「フレンチブルーピクニック2017」を堪能した後。
尾車氏と私は、千歳アウトレットモールレラ内の「千歳ラーメン博覧会」にて、遅めの昼食を摂ることに。
カンカンガクガクの議論を戦わせた末。
我々取材班2名は、「麺匠 空雪」の、正統派札幌味噌ラーメンをいただくことで、意見の一致を見た。
14時03分に、そこのカウンター席に着席。
共にオーダーしたのは「焦がし味噌ラーメン」(税込850円)である。
そして14時08分。
それは迅速といっていい待ち時間で、目前に供された。
私が最も愛する製麺会社である「さがみ屋」の、中太ちぢれ麺!
その鮮やかなイエローと、ぷりぷりの食感に、すでに私は恍惚の人となる。
そして、シャッキリと瑞々しい、甘みのほとばしる長ネギ!
さらには、そこに加わる「焦がしネギ」が、このラーメンのハイライト。
こんなに真っ黒焦げなのに、まったく苦みがなく、ほどよい焙煎風味をそこに加える、きわめて重要なバイプレイヤーなのだ。
スープに点在するこの「焦がしエキス」は、上手に焙煎風味を演出し、「苦くてイヤな後味」は皆無!
なぜなんだろう?どうしてこんなに薫ばしさだけが上手く抽出されてるんだろう?
まさに、晩夏の昼のミステリーである。
くにゃっと柔らか目のメンマと、シャキッと歯応えを残したキャベツが、これまたダブルファンタジー!
油膜がしっかりとフタをして、最後まで冷めない、アッツアツの味噌スープ。
味噌なのに、そのお味は、どことなく醤油味っぽさを携えて、私の五臓六腑に浸透する。
そこはかとなく山椒がかほり、オイリーなのにべとつかないこのスープは、デリシャスを通り越してデリーシャス!
さらには、肉厚ででかく、しかもしなやかで柔らかい、このチャーシュー。
それは、まさしく、こころのボーナス!
沈殿したひき肉たちを救出するため、スープは完飲せざるを得ない。
いわゆる「ひき肉トラップ」である。
そして14時25分に、全ては、私の体内に収まった。
「麺匠 空雪」のラーメンは、まさに、胸元を鋭く抉るカミソリシュートだった。
また、来年のFBPの際は、ココのラーメンをいただこう(^^)