東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

スイカなどを害獣から守るため、今年も電気柵を設置

2020年07月22日 | 野菜:果菜

 梅雨が明けていないと言うのに何という暑さでしょう。草刈りの毎日ですが、午後スイカなどを害獣から守るため電気柵を設置しました。7年前から毎夏設置しています。害獣とは、我家の周りに住んでいる主にイノシシ,タヌキ,アライグマ,アナグマです。キツネ,イタチ,テンなども住んでいますが、肉食なので害獣ではなくむしろネズミなどを食べてくれる益獣です。たかだか2時間程度の設置作業でしたが、熱中症の前段階か頭が少し痛くなりました。電気柵を設置後、水分をとって涼しい部屋で休みました。今の時期、やはり午後2時前後の農作業はやめた方が良さそうです。

       熱い日差しの中、害獣避けの電気柵設置作業


 電気柵は6,000ボルトの電気が通電しています。電流が大きくないとは言え、感電すると相当な痛みが走ります。人間で相当な痛みですので、小動物ではもっと痛いはずです。タヌキが感電するところを偶然見ました。電線に触れた瞬間、悲鳴のような鳴き声を出して飛び跳ねました。

   設置場所を均す    設置個所の距離測定    電気柵保管箱
  

 電気柵を張り巡らせる場所を決めると、その個所を耕運機で均しました。そして、農作業小屋から電気柵を保管している箱を持ってきました。箱から杭を取り出して、電線を通す碍子を取り付けました。杭は20本近くもあり、碍子を取り付けるのに時間がかかりました。続いて、その杭を1~2m間隔で打ち込みました。害獣が押しても倒れないように、深く打ち込みます。

 杭に碍子を取り付け      杭を打ち込む     電線を張り巡らせる
  

 畑全体を囲むように杭を打ち込むと、電線を張り巡らせました。それが終わると、6,000ボルトの高圧電気を発生させる装置を置きました。そして、プラス側を電線に、マイナス側をアースに繋げました。これで電気柵の設置完了です。最後にスイッチを入れ、6,000ボルトの電圧が出ていることを確認しました。まさか手で触って確認するわけにはいきません。専用の検電装置を電線に接触しました。すると、6,000ボルトの電圧バルスが出ていることが確認できました。今後は、雑草や落ちた枝などが電線に引っかかって漏電しないようにする必要があります。汗だくの電気柵設置作業でした。片付け後、すぐに涼しい部屋に行って休憩しました。今日の野良仕事はこれでおしまいです。

 6,000ボルトの高圧発生装置を設置     6,000ボルトの検電
 

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