東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

保護した鳩の治療

2005年02月10日 | 田舎暮らし
1日に保護した鳩は、羽にかなりの傷を負っていたので助からないと思っていました。また、羽の傷以外に右腿もかまれたのでしょうか、傷口は小さくても深い傷を負っていることがわかりました。足の太腿をよく見ると、内出血しているために全体が黒く変色しており、かなり壊死が進んでいました。二日後に、やむなく動物病院に連れて行きました。その動物病院は犬猫などを専門にしているので困った顔をされました。それで、その病院から「野鳥の会」に連絡をしてもらったらびっくりしました。同じ野鳥でも鳩とカラスは保護しないとのこと。つまり、駆除対象の鳥なので治療しないとのことでした。仕方ないので、鳥専門の動物病院に電話すると、あいにく休診でした。ただ、動物病院の先生の好意で抗生物質を微量いただきました。こうして約一週間経ちましたが、抗生物質が効いたのかまだ生きています。餌もよく食べるようになりました。食べるものをよく観察すると、トウモロコシのような大粒の餌を好むようで小麦のような小粒な餌は後回しで食べているようです。糞も保護したときは水っぽかったですが、今はしっかりした形のものが出ています。危機は脱したようです。ただし、足はまだ化膿したままのためでしょうか太く腫れています。羽は少し曲がったままですが、直りつつあるようです。このままでは、飛べるようになるには一ヶ月以上かかる見通しです。足は治らないと思います。早く直って再び大空を飛べるようになるといいな、と思いつつ見守っています。
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