上関半島の平生町,上関町,そして柳井市の神社を初詣したのですが、上関町長島の神社まではとても回れそうもありませんでした。そのため、実は正月前にお詣りを済ませておきました。回ったのは蒲井,四代,白井田,そして戸津の神社です。
蒲井八幡宮の鳥居 蒲井八幡宮の本殿 本殿近くの祠
最初に行ったのは蒲井です。長島のほぼ中央の南側にある街です。室津から祝島への連絡船が立ち寄る港があります。20年位前、照光寺前には田んぼが広がっていました。しかし今、田んぼで稲を作る人がいなくなったようです。埋め立てしたのか、田んぼ跡に宿舎のような建物があります。さて、蒲井八幡宮に行きました。この神社はこんもりとした林に囲まれていました。ご神体と思われる大木があります。
お正月の飾りつけがされた、ご神体と思われる大木
続いて長島西端にある四代に行きました。江戸時代初めここに上関勘場がありました。勘場はその後上関に移り、幕末までに田布施町麻郷の米出に移りました。四代八幡宮に行くと、お正月の飾りつけが終わっていました。蒲井もそうですが、四代はいつ行っても静かです。しかし、帰省している方々がいるようでいつもより賑やかでした。
四代八幡宮の鳥居 四代八幡宮の本殿 湯銭の儀のよう?
続いて、蒲井の反対側にある白井田に行きました。そして、白井田八幡宮に行きました。ちょうどお正月の飾りつけの最中でした。大鳥居の注連縄を張ったり、各祠に注連縄を張っておられました。境内にシートを広げて座り、手で縄を編んでいる方もいました。その方といろいろとお話をしました。その昔はどんでん祭をするなど、八幡宮はとても賑やかだったそうです。田布施町ではどんでん祭の話を聞きませんが、佐賀の白鳥神社では今でもお祭りするようです。
白井田八幡宮の鳥居 みごとな石階段 白井田八幡宮の本殿
白井田八幡宮を見学していると、田布施麻郷の高松八幡宮との関わりを示す昭和四年の書状がありました。白井田八幡宮と高松八幡宮の関わりを初めて知りました。今でも高松八幡宮の宮司さんが講話に来られるそうです。なお、お正月は沼八幡宮の宮司さんが来られるとのこと。元々は白井田にも宮司さんがおられたそうですが、造船の仕事が忙しく辞められたそうです。
特別に見せていただいた白井田八幡宮の奥殿の飾りつけ
白井田八幡宮でお正月の準備をしてる方々とお話をしたため、すっかり時間が過ぎてしまいました。急いで戸津(へつ)に行きました。戸津に着くと、戸津八幡宮をお詣りしました。すでにお正月の飾りつけが終わり、鳥居には注連縄が張ってありました。また本殿も飾りつけが終わっていました。手水石の建物そばに立って休憩しました。
戸津八幡宮の鳥居 戸津八幡宮の本殿 手水石の建物
続いて竈八幡宮に行く予定でした。しかし、戸津八幡宮までにだいぶ時間が過ぎていました。竈八幡宮はお詣りしたことがあるため、今回は諦めました。その他、竜宮社,菅原神社,住吉神社も行くことができませんでした。
お詣りのために通った上関町長島のコース