日曜の朝。
私は妻とともに、「トンネウス沼」に居た。
狙いはもちろん、飛ぶ宝石の異名を持つ「カワセミ」さんである。
そこに着くやいなやの、7時54分。
幸いなことに、沼のほとりの小枝にたたずむカワセミさんを、いきなり発見
ちょっとおなかが黒ずんでおり、脚の色が渋いピンクなので、「若鳥くん」であろうと思われる。
7時57分。
若鳥くんは、ほど近くの別の木に移動し、羽繕いを始めた。
この日は風が強く、バードウォッチングにはあまり良くないコンディションで、揺れる草が写真に写り込んでしまう。
しかしながら、せっかく逢えたカワセミさん。
私は、本能のおもむくままに、シャッターを切り続けた。
7時58分に、彼(もしくは彼女)は、ほど近くの別の木に、移動。
若鳥であっても、背中のメタリックブルーは、まさに宝石のような輝きである💎
獲物を狙っていたであろう彼(もしくは彼女)は、しばらくの間、この枝から離れようとはしなかった。
撮影者の私にとっては、ありがたいことこの上ない
その、眩しいほどの、真摯なまなざし。
しかしながら・・・
若鳥くんは、この場所で獲物を見つけることは、出来なかった模様。
そんなワケで、8時08分。
若鳥くんは、また別の木へと、移動。
しかしながらその場所は、日照条件が悪く、カワセミさんの美しさがレンズに反映されにくい場所であった
しかしながら。
そんな悪条件でも、背中のメタリックブルーは、きらびやかに輝く
その場所で彼(もしくは彼女)は、低く構えた姿勢で、獲物が射程範囲に来るのを、じっと待つ。
そんなおりの、8時20分。
妻が、向こう岸にもカワセミさんが居るのを、発見した。
かなり遠かったので、精一杯のズームでも画像が粗いが・・・
この方は、成鳥の♂だと思われる。
羽色の鮮やかさに加え、サーモンピンクの脚。
そしてくちばしが、若鳥くんよりも、明らかに長い。
彼は、そこでひととき「ホバリング」した後に、どこかへ飛び去ってしまったのでありました。
そして、8時26分。
さきほどの若鳥くんは、日の当たる場所に移動してくれたのだが・・・
彼(もしくは彼女)もまた、それからほどなくして、「捕食シーン」を私に見せてくれることなく、どこかへ飛んでいってしまったのでした
我々夫妻は、スーパーへの買い物の時間になったため、8時51分に撤収。
しかしながら、曲がりなりにもカワセミさんたちを撮影できたので、おおむね満足であります
そして、昼食を終えたあと。
私はどーしても「カワセミさんの捕食シーン」を撮影したかったので、ふたたびトンネウス沼へ。
13時21分にそこに着いたのだが・・・
これまたありがたいことに、「いつもの木柱」に、すでにカワセミさんが佇んでいてくれたではありませんか(^^)
真正面から見る、すっくと立った、カワセミさんの姿。
それはなにか「ペンギン風」とも、いえましょう🐧
そして、やや遠い位置だったので、より撮影条件のいい場所で撮ろうと私が移動を始めたところ・・・
案の定というか、やっぱりというか。
この方は、そそくさと、どこかへ飛んで行ってしまいました
私がこのトンネウス沼で、カワセミさん撮影に成功した頻度が多いのは。
前述の「いつもの木柱」に加え、👆の写真の赤丸で囲んだ「ほとりの木の枝」である。
かくなる上は、そこで待つしかない・・・と考え、その場所におもむいたところ。
13時30分。
案の定、若鳥くんがそこにいてくれた(^^)
しかしながら・・・
撮影できたのは、👆の2枚のみ。
もっと鮮明な写真を撮るべく、抜き足差し足で接近を試みた瞬間。
この方もまた、飛び去ってしまったのでありました(涙)
なので、やはりじっくりと「いつもの木柱」にカワセミさんが来るのを待とうと、私は決めた。
14時04分。
「西側の木柱」に来たのは、「マガモ♂エクリプス」くんだったが・・・
可愛らしいので、取りあえず撮影。
それからほどなくの、14時06分。
期待のスーパーアイドルであるカワセミ(成鳥)さんが、期待通りに「東側の木柱」に来てくれたじゃありませんか
しかしながら。
撮影できたのは、👆の1枚のみ。
ホンの数秒の滞在だった、彼。
期待の「捕食シーン」の撮影をさせてくれることは、なかったのであります
とはいえ。
自分の生涯で、「最も多くカワセミさんを撮れた日」であったことは、間違いない。
トンネウス沼よ、本当に、ありがとう
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