東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

中古ハンマナイフモアの回転刃を交換(3/3)

2013年02月01日 | 農機具,工具

 続いてハンマーナイフモアの刃の交換作業をしています。1日1列しか交換できません。今回が3日目で、ようやくすべての刃を交換することができました。一般的な草刈機は刃が一枚です。このため、その1枚だけを交換するだけで済みます。ハンマーナイフモアは、15枚以上あるため、単純に考えれば15倍の手間と時間がかかります。

       刃を交換しやすい体勢に         1枚(一対)の刃、これが15個ある
 

 交換作業をしていると、だんだん交換の要領がつかめてきました。その要領の一番は、割りピンの外し方です。最初、おたまじゃくし状の尾の部分を叩いて抜いていました。しかし、この方法は尾が割れたり曲がったりして、結局割ピンが壊れるケースが続発しました。何度かトライしているうちに、割ビンの首から頭に向けて叩けば、意外と簡単に抜けるのです。

          〇の方向に叩き込むと簡単に割ピンが抜ける、×の方向はダメ


 この割ピンの首から頭に向けて叩く方法を知ってから、割ピンが壊れなくなりました。この方法はその道のプロにしてみれば、当たり前の方法だと思います。いろいろ苦労しながらやってみて初めて分かりました。抜いた割ピンはハンマーでまっすぐになるように整形します。そして、刃を入れ替えた後、再びピンにはめ込みます。

      だんだん割りピンが抜ける         曲がった割ピンをまっすぐに整形
 

 ところで前回、壊れた割ピンの代わりに釘を用いて応急処置しました。DIYのお店で割ピンがないかどうか探していたら、ちょうど同じ割ピンが見つかりました。しかもステンレスの割ピンです。この割ピンを使えば、もう錆びつくことは無くなると思います。釘で代用した割ピンを取り外して、購入した割ピンをはめ込みました。

   購入した割ピン、右は錆びた割ピン    新品のステンレス割ピンをはめ込む
 

 はめ込んだ新品の割ピンは曲がっていないので、スムーズにピンの穴に入りました。そして、割ピンの裾を二つに割るように曲げました。ハンマーナイフモアは高速で雑草を粉砕しまた。その草のかけらが割ピンに絡みつかないように、丸くなるように強く曲げておかなければなりません。今回、3個の新品ステンレス割ビンを使いました。今後は、最低でも2年に一度は刃の摩耗度や割ピンをチェックする必要があると思います。

          粉砕した草が絡みつかないように、丸く強く割ピンの裾を曲げる


 ところで、最後の刃一つが全く交換できません。ピンがどうしても抜けないのです。割ピンは抜けたのに、ピンがまったく抜けません。このような時、ピンがはまっている外側をバーナーで熱します。熱で膨張して抜けやすくなるのです。このようにして無事ピンを外して、最後の刃を交換することができました。刃の交換(入れ替え)に多大な時間を取られてしまいました。次回、空いた日に畑の雑草をきれいに刈って粉砕しようと思います。やれやれ、無理な姿勢での刃の交換に疲れました。

     バーナーを熱してピンを外す            これで刃をすべて入れ替え
 

コメント
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