉たちを救出するため、スープは完飲せざるを得ない。
 いわゆる「ひき肉トラップ」である。
 そして14時25分に、全ては、私の体内に収まった。
 

 「麺匠 空雪」のラーメンは、まさに、胸元を鋭く抉るカミソリシュートだった。
 また、来年のFBPの際は、ココのラーメンをいただこう(^^)

コメント
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