東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

植林が好きだった父をしのび植樹(赤松) 2/3

2013年02月11日 | 家族関連

 届いた苗木のうち、今回は赤松苗10本を植樹しました。赤松は、私の自宅周辺に普通に生えている樹木です。しかし、我家の後ろの山に生えている赤松林が、どうしたわけかほとんどが枯れてしまいました。その枯れた赤松を補うための植林です。

            ほとんどが枯れてしまった我家裏山の赤松林


 この赤松で思い出すのは、私が子供の頃に父方祖父と我家近くにある高塔山の赤松林によく行ったことです。赤松林の根元に生える松茸(まつたけ)を採取するためです。しかし、どういう訳か、だんだん松茸が取れなってきました。私が小学校高学年の時、祖父と一緒に松茸を取りに行きましたがまったく取れませんでした。その時、松の根元を引っかくようにして探している祖父の姿を覚えています。以降、松茸を取りに行ったことはありません。

    今回植林した赤松苗10本            植え穴をクワで掘る
 

 私は専門家ではないのでよく知らないのですが、椎茸(しいたけ)は枯れたり伐採したこならくぬぎの幹に生えます。しかし、松茸は生きた松にしか生えません。このため、松茸は椎茸のようには簡単には栽培できません。枯れた赤松を再生すれば、もしかして昔のように松茸が取れるようになるのでないかと思います。松林にひょっこり出た松茸を思い出します。松と共生する松茸を人間が取りすぎたために松茸が死滅して、その結果として松が枯れたのかなとも思います。松茸は松にとっての菌根菌なのではないかと思います。

      ポットから苗を抜いて移植          移植後、根元に土を埋めて水やり
 

 この春無事に赤松の苗が活着すれば、来年も引き続いて苗を植えようと思います。実現は難しいと思いますが、何年か先に松茸が取れるような松林にできればと思っています。松茸は無理としても、数年かけて青々とした松林を再生したいと思います。
 私が子供の頃、高塔山の尾根伝いに八海のバス停に行き、そこからバスに乗って柳井や平生に行きました。今のような舗装道路が無い頃のことです。また、山の尾根伝いに鳥越,旭地区などに遊びに行くこともできました。その頃の豊かな高塔山を思い出します。

             植樹した赤松苗10本、この春に活着するでしょうか

コメント (2)
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