東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛を入手

2005年02月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

                       羊の名前は「ナズナ」


 飼っている羊の原毛をもらいに瑞穂農芸高校へ行ってきました。刈ったそのままの原毛のため、汚れがついていたり油分を含んでいます。このため、毛糸にする前に洗浄しなければなりません。
 羊一頭分の原毛をザックの中に押し込んだ後、畜産科内を見学させていただきました。写真は原毛を刈った羊です。この羊には愛称がついています。この羊は、年齢が高いためこの春に新しい羊が一頭入るそうです。そういえば、私が幼児の頃に家で羊を飼っていました。幼児当時は羊は巨大に見えましたが、大人になった今は羊が小さく見えました。猫類は昼間目のひとみが縦長になりますが、ヤギ、羊の仲間は横長になるのでとてもかわいいですね。
 あと見せていただいた動物は、馬、牛、犬、タヌキ、さる、豚、アヒル、ニワトリ、カメレオンなど多数です。どういうわけか猫はいませんでした。ちなみに牛(ホルスタイン種)はきれいに毛まで刈ってあり、地べたには木屑がきれいに敷いてありました。糞はどこにも見当たりませんでした。担当の生徒がすぐに持ち去るのでしょうね。
 飼育している動物のなかで犬はとても人気があるそうで、犬の担当になるのは競争率がとても高いそうです。犬を担当している生徒が、掃除しながら楽しそうにたくさんの子犬とじゃれていました。社会経験が極めて少ない高校生が多い中、動物と直にふれあう教育を受けているこのような農業高校はとても貴重だと思いました。ただ卒業後農業関係への就職は厳しいとのことで、現代日本の農業衰退を垣間見る思いでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする