例によって、その日もカップめんランチ。
セイコーマートで購入のPB商品「山わさび塩ラーメン」である。
税込100円というリーズナブルな価格が、財布の軽い私にとって、喜ばしい。
道産子の私にとって、「山わさび」は、我が家の庭にも植えられているような、ポピュラーな存在である。
だが、日本全体において「山わさび」は、「本わさび」の陰に隠れた、野に咲く月見草のような存在なのかもしれない。
具はあらかじめカップの中に開けられているが、「粉末スープ」は別袋である。
それは「山わさびパウダー」の辛みが抜けてしまわないようにとの配慮なのでありましょう。
お湯を注いで3分後。
それはグリーンエイジで端整な顔立ちで、完成した。
その丸麺は、言ってみれば、「日清系」ではなく「エースコック系」の、味わい&食感だ。
鶏肉そぼろの存在感は希薄だが、キャベツ&なるとは、価格を考えると、大盤振る舞いの入りである。
主役の塩スープは、ベースはスッキリとした塩味ながらも、ツーンと鼻に抜けるわさびテイストが心地よい。
そしてその辛さは、尾を引かない、駆け抜ける風の様なイメージ。
美しいが手厳しい女性に頬を打たれた時のような、痛みの後の爽快感。
これで税込100円ならば、悪くない。是非、また買おう。