東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 10/29 (染色3/5)

2020年07月03日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紅花に続けて藍染めをしました。皆さんと藍の移植をした後、余っていた藍を使って染めました。1ヶ月ほど前、その藍の生葉をミキサーで粉砕しました。そして、3日ほど発酵させたものにアルカリを加えて保存しました。今回は、その液を使っての藍染めです。やや発酵臭が残っていましたが染色できました。紺屋のようには濃く染色できませんが、それなりに味わいがあるのでこれで良しとしました。

     紡いだ毛糸を薄く藍染め、薄くともそれなりの味わい


 藍染めと言うと、化学合成された染料を使ったり、すくもと呼ばれる発酵藍を使うことが多いと思います。私はそれを使うほどには濃く染めません。収穫した藍葉を天日乾燥させた葉を使ったり。生葉だけを使ったりと、数種類の方法で気ままに染めています。

ミキサーで粉砕(1ヶ月前)    汁を絞り取る       粉砕された藍葉
  

 発酵させた粉砕藍葉を、水と一緒にボールに入れて還元剤を加えます。以前は還元菌を増やしたりしていましたが栄養を与えるなど管理が大変です。今は還元剤を使っています。藍染め液に毛糸を10分位浸してから引き上げます。すると最初は黄色に染まっています。しかし、黄色からだんだんと青く変色します。

 藍染め液に浸す       最初は黄色     だんだんと青色に変色
  

 毛糸全体が青く染まったことを確認すると、強く絞ります。そして、流水で藍染め液を洗い流します。この流水に浸けることで、青が引き締まるような気がします。何度も水で綺麗に洗った後、風の当たる場所で天日乾燥しました。

    藍の染め液を絞り取る       流水で、染め液を洗い流す
  

コメント
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