『図南の翼 (となんのつばさ) 十二国記 6 (新潮文庫)』
恭国の首都の恵まれた家に生まれた少女珠晶は、恭国の王となるべく登極を志し、蓬山をめざす。彼女は自分が王になることをもちろん目途とするが、しかし、それは、父をはじめ、だれも、王不在の混沌とした王国を救うために立とうとしないことを憂いてのこと。彼女は、妖魔をとらえて飼いならす朱氏になってもいいと思っている。蓬山をめざす旅で彼女は様々な人に出会い成長を重ねる。この物語はまさに、今、この国に生きる少女たちに読んでもらいたいとおもう。
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