東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 15/29 (整経)

2020年07月17日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 郷土館の新しいプロジェクト(展示会や体験)の検討で、経糸作りになかなか時間がさけません。そのプロジェクトとは、田布施町の織物や染物の歴史をたどる展示会です。そして希望者を募って、藍染め体験(絞り染め、叩き染め、型染めなど)をしてもらう計画を立てています。織物の歴史展では、江戸時代の綿や織物などの生産量を紹介したり、当時の綿栽培から反物を織るまでの分業体制を紹介しようと思います。また、記録などを元に当時の紺屋(染物屋)を紹介しようと思います。このプロジェクトのため、布作りが遅れ気味です。

        整経台の経糸、あやを取っている箇所


 ところで、紡いだ毛糸(横糸,経糸)で布を織るつもりでいますが、織機がなければ布を織れません。そこで、コットンクラブのSさんに卓上織機をお借りすることにしました。この織機、もともとはEさんが2年前にどなたかにいただいて持ち込んだ織機です。それを、EさんがSさんに譲ったものです。織機に「KARANKO」と刻印してありました。カランコ織機と呼ばれるのでしょうか。この織機を使って布を織ろうと思います。

 お借りした卓上織機    「KARANKO」と刻印    紡いだ経糸24本 
  

 織る布は、標準的な反物に合わせて幅は38cm位にします。長さは短くて70cm位、長くて1m位にしようかと思っています。模様は単純に3月に織り始めた布のようなチェック模様にしようかと思います。時間があれば、斜めや曲線模様を入れても良いかもしれません。まずは経糸120本を紡ぐことにします。焦らずのんびり作業しようと思います。

    織る布幅約38cmを予定      布幅が筬に収まることの確認
 

コメント
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