東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

平生町 こびとのおうちえん、般若寺を訪問

2015年10月08日 | ふるさと

 一昨日久しぶりに、平生町にある「こびとのおうちえん」をMさんと一緒に訪れました。訪問時、おうちえんのOさんは魚をさばいているところでした。去年Oさんに平生の大岩をいくつか案内していただきました。そのせつはお世話になりました。なお、私がさしあげたシイタケ用原木には、今シイタケが生えているそうです。
 ところで、おうちえんに着いた頃、数人の男の子が枝にぶら下った柿を取っているところでした。、柿をもぐために加工した竹竿は作ってもらったようです。その竹竿を使って器用に柿を落としていました。柿は禅寺丸でしょうか。ニワトリさんは、いつもはおうちえん周辺を自由に駆け回っていますが小屋の中でした。山羊も元気でした。

 おうちえん周辺景色   柿を落としている子供達   ニワトリさんは小屋の中
  

 普通の幼稚園や保育園の遊具は、ブランコ、シーソー、つるつるお山などです。しかし、おうちえんでは、見ところそのような遊具らしきものは見当たりません。遊具と言えば、使い終わった木切れ,子供用手作り一輪車,木からぶら下った紐,古道具などでしょうか。子供達はそれらを器用に使ったり、広場に絵をかいたり、鬼ごっこしたり、ターザンごっこをしたり、自分たちで楽しそうに遊びを見つけていました。

     ターザンごっこ、地面にお絵書きなど、各自工夫して遊ぶ


 与えられた遊びではなく、自分たちで遊びを見つけ工夫するのは良いですね。しかも、時間割や規則などもゆったりとしているようでした。でも、しっかりと大人達に見守られているのです。昭和30年代以前の遊び方のようにも見えました。とても懐かしい風情でした。私も、子供達の輪の中に入って少し遊びました。子供達の昼食頃、おうちえんを出ました。お昼タイムになったので、Mさんと平生町でアジ定食を食べました。とても美味しかったです。

 広場でお絵書き遊び  童心に戻り子供達と遊ぶMさん  美味しかったアジ定食
  

 お昼を済ませると、般若寺のFさんを訪問しました。般若寺は、2年位前のウォーキングで来て以来です。般若寺のいろんな場所を案内していただきました。さらに、お浄めまでしていただき、ありがとうございました。Fさんは90代目ご住職です。肩に重責がかかっているのでしょう、般若寺にまつわる故事や熊毛王などについて熱く語っておられました。

 大畠瀬戸と周防灘が見える仁王門    眼下に見える平生町を説明するFさん
 

 般若寺の各所を案内していただいた後、お茶などをいただきました。お接待、感謝いたします。その後、本堂横を通って展望台に行きました。この展望台は最近開墾したとのこと。土穂石川,新庄,赤子山,平生方面が見渡せました。そして、その向こうに周防灘があり、さらにその向こうに姫島,国東半島,湯布院岳などの山々が見渡せました。光市と田布施の境界の千坊山や呉麓山もくっきり見えました。

       般若寺の展望台から、平生町方面を見下ろして


 今から千年ほど前、この展望台からは広大な海が見えました。般若寺がある上関半島は、かつて島だったのです。しかし、江戸時代に干拓されて平生の海は後退し、今は平生湾しか海が見えません。海の痕跡は、溜池である天池(あまいけ)として残っています。

        今回訪問した、こびとのおうちえんと般若寺

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