South Is. Alps
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Coromandel, NZ
Square Kauri
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Lake Griffin
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『母なる夜』

カート・ヴォネガット、1984、『母なる夜』、白水ブックス

主人公ハワードは、対戦中のドイツとアメリカの二重スパイ。なりたくてなった訳でもなく、成り行きでそうした状況にいきつく。
やがては戦争が終わり、すんでのことでドイツ崩壊のさなか、アメリカに救われてニューヨークにひっそりと住みつく。しかし、かれのもとに、アメリカのファシスト、ソ連のスパイ、シオニストがやってきて、引っ掻き回す。
彼の愛した妻を大戦中に失い、ハワードをソ連に拉致すべく餌としてニューヨークに送られてきた彼をこよなく愛してきた妻の妹を失い、そしてまた、こうした、混乱の中を、またまた、アメリカのスパイの元締めが彼を救う。
しかし、かれのよすが、あるいは、アイデンティティはもはや、イスラエルの戦犯裁判に自首するしかないほどに追い込まれる。しかし、ここにもアメリカのスパイの元締めから、彼を救うべく手紙が裁判所当局におくられる。かれには、戻る場所はどこにもなく、「Auf wiedersehn!」のことばを残し・・・。

ハワードのように劇的な右往左往はないかもしれないが、われわれ誰しもがおくるこの人生、それでも、決別のことばを残して去るのかそれとも、喜びのことば、あるいは、悔悟の涙・・・?。われわれの人生の不条理を描くヴォネガットの名作。

母なる夜
カート・ヴォネガット,池澤 夏樹
白水社

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2007-12-11 23:16:21 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


名駅「キャッスルプラザ」

今夜は職場の忘年会で、名駅の「キャッスルプラザ」の宴会場へ。今回のパーティは、テーブルセッティングはあるが、立食のように料理を取りにいくというビュッフェスタイルとあって、みんなものぐさく最初に座った場所から動こうとせず、今ひとつしらける忘年会となった。意地でも座らないと思って、立ち続けたが、最初は一人だけで、ようよう、最後の頃は、2割ほどが席を立ってしゃべり始めたけれど・・・。
一年に一二度なんだから、壁の花にならずにみんなたって話そうよ!と思うのは、ごく少数派ということであったようだ。お開き宣言と同時に、会場を離れた。

2007-12-11 21:46:17 | 夕食・パーティなど | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )