『純米酒を極める (知恵の森文庫)(Kindle版)』
上原浩、2014、『純米酒を極める (知恵の森文庫)(Kindle版)』、光文社
著者の純米酒が日本酒であって、そのことを普及していくことに使命感を持っていることがよく伝わってくる。また、日本酒づくりの技術についても、そのあらましを伝えてくれる。ただ、独特の言い回しがあって、なかなかわかりにくい。しかし、巻末のグローサリーによって、その理解が進むのはありがたい。
様々な問題についての、蔵元や醸造担当者、消費者の問題点や課題を指摘していて、どれも正鵠を得ているとおもわれる。しかし、状況がやむを得なかったからとして、ご本人も含めて、国税庁や酒造技術指導の立場からの純米酒を一時にせよ廃れさせたことの自己反省が甘いと思う。責任の重さからすると、行政指導が現在の日本酒の衰退を招いたことは責任を免れないと思うのだが。
著者の純米酒が日本酒であって、そのことを普及していくことに使命感を持っていることがよく伝わってくる。また、日本酒づくりの技術についても、そのあらましを伝えてくれる。ただ、独特の言い回しがあって、なかなかわかりにくい。しかし、巻末のグローサリーによって、その理解が進むのはありがたい。
様々な問題についての、蔵元や醸造担当者、消費者の問題点や課題を指摘していて、どれも正鵠を得ているとおもわれる。しかし、状況がやむを得なかったからとして、ご本人も含めて、国税庁や酒造技術指導の立場からの純米酒を一時にせよ廃れさせたことの自己反省が甘いと思う。責任の重さからすると、行政指導が現在の日本酒の衰退を招いたことは責任を免れないと思うのだが。
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